れんこんの下準備って、なんだか手間がかかりますよね。
れんこんを洗って、切って、水にさらして、調理する、、、なぜ れんこんにはひと手間かかる下準備が必要なでのしょう?
そこで!今回は「おすすめのれんこん下準備法」、そして「れんこんを水にさらす理由」と「下処理保存の方法」も一緒にご紹介します♪
Contents
れんこんの下準備おすすめはこれ!
れんこんの下準備には4つのプロセスがあります。 それぞれについて、一つずつ説明していきます♪
- れんこんを洗う
- 皮をむく
- カットする
- アク抜きする
まずは、れんこんを洗う最初のプロセスから見ていきましょう。
れんこんの下準備 プロセス①:洗う
最近は洗った状態で売ってあるれんこんも見かけますが、泥がついた状態で販売されているものもあります。
泥付きのれんこんを購入した場合は、必ず泥は落としてしっかり洗うようにしましょう!
もし、れんこんの穴に入っている泥が取れない時には、40℃のお湯に20分ほど浸しておけば、ふやけて泥が落ちやすくなりますよ。
れんこんの下準備 プロセス②:皮をむく
れんこんの皮をむく方法には2つあります!1つは包丁、もう1つはピーラーを使う方法です。
どちらの方法でも守るべきことがあって、それはれんこんの縦の繊維にそって皮をむくことです!
包丁の場合は、手にれんこんを持ち、包丁を切り口に当てて、下の方へ動かしていきます。
基本的にピーラーも同じやり方です。ピーラーの方が皮が均一に薄くむけるので、包丁よりもおすすめです♪
れんこんの下準備 プロセス③:カットする
れんこんのカットの仕方にはいろいろありますが、切る向きによってじつは食感が大きく変わってくるんです。
例えば、れんこんの繊維にそってカットするとシャキシャキした歯ごたえが残ります。
逆に、繊維を断つようにカットした場合には、歯ごたえが残らず、やわらかい食感に仕上がります♪
つまり、作りたいものによって切り方を変えれば、さらに美味しく仕上がる!ということです。れんこんの切り方については、最後にご紹介します。
れんこんの下準備 プロセス④:アク抜きする
じつは、れんこんのアク抜きの方法には2つあります。酢水を使うか、水を使うかのどちらかです。
酢水を使った場合には、酢がれんこんに含まれるデンプンの働きを止めるため、シャキシャキ感が残ります。
水にさらした場合には、やわらかく仕上がるため、煮物や炒め物など加熱する料理にはおすすめの方法です♪
れんこんを水にさらす理由と時間については、次に詳しく説明します。
れんこんを水にさらす理由や時間はどのくらい?
黒っぽく変色したれんこんを見たことがある方も多いでしょう。
これは、れんこんに含まれているポリフェノールの1つ「タンニン」のしわざなんです!タンニンは空気に触れると酸化して、れんこんを黒く変色させてしまいます。
酸化とは「ダメージを受ける」ことで、食べ物においては新鮮さがなくなることを意味しています。
この酸化を止めるには、、、切った後、れんこんを水にさらすことです!
水にさらすのに必要な時間は、「最低でも5〜10分」と言われています。ただ、水にさらしても100%変色しないわけではありません。
れんこんを水にさらした後は、できればすぐに調理したほうがれんこんの劣化が少なくてすみます。
でも使えない量のれんこんは、やっぱり保存したいですよね、、、。そこで!次にご紹介するのは「下処理したれんこんの保存方法」についてです♪
れんこんを下処理して保存する方法!切り方は?
では最後に、下処理したれんこんの保存方法と、れんこんの切り方について説明します。
まず、下処理したれんこんの保存方法には、冷蔵保存と冷凍保存の2つの方法があります!
冷蔵庫で保存すれば約 1週間持ちますが、冷凍庫で保存した場合には、約3〜4週間持たせることができます。
下処理したれんこんを冷蔵庫もしくは冷凍庫で保存する方法は、下記の通りです。
- 下処理したれんこんを保存容器に入れる。
- れんこんがかぶるくらいの水を入れる。
- 冷蔵庫で保存する。<注意点:水は毎日交換すること>
- 大きめのボウルに酢水を作る。<分量:水 500ccに対して、酢 小さじ1が目安>
- ①の酢水の中にれんこんを入れて、約5〜10分さらす。
- 5〜10分たったら取り出して、キッチンペーパーでれんこんの水気を拭きとる。
- 保存袋に入れて冷凍庫で保存する。
基本的には、カットしたれんこんは出来るだけ早く使い切るのがおすすめです。やっぱり少しでも新鮮な方が美味しく召し上がれます!
そして「料理別☆おすすめのれんこんの切り方」について下記にまとめますので、参考までにご覧ください♪
- いちょう切り・・・きんぴら、ソテー
- 乱切り・・・・・・いり鶏、筑前煮
- 厚めの輪切り・・・はさみ揚げ、天ぷら
- 薄めの輪切り・・・サラダ、酢のもの
「薄めの輪切り」についてはシャキシャキ感を残すために、酢水でアク抜きをした方がおいしく仕上がります。
いちょう切り・乱切り・厚めの輪切りについては、水でアク抜きした方が味が染み込みやすく、やわらかい食感に仕上がりますよ!
まとめ
れんこんの下準備には4つの工程があり、最後にアク抜きをしないとれんこんが黒っぽくなってしまい、見た目と味が悪くなります。
これを防ぐためにも「れんこんを水にさらすこと」がとても大事なことがわかりました。
下処理したれんこんの保存には冷蔵保存と冷凍保存がありますが、やはり新鮮なうちにできるだけ早く食べてしまうことをおすすめします。
そして、「何を作るか?」によってれんこんの切り方と、水と酢水のどちらにさらすかが変わってくることもお伝えしました。
れんこんの下準備は少し面倒ですが、これをマスターすれば美味しいれんこんの一品が出来上がること 間違いなしですね。