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魚を捌く初心者におすすめの種類や包丁は?練習の仕方は?

魚を捌く初心者におすすめの種類や包丁は?練習の仕方は?

魚を捌くのって初心者にはハードルが高いです。いざやろう!と思っても何からすればよいのか、どんな包丁を使えばよいのか悩みます。ここでは魚を捌いたことのない初心者におすすめの魚の種類や包丁、練習の仕方はをご紹介します。

魚を捌くのが初心者におすすめの種類は?

魚を捌く初心者におすすめの種類や包丁は?練習の仕方は?

初心者におすすめの魚の種類はずばり「サバ」です!

お値段も手ごろですし、スーパーでも丸々1匹の状態で見かけます。お安いので失敗しても罪悪感を感じませんよ。

サバは小さすぎず、大きすぎずちょうどよいサイズなのもおすすめの理由です。サバが見つけられない場合はアジもおすすめです。

サバよりサイズは小さくなってしまいますがサバと似た体の構造をしていますので捌きやすいですよ。

頭も大きすぎず、体が真っすぐで、背骨のしっかりした魚がおすすめです。背骨は魚を捌くときに目印となります。

魚を捌く包丁のおすすめはこれ!そのほか用意しておきたいものは?

魚を捌く初心者におすすめの種類や包丁は?練習の仕方は?

一番おすすめの包丁は出刃包丁です!名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

出刃包丁は、先のとがった分厚い包丁で重さがあり、耐久性に優れています。

厚さがあることで包丁の強度が増し、固い魚の背骨を切断することができて簡単に頭を落とせます。

出刃包丁は大きさが色々ありますのでお好みで好きな大きさのものを選んでくださいね。

包丁にも右利き用と左利き用がありますので自分の利き手用のものを用意してください。右利き用には包丁の右側の面に刃が、左利き用には包丁の左側の面に刃があります。

そのほか魚を捌くときに用意しておきたいもの

  • キッチンペーパー
  • 汚れてもよい布きん
  • 小さめのポリ袋

これらのものを用意しておくとキッチンを汚さずに済みます。

キッチンペーパー

キッチンペーパーはたくさん用意しておいてください。

魚の表面の水けを吸ったり、汚れた手を拭くときも使えます。まな板が魚の血や内臓で汚れたら小まめにキッチンペーパーで拭きましょう。

汚れてもよい布きん

魚を捌いているとどうしても手が汚れます。

魚の血や内臓がついた手で魚の身を触ってしまうと汚れるので小まめに布きんで手の汚れをふき取ってくださいね。魚の血で汚れた布きんは使用後に除菌しておきましょう。

布きんを除菌するのも面倒に感じる方は代わりにキッチンぺーパーを濡らして用意しておくだけでも大丈夫です。

小さめのビニール袋

魚を捌くとごみが出てきます。鱗や頭、内臓などです。まな板の上にごみがどんどんたまっていくと作業しにくくなります。

広いまな板で作業するためにごみはすぐにビニール袋に入れてください。スーパーや百円均一で売っているキッチン用のポリ袋で大丈夫です。

このとき、袋の底にキッチンペーパーかいらない広告をたたんで入れておくとよいですよ。水分を吸収してくれるのでうっかり袋が破れてしまっても安心です。

魚を捌く練習の仕方は?コツってあるの?

続いては魚を捌く練習の仕方についてです。

基本の魚のさばき方には、2枚おろし、3枚おろしとあります。

  • 2枚おろしは魚の半身が2つ。1枚は背骨が付いたままの状態です。
  • 3枚おろしは2枚おろしにしたときにでた背骨のついたほうからさらに骨の部分を切り取って魚を3つのパーツにすることです。

初心者の場合は2枚おろしから練習しましょう。ここではアジを使ってその工程を説明していきますね。

ウロコを取る

まず初めに魚のウロコを取っていきましょう。ウロコ取りがあれば一番よいですが、ない場合は家にあるもので代用できますので安心してくださいね。

なんとスプーンやペットボトルの蓋でもウロコが取れてしまいます!
しっぽの方からなでるように取っていくのがコツになります♪

アジなどのゼイゴのある魚はこの工程で包丁でそぎ落としておきましょう。尾の方から包丁を入れて包丁を小刻みに動かしてそぎ落とします。

魚を捌く初心者におすすめの種類や包丁は?練習の仕方は?

頭をおとす

魚を捌く初心者におすすめの種類や包丁は?練習の仕方は?

順番としては頭を落としてから体に包丁を入れていきます。

  1. 頭のてっぺんから胸ビレ、腹ビレの順に線で結んだように一直線に包丁を入れましょう。
  2. 魚のお尻の穴に包丁を入れ、おなかから始まり頭の方にまで切り込みを入れます。
  3. 切れ込みを入れたら内臓を取り出して中をきれいに洗いましょう。

このときにまな板が血で汚れるのが嫌な方はまな板の上にラップをしいて上にキッチンペーパーをのせた状態で内臓を取り出すとまな板が汚れませんよ。

内臓を出し終わったらラップをキッチンペーパーごと丸めてビニール袋へ入れます。

内臓を取り出したら、流水できれいに洗いましょう。そしてキッチンペーパーで水けをふき取ります。キッチンペーパーの繊維が付かないようにやさしく拭いてくださいね。

切り身にする

魚を捌く初心者におすすめの種類や包丁は?練習の仕方は?

いよいよ二つに切り分けていきますよ!まずはおなか側から始めましょう。

  1. 身には包丁を入れずに先に皮だけ切ります。包丁の通り道を印付けするイメージです。
  2. その印に沿って包丁を少しづつ奥まで入れていきます。骨に刃が当たったら、骨からゴリゴリと身をはがすのをイメージしてゆっくり進みましょう。
  3. 背骨の真ん中まできたら一旦やめて、背中からも同じように切っていきます。

両側からの切り込みが繋がったら2枚おろしの完成です♪
もし身に腹骨が含まれていたら包丁でそぎ落としましょう。

まとめ

魚を捌くのって敷居が高く感じますよね。難しいので練習はやはり必要です。お手頃な値段の魚を使いどんどん練習しましょう

魚を捌けるのって料理の腕に自信が付きますよ!私も今は魚を自分で捌くことができますが、何度も練習し失敗しました。

自分が捌いた魚で作った手料理は私が作ったんだ!と堂々と胸を張って言えます。失敗を恐れずにぜひチャレンジしてみてくださいね。