新玉ねぎを使った料理の定番といえば「新玉ねぎのサラダ」!
美味しく食べるために、新玉ねぎをサラダにするときの切り方をお伝えします。
また、玉ねぎを切ったら水にさらす……と聞くけど、新玉ねぎも水にさらすのか、新玉ねぎの辛みを抑えてさらに食べやすくする方法もご紹介します。
Contents
新玉ねぎのサラダの切り方のおすすめは?
「新玉ねぎの繊維に垂直に切る」のがオススメです!
- 皮を剥く。
- お尻と頭を切り落とす。
- 縦に半分に切る。
- 繊維に垂直になるように置く(※)。
- はじからスライスしていく。
※「繊維に垂直」とは、切り落としたお尻と頭の部分が左右にくる向きです
よく切れる包丁で切ることで、新玉ねぎの細胞を壊さずに切れます。
スライサーを使ってのカットもオススメ
サラダ用のスライス玉ねぎを作るときにおすすめなのは「スライサー」。
手軽に、均一な厚みの新玉ねぎのサラダを作れます。
私は玉ねぎが他の人よりも目にしみやすい体質で、包丁で切るとすぐ、涙が止まらなくなってしまいます。
毎回ボロボロ泣いては、作業中断……玉ねぎを切るのは苦手で、なるべくカットを避けていました。
しかし、スライサーでスライスするようになってからは、包丁で切るときよりも目にしみにくくなりました!
新玉ねぎの調理も、ハードルがグッと下がったので、ぜひ使ってみてくださいね。
ここまでは、新玉ねぎのサラダにオススメのカットの仕方を見ていきました。
実は、新玉ねぎを加熱して食べるときのオススメの切り方もあるんです!
以下にまとめておくので、参考にしてみてください。
新玉ねぎを加熱して調理したいときは?
「新玉ねぎの繊維に平行に切る」のがおすすめ!
切った玉ねぎは加熱すると、切った断面から煮崩れていきます。カットされた繊維から水分が出ていくためです。
そこで、「繊維に対して平行に(繊維の方向に沿って)切る」と、火を加えて調理したときにも形が残りやすいです。
食感を残したり、形を残しておきたい料理を作る場合は、ぜひこちらの切り方で切ってみてください。
逆に、加熱料理であっても「新玉ねぎを形がなくなるまで煮込みたい!」というときには「繊維に垂直に」切るのがオススメ!
味が染みやすく、溶け込みやすいです。玉ねぎの甘みを出したいときのカレー、オニオンスープなど)
新玉ねぎをサラダにするときは水にさらすのがいい?
新玉ねぎをサラダとして食べるときは、「水にさらさないほうがいい」です!
これは、新玉ねぎの栄養が水に溶けてしまうリスクがあるためです。
そもそも、なぜ玉ねぎを水にさらすの?
玉ねぎを水にさらすのは、辛みを抑えるため!
生のままの玉ねぎはそのまま食べるには辛みが強いです。
そのため、サラダなどで生で食べたいときには「水にさらす」ことによって辛みを抑える!というのが、よく取られる対策として有名なのです。
新玉ねぎは、普通の玉ねぎに比べて辛みが少ない
新玉ねぎを乾かすと、いつも食べているいわゆる「普通の玉ねぎ」になります。乾燥させると、日持ちする一方で、辛みが増してしまうのです。
そのため、辛みの増してしまっている「普通の玉ねぎ」を生で食べるレシピの場合、水にさらすという手順が入っているのです。
新玉ねぎを水にさらすと、栄養素も逃げていく
しかし、玉ねぎを水にさらすと、辛み成分を抑えることができる反面、玉ねぎに含まれている栄養素も水に溶けて逃げてくという難点が……。
そこで、元々の辛みがあまり強くない「新玉ねぎ」の場合は、水にさらさないで食べる方法が推奨されているのです。
新玉ねぎのサラダ 辛くなく食べられるの?
新玉ねぎのサラダは、辛くなく食べられます!
先程触れたように、普通の玉ねぎに比べると、新玉ねぎは元々辛みが控えめ。そのままでも食べられます。
ここでは、もっと辛みを抜きたい!お子さん用にマイルドにしたい!という方にオススメの方法を3つ、紹介していきます。
- 繊維に対して垂直に切る
- 塩で揉む
- 切った状態で放置する
新玉ねぎの繊維に垂直に切る
新玉ねぎのオススメの切り方として先ほどご紹介した「繊維に対して垂直に切る」というカット方法。これは、辛みを抑えたい時にも効果です!
玉ねぎの辛み成分の正体は、「硫化アリル」
この「硫化アリル」には、空気に触れるとそのぶんだけ空気中に出ていく性質(揮発性)があるのです。
新玉ねぎを「繊維に垂直に切る」ことで、繊維が空気に触れる面積が増えて硫化アリルが揮発しやすくなり、辛みが飛びやすくなります。
新玉ねぎを塩で揉む
- スライスした新玉ねぎに塩を振って2〜3分置く。
- 軽く揉む。
- 出てきた水分を切る。
塩で揉んで辛みを抑えれば、水に栄養が逃げてしまうというデメリットを克服できます。
新玉ねぎを切った状態で放置する
スライスした新玉ねぎを、バットの上に並べて30分ほど放置するだけ。
玉ねぎの辛み成分「硫化アリル」のもつ揮発性を逆手にとり、放置することで空気中に出て行ってもらいます。
スライスした状態でバットやお皿の上に置くことで、硫化アリルを揮発させ、辛みを抑えることができるんです。
以上3つの方法なら、新玉ねぎの栄養を逃すことなく、辛みもとって食べることができます。ご家庭の調理に取り入れやすいものを試してみてください!
まとめ
新玉ねぎのサラダにぴったりの切り方や、辛み対策をご紹介しました。
私自身、玉ねぎのサラダといえば「玉ねぎを水にさらす」イメージが強かったので、新玉ねぎの場合は水にさらさない方がいいというのを知った時には驚きました。
作りたい料理によって、ぴったりの切り方があるというのも、他の新玉ねぎレシピにも応用できそうですね。
旬で美味しい食材である「新玉ねぎ」。ぜひサラダにして食べてみてください!