料理のあれこれ

味噌煮込みうどんの土鍋に穴がない理由!おすすめのサイズやない時はどうする? !

味噌煮込みうどんといえば名古屋飯の定番ですが、土鍋のふたに穴がないんですよね。
味噌煮込みうどん専用土鍋に穴がない理由の1つが、調理時に蓋をしないからというのが大きいです。まだそれ以外にも味噌煮込みうどん用の土鍋に穴がない更なる理由と専用土鍋のおすすめサイズがない時はどうするかお伝えします。

味噌煮込みうどんの土鍋に穴がない理由は?!専用土鍋って?

味噌煮込みうどんの土鍋に穴がない理由は、調理時に蓋をしないでそのまま煮込むため、空気抜きの穴が必要ないからなんです。

えっ!でもそれならなんで蓋が必要なのか気になりますよね。

煮込むときには使わない蓋ですが、提供時にはしっかり閉じられています。
これはあつあつの状態で味噌煮込みうどんを食べてほしいという思いから蓋がされているんですね。

また、あつあつの煮込みうどんなのに取り皿がないのにびっくりする人もいるんですが、この味噌煮込みうどん専用土鍋の蓋はそのまま取り皿としても使われるんです。

穴のあるタイプの土鍋では取り皿になりませんが、蓋に穴のない味噌煮込みうどん用の土鍋だからこそなせる業なんです。

つまり、味噌煮込みうどんの土鍋のふたは煮込むときに使わないので穴がない。
使わないのに蓋がある理由は、アツアツを提供するため&取り皿として使うためでした。

なかなか奥が深い理由があるんですね、特に蓋をせずに調理をするのと食べる時にお皿代わりにして食べることに最初は驚きました。

名古屋で味噌煮込みうどんを食べる際には、各老舗の味を堪能するのはもちろんのこと、老舗の雰囲気や専用鍋で蓋をお皿代わりにして食べる醍醐味も味わってみてください。

ちなみに、味噌煮込みうどん専用土鍋は、主に信楽焼(しがらきやき)と伊賀焼の土鍋が使われており、信楽焼は保温性と耐久性に優れているのが特徴ですので、熱々で保温によって味がよくしみた味噌煮込みうどんが食べれますよ♪

伊賀焼も保温性に優れており、食材にじっくりと熱が伝わるのと、使うたびに炎によって鍛え上げられるため無数の貫乳(ひび)が入り、それが旨みと一体化しておいしい味噌煮込みうどんができあがります。

味噌煮込みうどんの土鍋のサイズのおすすめは?

味噌煮込みうどんを家庭で作る場合の土鍋のおすすめサイズというのは特にありません

  • 1人用は具が少なめなら6号
  • 1人用でも具を多めにしたいなら7号
  • 2~4人なら7~8号
  • 4~6人なら9~11号

こんな感じで、人数や用途に合わせて選べばよいです。

お店で食べる味噌煮込みうどんのように、1人ずつ土鍋でというこだわり派の方は1人1つ土鍋を用意しましょう。

ただ…毎日使うものではないのでファミリーサイズの土鍋でいいのではないかと個人的には思います。

1人用の土鍋を用意したい場合は、6,7号あたりがおすすめです。

実際に一時期袋麺タイプの味噌煮込みうどんにハマった時は、1人用(大きめの7号)の土鍋でアツアツを食べていましたが、定番の鍋(ステンレス製など)だと不思議と赤味噌特有の風味が落ちたり、麺も長めに煮込んでもあの特有の食感が楽しめなかった記憶があります。

1〜2人用の土鍋の方がサイズが小さいため、具や麺に火が通りやすく風味や食感も本場に近い味でアツアツの味噌煮込みうどんが食べられます。

忙しい子育て中の家族や人数の多い家族でも、味噌煮込みうどんは一般的な穴あきタイプの土鍋でも作れるので、本場の味をお取り寄せして楽しむのも良いです。

味噌煮込みうどんの土鍋がない時はどうする?

味噌煮込みうどん用の土鍋を売っている所をなかなか見かけませんよね。ネットで探してもなかなか見つからないです。

味噌煮込みうどんは専用土鍋がなくても美味しく作ることができます。

素材などの効果も多少あるかもしれませんが、蓋をしないで煮込むので家にある穴あきの蓋の土鍋でも問題なしです。

本格的な専用土鍋が欲しい場合は、味噌煮込みうどん屋の老舗(山本屋総本店・山本屋本店など)か50年の歴史を持つスープ専門店の七五八庵(なごやあん)に問い合わせるのも1つの方法です。

山本屋総本店は現在期間限定で土鍋セットを販売中で、山本屋本店は以前は100年保証付きで土鍋を販売していたそうですが、現在は不明となっています。

七五八庵(なごやあん)のネットショップでは特製土鍋(1,100円)が販売中なので、どうしても穴のない専用土鍋でおいしく味噌煮込みうどんを食べたいという方はのぞいてみてください。

他にも味噌煮込みうどん+特製土鍋がセットになったものも販売されているのでそちらもチェックしてみてください。

まとめ

味噌煮込み専用土鍋のふたに穴がないのは、取り皿として使われるからです。

味噌煮込みうどんは通常うどんを煮込む際に蓋をしないので、蒸気が出るための穴が必要ないんですよね。

ただ、蓋がないと提供時に冷めてしまうため、穴のない蓋で冷めるのを防ぎ、取り皿として使う一石二鳥な役割を担っています。

土鍋のサイズは、お店のように1人ずつ土鍋で食べたい場合は6,7号の土鍋、そうでなければ通常家にある土鍋で全然問題ないので家族の人数に合わせて選べばOKです。

蓋に穴のない味噌煮込みうどん用の土鍋はが欲しい場合は、味噌煮込み専門店の通販サイトなど探してみるとよいです。