ガトーショコラを手作りして、しぼむ。または、パサパサになってしまう。表面が割れてしまう。このようなことは多く起こりがちです。
「これって失敗なの?」と思ってしまいますね。今回は、ガトーショコラがしぼむ原因・パサパサ防止法・表面が割れるのを防ぐ方法を紹介します。
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Contents
ガトーショコラがしぼむ原因はこれ!
ガトーショコラは、そもそもチョコが多めで小麦粉は少なめで作るケーキです。だから、どうしてもチョコの重さでしぼんでしまいます。
ガトーショコラを焼いている時は膨らんで、冷ますとしぼんでしまう。これは、失敗ではなく成功ですから安心してくださいね。
失敗例は、ガトーショコラを焼いている状態の時にしぼんでしまった時です。ガトーショコラがしぼむ原因として考えられるのは、下記の6つがあります。
- 卵を室温に戻しておかなかった
- 卵白と卵黄がきちんと分かれていなかった
- メレンゲを加えた後に混ぜすぎた
- 水分や脂分が混じってしまった
- オーブンを予熱しておかなかった
- チョコレートが冷たくなってしまった
1つずつ説明しますね。
卵を室温に戻しておかなかった
卵は冷たいまま使うよりも、室温に30分以上おいておくのが良いのです。なぜならば、卵の温度が低いとチョコレートが冷えてしまい、しぼんでしまいます。
卵白と卵黄がきちんと分かれていなかった
卵の黄身と白身を、きちんと分けることでメレンゲも上手く泡立ってくれます。まず、卵を割る段階からが大切なのです♪
メレンゲを加えた後に混ぜ過ぎた
メレンゲを混ぜ過ぎないようにするコツは、メレンゲを一気に加えずに3~4回に分けること。また、クルクルかき回すのではなく切るように混ぜるのもポイントです。
メレンゲを作る時に水分や脂分が混じってしまった
メレンゲを作る時に水分や油分が混じってしまうと、卵白の泡立ちが悪くなってしまいます。お菓子作りに使うボールや泡だて器などの道具も、お手入れは大切ですね。
オーブンを予熱しておかなかった
オーブンの温度は、高すぎても低すぎても生地がしぼむ原因になります。オーブンの予熱を十分にしてから焼き始めないと、しっかりと中心部まで熱が届きません。(生焼け=しぼむ原因につながります)
チョコレートが冷たくなってしまった
オーブンの温度と同じように大切なのが、室内の温度です。室内の温度が低いようなら、部屋を暖めてチョコレートが冷たくならないようにします。
チョコレートの温度が下がってしまうと、生地そのものの温度も下がってしまいます。
可能ならば、チョコレートを溶かす人と生地を混ぜる人を分けると良いですよ♪
どうしても1人で作らなければならない場合は、最初にメレンゲを作ってからチョコレートを溶かせばOK。
ガトーショコラがパサパサになっちゃうのを防ぐには?
ガトーショコラをパサパサにしないようにするには、次のような3つのポイントがあります。
- チョコレートやバター、砂糖、生クリームの分量が多めのレシピを選ぶ
- 使用する粉は、ホットケーキミックスではなく薄力粉を使う
- マーガリンではなくバターを使う
これも、1つずつ解説します。
チョコレートやバター、砂糖、生クリームの分量が多めのレシピを選ぶ
ガトーショコラのレシピは数多くありますが、パサパサにならないためにはレシピを選ぶ時に
- チョコレート
- バター
- 砂糖
- 生クリーム
などが多めのレシピを選ぶと良いです。
この4つが全部揃ったレシピを選ぶというのではなく、このうちの2~3個でOKです。
ガトーショコラは一般的なスポンジケーキと比較して重量感があり、しっとりと仕上げたいのです。だから、レシピを選ぶ時から、使用する材料と分量を確認する必要があります。
使用する粉は、ホットケーキミックスではなく薄力粉を使う
ホットケーキミックスには、ベーキングパウダーが入った商品です。ベーキングパウダーは、ケーキをふっくら焼き上げたい時に使うのに向いています。
なぜならば、ベーキングパウダーの別の名前は「膨らし粉」です。だから、スポンジケーキやシフォンケーキを作る時に使うならOKです♪
でも、ガトーショコラを作る時は、ふっくら感は不要なので薄力粉がベストと言えます。
マーガリンではなくバターを使う
マーガリンは製菓用のものも販売されていて、お値段もお手頃なので使いやすいですよね。
でも、ガトーショコラを作る時にマーガリンを使うと、さっぱりとした味わいになってしまいます。つまり、バターを使った時のような重量感としっとり感がだせないのです。
このことが、ガトーショコラの仕上がりをパサパサにしてしまうことにもつながります。
ガトーショコラの表面が割れるのを防ぐ方法!
ガトーショコラの表面が割れるのを防ぐには、焼いている時の温度変化に注意することが大切です。
ガトーショコラはオーブンで焼き始めた直後から、表面が固まり始めます。その後、ケーキの内側が膨らみ始めます。
これは、少量の小麦粉でケーキを作った時の特徴です。表面は、もう固まってしまっているのに生地の内側は、どんどん膨らもうとする。
だから、ガトーショコラの表面が割れてしまっても失敗ではなく、成功の証なのです。重量感があって濃厚なケーキほど、表面が割れるものなのです。
ガトーショコラの焼き方のポイントは、生地の表面が固まり始めたらアルミホイルで覆って焦げないようにします。
オーブン内の温度は奥にいくほど高温になり、手前は低くなります。オーブンによって温度の上がり方は違うし、オーブンの温度はわずかながら左右差もあるのです。
あなたが使うオーブンの癖を知るには、同じケーキを繰り返し焼いてみることです。「失敗しちゃった」と思っても、必ず「次はこうしたら良いよ」というヒントが見つかります。
まとめ
ガトーショコラの表面が割れると「見栄えが悪くなっちゃった。失敗かな?」と思ってしまいますよね。
でも、表面が割れるのはおいしくできた証拠です。粉砂糖や生クリームをかければ、見た目もグレードアップします。
使用する材料選びや作業する温度、工程のポイントを押さえながら作っていけば、きっと美味しいガトーショコラが焼きあがります。
ぜひ、あなたもここに挙げた注意点を参考に作ってみてくださいね♪