きんぴらにしたり、炊き込みご飯に入れたりすると美味しいごぼう。
腸内環境を整える不溶性食物繊維や、血中脂質を下げる水溶性食物繊維がたくさん含まれていて、栄養素も豊富です。
そんなごぼうですが、下ごしらえがちょっと面倒だな~と思ったことはありませんか?
ここでは栄養も美味しさも逃がさない簡単にできる下ごしらえの方法、冷凍保存についてご紹介します。
Contents
ごぼうは皮はむかないでも食べられる?
ごぼうの下ごしらえで面倒なのは皮むきですよね。
でもごぼうの皮はむかなくても食べられるんです!
実はごぼうのうまみや風味は皮の近くにあるのでむかない方が美味しく食べられます。
また、ごぼうには抗酸化作用のあるクロロゲン酸というポリフェノールが含まれています。
鉄が酸素に触れると錆びるように、人間も身体の中の酸素で酸化し、老化につながってしまうのです。
そんな老化を予防してくれるポリフェノールは、ごぼうの皮の部分に多く含まれていると言われているのです!
ごぼうの皮にはなんと中心部の約2倍の量だというデータもあります。
皮を向かないことでおいしさ、栄養素を逃さず摂ることが出来ます。
皮をむかないと見た目や食感が気になる!
という方は薄くこそげ取るくらいにしましょう。
ごぼうは水にさらさないでもいいの?
ごぼうの下ごしらえをするとき、みなさん切った後すぐ水にさらしていませんか?
実はごぼうは水にさらさなくても大丈夫なんです。
ごぼうを水にさらした時、水が茶色くなりますよね。
あれ、先ほどご紹介したポリフェノールが溶け出してしまっているんです。
ある実験で水にさらしあく抜きしたごぼうと、あく抜きしなかったごぼうできんぴらごぼうを作り10人が食べ比べをしました。
その結果10人全員があく抜きをしなかったきんぴらのほうが、ごぼうの香り、うまみが強いと感じたんです。
水にさらすことで栄養もうまみも逃げてしまっていたんですね。
しかし、水にさらさないことで見た目が茶色くなってしまうことが気になる方もいますよね。
どうしても色よく仕上げたい場合は、酢水や水に短時間だけさらすようにしましょう。
ごぼうの下ごしらえ簡単なのは?
ここからは、どのように下ごしらえをしたらいいのかご紹介します。
ごぼうは乾燥すると中がスカスカになってしまい、食感が悪くなります。
買ってきた日にすぐに食べてしまうか、冷凍してしまいましょう。
ごぼうの簡単したごしらえ方法
まず、買ってきたごぼうはスポンジやふきんを使ってしっかりと泥を落としましょう。
このとき、落としにくい場合にはアルミホイルを丸めたものを使うのも良いでしょう。
でも、あまり強くこすり過ぎると皮がむけてしまうので、注意してくださいね。
おすすめの下ごしらえは電子レンジを使う方法です。
泥を洗い流した後、細かく刻む前に5cmの長さに切ってから500wで2分
温めます。
その後の調理時間も短く済みますし、少し柔らかくなっているので切りやすくなりますよ。
ごぼうを冷凍する方法!
冷凍保存の方法は2つあります。
- 生のまま大きく切って冷凍
- ささがきにして炒めてから冷凍
冷凍保存なら1ヵ月持ちます。
用途によって使い分けて保存すると次に使う時便利です。
生のまま大きく切って冷凍する方法
洗ったごぼうを5cmくらいの長さに切ります。ラップに一回分ずつに分けて包み、ジップロックなどの保存袋に入れて冷凍します。
使う時は凍ったままカットしてそのまま調理しましょう。
固くて切りにくいときは常温2~3分放置すると切りやすくなります。
この方法のメリットは時間がないときでも出来ること。
とりあえず買ってきたけど今日全部は使わない、でも今日は忙しくて大変!って時でも
簡単に保存できますよ。
自然解凍や、電子レンジで解凍してしまうと水分が出てしまい、栄養素が抜けてしまうので注意が必要です。
ささがきにして炒めてから冷凍する方法
ささがきにし、フライパンに油をひいて炒めます。
冷めてから保存袋に入れて平らにしてから冷凍しましょう。
ささがきにするのが難しいという方はピーラーを使うと簡単ですよ。
ささがきにする分、手間はかかりますが料理に使う時、包丁を使わなくて済みますし、炒めてから冷凍しているので調理時間も短くなるのですごく便利です。
また、油を使って炒めることで便通を良くする効果が上がるので便秘に悩んでる方におすすめです!
そのままお味噌汁に入れたり、きんぴらにしたりいろんな調理方法ができます。
まとめ
美味しいのはもちろんお腹の調子を整えてくれて、老化も防いでくれるごぼう。
皮をむかず、あく抜きをせずに簡単に下ごしらえをすることが出来ます。
楽して、美味しくて、栄養を逃さず摂れるなんて一石二鳥ですね。
冷凍保存などもうまく活用しておいしく食べましょう!