冷たい麺や野菜やメンマなどの具材を、温かく濃厚なつけ汁につけて食べる「つけ麺」。
つけ麺が冷たい理由、それは水で締めることで麺の舌触りが良くなり、コシがしっかりするからなんです。
今回は、つけ麺が冷たい理由についてお話ししていきます。
つけ麺のメリットや、つけ汁がぬるくなる時の対処法についても説明しますね。
Contents
つけ麺の麺が冷たい理由は何?
つけ麺って、つけ汁は熱いのに正反対して麺は冷たいんですよね。
その理由はなぜなのか、そのことをお話しします。
そもそもつけ麺は、水で締めた舌触りが良くコシのある麺、そのものを味わって楽しむ料理です。
つけ麺の麺は、ゆで上げた後に冷たい水でしっかりと締められています。
水で締めることによって
- 麺の表面のぬめりが取れて、口に入れた時に舌触りがいい麺になります。
- 表面だけではなく、全体が引き締まる事でしっかりとコシのある麺にもなれるのです。
ですから、つけ麺を食べるときはまず、シンプルに麺だけを食べてみるのがオススメ!
麺のもっちり感や小麦粉の風味などなど、麺そのものの美味しさを感じることができます。
そんな、美味しい麺の味わいをぜひ存分に楽しみましょう。
つけ麺のメリットには何があるの?
改めて、つけ麺のメリットって何なのか?どんなことがあるのか?
それを3つ、お伝えしていきます。
麺の量が選べる
大盛が無料だったり、並盛・大盛・特盛などと3種類ほどある中から好きな量を選べたりすることが多いのは、つけ麺ならではかも知れません。
つけ麺は、麺をつけ汁とは別の皿に乗せるせいもあるのか、ラーメンなどと比べると麺の量が多い傾向があります。
お腹いっぱいに楽しみたい人には嬉しいですね。
また、麺だけ味わいたい、更につけ汁をつけても味わいたい、とどちらもたくさん楽しめるのも良いですよね。
味の調整が出来る
つけ麺のつけ汁には濃厚なものが多いので、麺を全部つけ汁につけると濃く感じることはよくあります。
つけ麺はざるそばと同じように、自分の好きな量だけ汁につけて食べることができます。
ラーメンは、スープがしっかり絡んだ麺の味を楽しみ、スープと麺を一緒に食べることを楽しみます。
つけ麺では、麺につけ汁の量で味を調整できるので、あくまで麺が主役としての楽しみ方ができるのです。
スープ割りまで楽しめる
麺を食べ終わったあとも、まだまだ終わりません。
そのあとでも、つけ麺にはまだまだ味わえる楽しみが待っています。
それは、スープ割り。
そのままつけ汁だけを飲むには、ちょっと味が濃すぎますよね。
でも、熱いだしをつけ汁に注いで割ることで自分の好みの濃さにすることができて、美味しく飲めるようになるのです。
『スープ割りください』とお願いすると出してくれるお店は多いですから、ぜひお願いしてつけ麺を余すことなく楽しんでみてください。
つけ麺の汁がぬるくなる時の対処法は?
『熱いつけ汁なのに麺が冷たいから、つけ汁がぬるくなるのが気になる…』
そんな時の対処法、お伝えしましょう。
つけ汁に麺をさっとだけつけて食べる
つけ麺は、冷たい麺をつけ汁につけながら食べるので、初めは熱いつけ汁でも温度はどんどん冷めていってしまいます。
なので、つけ汁には麺をさっとだけつけて食べることでつけ汁の温かさをなるべくキープすることはできます。
焼き石を入れて温め直す
特に女性など、自分のペースでゆっくり味わって食べたいのにどんどんぬるくなってつけ汁の温かい美味しさを楽しめないっていうこともありますよね。
とんこつや魚介がベースになっているつけ汁が多いですし、脂があるスープだと冷たくなることで脂が固く浮いたようになってしまいます。
つけ汁がぬるくならないよう、お店などでも出来る工夫をいろいろ考えていて、焼き石や焼き鉄を入れて温め直すことができるように出してくれるところもあったりします。
「あつもり」
一番多く見かけるのは、「あつもり」と言うもの。
通常の冷たい麺を「ひやもり」というのに対し、言葉の通り、麺が温かいもののことです。
「あつもり」なら、つけ汁の温度が冷めづらいので温かいまま食べることができますね。
でも、本来の麺そのものの味わいは、やっぱりぜひ一度は「ひやもり」で存分に楽しんでもらいたい!とは思います。
まとめ
つけ麺の麺が冷たい理由は、舌触りが良くコシのある麺、そのものを味わいを楽しむために冷たい水で締めているからです。
なので、つけ麺を食べるときはまず、シンプルに麺だけを食べてみるのがオススメです。
つけ麺のメリットは3つあります。
- 麺の量が選べる
- 味の調整が出来る
- スープ割りまで楽しめる
改めてこう知ってみると、つけ麺の楽しみ方ってもっと広がりそうですね。
また、つけ麺の汁がぬるくなる時の対処法は、
- つけ汁に麺をさっとだけつけて食べる
- 焼き石を入れて温め直す
- 「あつもり」
やっぱりつけ汁はなるべく温かく食べたいですから、ひと工夫にもいろいろなことが考えられているんですね。
今度食べるつけ麺は、温度すら含めて味わいもいろいろ、是非じっくり楽しみましょう。