寒くなると恋しくなる豚汁。満足感もあり、食べ応えもありますが、汁物なのでメインのおかずにはなるでしょうか?ここでは豚汁はメインのおかずになるのか?また、おすすめの献立とレシピについてご紹介します。
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豚汁はメインおかずになるの?
豚汁は豚肉や野菜、豆腐や油揚げなどの大豆製品などたくさんの具が入っているので、栄養のバランスも良く、満足感が得られるため、メインのおかずになります。
しかし、いつもと同じ豚汁ではメインとして物足りなく感じるかもしれません。ちょっとしたポイントをおさえて、作ってみましょう。
- いつもより少し大きく切ってみましょう。噛み応えがあると満足感を得やすいです。
- 量はいつもの汁物より多く、少し大きな器に入れると見た目にも豪華にメインらしくなります。
- 最後の仕上げに香りのあるものをのせてみましょう。ねぎの小口切りにしたものや、柚子の皮、何もなければ七味唐辛子などをのせるだけで、見た目に美しく食欲をそそられます。
豚汁をメインにした献立3選!
豚汁をメインのおかずにすると、物足りなく感じる人もいますよね。
シチュエーションを変えて、豚汁をメインおかずにした献立を3種、ご紹介します。
豚汁はいろいろな栄養が含まれていますが、入っている野菜は根菜が多いですよね。豚汁とごはんを一緒に食べるならば、緑黄色野菜や海藻が少なくなりますので、副菜でたすとさらにバランスのよい食事になります。
原則として可食部100gあたりカロテン含量が600㎍以上の野菜を緑黄色野菜と言います。ただしトマトやピーマンなどは可食部100gあたりカロテン含量は600㎍未満ですが、食べる回数や頻度が高い野菜は緑黄色野菜となります。
- いんげん
- オクラ
- かぼちゃ
- クレソン
- 小松菜
- 大葉
- 春菊
- カイワレ大根
- チンゲンサイ
- トマト
- ニラ
- にんじん
- バジル
- パセリ
- ピーマン
- パプリカ
- ブロッコリー
- ほうれん草
- わけぎ
など
海藻には水溶性食物繊維と鉄分やカルシウムなどのミネラルが多く含まれています。
- 海苔
- 天草
- あおさ
- 海ぶどう
- わかめ
- ひじき
- 昆布
- めかぶ
- もずく
など
豚汁をメインにした献立①簡単に手早く作る献立
簡単に手早く、ランチなどで食べる時は、炊き込みご飯と豚汁の組み合わせはいかがでしょうか?炊き込みご飯と豚汁、両方とも具だくさんで栄養もしっかり取れます。
見た目に少し寂しいので、ほうれん草や小松菜などの青菜のお浸しを添えたり、季節の果物をつけるとささっと食べることができます。
- 豚汁
- きのこの炊き込みごはん
- ほうれん草のお浸し
- 季節の果物
簡単に炊き込みご飯を作りたいなら、なめたけの瓶詰めを使ってパパっときのこの炊き込みご飯を作ってみましょう。なめたけの瓶は味付けがしっかりしてあるので、丸ごと入れれば難しい工程はありません。
【材料】
なめたけ瓶詰 1瓶
しめじ 1/2パック
まいたけ 1/2パック
にんじん 大1/3本くらい
白だし 大さじ2
米 2合
【作り方】
- 米は研いで、いつもの水の量と一緒に内釜に準備しておきます。
- しめじは1房ずつにして、まいたけはしめじくらいに裂いておきます。にんじんは千切りにします。
- ②となめたけの瓶、白だしを米と一緒に入れて、炊きあがればできあがり!
豚汁をメインにした献立②魚を加えた献立
豚汁に豚肉が入っているので、魚をたすとバランスがいいですよね。豚汁には豚肉が入っていますが、汁物ですのであっさり食べることができるので、魚は脂ののったものを選ぶといいですよ。
- 豚汁
- ごはん
- 焼きさば
- オクラとミニトマトのポン酢和え
- ひじき入り卵焼き
オクラとミニトマトのポン酢和えは、軽く茹でたオクラとミニトマトを一口サイズに切って、ポン酢で和えただけの簡単な副菜です。大葉やみょうがなどの薬味を刻んで入れても美味しいですよ。
豚汁をメインにした献立③肉を加えた献立
ガッツリ食べたい日にはお肉のおかずをたしましょう。豚汁に豚肉を使うので、食感や味わいの違う鶏肉を使ってボリュームのある献立にすると飽きずに食べられます。
- 豚汁
- ごはん
- チーズチキンカツ 千切りキャベツ
- ブロッコリーとポテトのバター醤油炒め
- もずくの酢の物
チーズチキンカツは鶏むね肉にチーズを挟むことでパサパサにならず、チーズが溶け出してくる大人も子供も大好きな料理です。ちょっと手間をかけることで、いつもと違うカツができますよ。
【材料】
鶏むね肉 2枚
チーズ 適量
大葉 5~6枚
小麦粉 大さじ4
卵 1個
水 小さじ2
塩胡椒 適量
パン粉 適量
揚げ油 適量
ソース お好みで
【作り方】
- 鶏むね肉は皮を取り除き、厚さ1㎝くらいの削ぎ切りにします。
- さらに①を厚さ半分になるように開いていきます。
- 開いたらそこにチーズと半分にした大葉をのせて、閉じます。
- 小麦粉、卵、水、塩胡椒をホイッパーで混ぜて、バッター液を作ります。
- ③の鶏むね肉にバッター液、パン粉の順に衣をつけて、170℃くらいの油で5~6分揚げてできあがり。お好みでソースをかけて召し上がれ!
チーズは入れすぎると揚げている時に出てきてしまうので、入れすぎには注意してくださいね。
豚汁メインにするときのおいしいレシピをご紹介!
豚汁に入る具は家庭によっても違いますが、地域によっても違いますよね。例えば全国的には芋と言えば、里芋を入れるところが多いですが、北海道や東北の方ではじゃが芋、鹿児島などではさつま芋を入れるそうです。
今回は献立のメインとなるため、ボリュームのある豚汁を作るので、具材を多く使って作ってみましょう。1つ2つ材料がなくても大丈夫です!量も好みで加減してください。どの野菜も味噌との相性はばっちりですよ。
【材料】
ごぼう(斜め5㎜厚スライス) 1/2本
こんにゃく(一口大にスプーンでちぎる) 1/2本
にんじん(5㎜半月切り) 1/3本
だいこん(5㎜いちょう切り) 太いところ5㎝くらい
長ねぎ(1㎝ブツ切り) 1/2本
豚バラ肉(3㎝長さ) 200g
ごま油 適量
味噌 大さじ5~6
(あれば)里芋、さつま芋、じゃが芋、かぼちゃなどのいも類
(あれば)しめじ、しいたけ、まいたけ、しめじなどきのこ類
(あれば)厚揚げ、豆腐、油揚げなど
(なければ)長ねぎの代わりに玉ねぎ
(あっても美味しい)キムチ
【作り方】
- 最初にごま油を熱し、こんにゃくとごぼうを炒めます。
- ある程度炒めたらほかの具材を入れて油が全体に回ったら、豚バラ肉を入れてさらに炒めます。肉に火が通って脂が出たら全体的に混ぜます。
- 水1ℓくらいを入れて沸かしていきます。アクが出るのでお玉で取ります。
- 弱火にして、味噌を半量入れます。それからさらに10分くらい煮ます。
- 全体的に野菜が柔らかくなったら、残りの味噌を入れて出来上がり!小ねぎの小口切りやゆずの皮、七味唐辛子などお好みでかけてください。
- ごぼうとこんにゃくは味が染みにくいので、先に炒めます。
- 油はごま油だとコクが出ます。サラダ油だとクセがありません。
- 味噌は最初の半量で具材に味を染み込ませ、2回目の味噌で風味を残した美味しい仕上がりになります。
- 味噌の量は家庭によって塩分濃度が違うので、調節しながら入れてください。
まとめ
豚汁はメインのおかずになりますが、おなかの空き具合によって献立の組み合わせをを考えてみてください。豚汁はどんな料理にも意外と合いますよ。
美味しい豚汁を作るのにはいくつかのポイントがありましたね。参考にしてみてください。
また具材の組み合わせもいろいろ出来ますので、お好みの具材を探してみてください。私は木綿豆腐を崩して入れたり、大人だけ後からキムチを入れたりして毎回違う豚汁を楽しんでいますよ。