たけのこといえば春の風物詩、スーパーの店頭に筍が並ぶと春を感じるという人もいるのではないでしょうか。
でも…調理に手間がかかるイメージで買わないって人も居るのではないでしょうか。でもせっかくの旬の食材食べない手はありません。
きちんとたけのこの扱い方を知っていれば、下ごしらえも楽にできますよ。
今回はたけのこのあく抜きの時間がどのくらいかかるのか、時短でやる方法はあるのか、えぐみが残るときの対処法についてご紹介します。
Contents
たけのこのあく抜きの時間はどのくらい?
旬の時期に食べるたけのこって美味しいですよね。
でもおいしく食べるにはあく抜きが必要…
このあく抜きに手間がかかるというのが最大のネックです。
手間がかかるってどのくらい時間がかかるのか気になりますよね。
ぶっちゃけたけのこのあく抜きは一晩おいておくという工程があるので半日~1日程度かかっちゃうんですよね^^;
でも、今言ったとおり「一晩置く」というこの工程があるからであって、実働だけ考えればそんなにかからないので安心してください。
たけのこのあく抜き(下茹で)時間は、沸騰してから40分~1時間程度です。
茹で時間はたけのこの大きさによるので、小さめのたけのこなら40分も茹でればOKです。
ただ…ここから十分に冷ます必要があります。
決して流水で冷ますなんてしないでくださいね。確かに冷ますことだけ考えれば流水を使えば時短になるんですがこれでは十分にえぐみが取れません。
たけのこは茹でた鍋のまましっかり冷めるまで置いておきます。
※この工程を湯止めと言います。
ここで時間をかけないで中途半端に冷まして料理に使ってしまうと十分にえぐみが取れず食べられない(まずい)…となりますのでご注意ください。
なので、大抵レシピ本などを見るとそのまま一晩放置するとありますよね。
朝下茹でしてしっかり冷めていれば、その日のうちに調理しても問題はないです。
たけのこのあく抜きを時短でする方法ってないの?
半日も1日もかかるんだったらもういいやって思った人も居るかもしれませんね。
でも安心してくださ、たけのこをもっと短時間であく抜きする方法があるんです。
なんとこの方法ならあく抜き時間1時間です。
えっ?!そんなに短時間でできるの?って思いすよね。
だって1/12以下の時間で出来ちゃうんですからやらない手はありません。
たけのこのあく抜きを時短でやるなら大根おろし!
たけのこのあく抜きが大根おろし、正確には大根おろしを絞った大根汁を使うとなんとたったの1時間で出来ちゃうんですね。
やり方もとっても簡単なのでぜひぜひ試してみてくださいね。
<用意するもの>
大根の絞り汁 200ml、水 200ml、塩 8g、たけのこ
- ボウルに大根のしぼり汁、水、塩を入れる。
- たけのこを1時間浸ける。
※この時たけのこは皮を剥いて適当な大きさに切っておきます。
たったこれだけです。
この方法はとっても簡単だけど、大根の匂いが移りやすいので1時間で終わってくださいね。
うっかり浸けすぎるとたけのこに大根の匂いが付いて残念なことになっちゃいます(-_-;)
キッチンタイマーとかしっかりかけておくのをおすすめします。
カットして茹でると時短とか言われますが、結局冷ます時間があるのでこの方法が最強です。
筍と一緒に大根も買ってくると良いですよ( ´艸`)
新鮮な筍を薄切りしてつければそのまま刺身の様に食べることも可能。
そのぐらいしっかりあくが抜けるんですよ。
加熱して使い場合は、1~2分下ゆでしてから調理すればOKです。
たけのこのあく抜きでえぐみが抜けなかった時の対処法!
たけのこのあく抜きちゃんとやったつもりだったのにえぐみが抜けないという事もあります。
これは冷まし時間が足りなかったとか、糠の量が足りなかったなどの原因があります。
また、収穫後時間がたてばたつほどえぐみは増すので、もともとえぐみが強かったなんて事もあります。
でもせっかくのたけのこだから美味しく食べたいですよね。
下ゆでした状態(味付け前)のたけのこであれば、水に長時間つけたり、追加で茹でる等でえぐみを減らすことができます。
でも…下茹での段階でえぐみが抜けたのか確認せずに味付けをしてしまった場合はそこからえぐみを抜くのは無理です。
たけのこのえぐみは油を通すと気にならなくなります。
味付け済みのたけのこは天ぷらや炒めものにリメイクすると美味しく食べることが出来ますよ。
できれば下茹で(あく抜きが終わった)時点で味見をすると良いんですけどね。
レシピ通りに作っていると、そこで味見するって感覚なかったりするんですよね^^;
まとめ
春の風物詩たけのこはぜひ季節を感じながら食べてほしい食材です。
でも手間がかかるって思って敬遠している人も多いんですよね。
確かに王道の米ぬかを使った方法では、冷めるまで置いておく必要があり時間がかかっちゃうんですよね。
でも大根汁を使えばたったの1時間であく抜きが完了するのでぜひ試してみてください。
そして、もしもあく抜きに失敗しちゃったときには、天ぷらや炒めものなど油を通してあげると美味しく食べられますよ。
そもそも、天ぷらなどにするときにはあく抜きをしないまま調理してもOKなですよ。
ぜひぜひ筍を食べて春を感じてみて下さい。