味がすごく染みていて身体もぽかぽかにあたたまる「味噌煮込みうどん」、寒い冬は特に食べたくなります。
名古屋名物の味噌煮込みうどんの魅力は、濃厚な赤味噌ベースで鰹だしのきいた絶品の汁と固くてコシがとっても強い太めのうどん、それらをあつあつの状態で食べられることです。
今回は、そんな「味噌煮込みうどん」の美味しい食べ方を紹介していきます。
そして、味噌煮込みうどんのための付け合わせや、残り汁を最後まで美味しく使う方法もお伝えします。
Contents
味噌煮込みうどんの美味しい食べ方は?
味噌煮込みうどんをせっかくなら存分に美味しく食べたいけど、どう食べるのが美味しいの?
その大切な方法4つ、お教えします。
- とっても太くて強いコシの固いうどんが入ったものこそ、味噌煮込みうどん。
- 土鍋のふたは取り皿として使おう。
- まずは卵を絡めず食べて、次に卵を絡めて食べる。それぞれの味を楽しもう。
- うどん×ごはんの楽しみと美味しさもまた格別。
太くて強いコシの固いうどんこそ、味噌煮込みうどん。
味噌煮込みうどんを初めて食べるとき、
「麺が固い!固すぎる!」
「えっ!これ、生煮えじゃないの!?」
なんて感じる人も少なくありません。
普通の麺の柔らかさでは土鍋に入って食べ進めるうちにどろどろになってしまい、うどんの食感がなくなってしまいます。
そのために、名古屋の味噌煮込みうどんってとっても太くて強いコシのある固いうどんで出来ているんですね。
そのうどんを濃厚な汁と一緒に、すするというよりは噛みしめて味わいます。
そんな太くて固い麺ですが、最後のほうでは汁が麺の芯まできちんとなじんで来ますよ。
やわらかい麺が好き!固い麺は苦手!という方は、煮込む分だけ時間はかかるもののやわらかく煮込んでもらってから食べられるよう注文できますから、安心してお願いしてみて下さいね。
土鍋のふたは取り皿として使おう。
味噌煮込みうどんは名古屋名物としてとっても有名ですね。
赤味噌と白味噌を混ぜ合わせ、そこに皿に鰹だしを合わせて出来た出汁と、コシの強い固めのうどんがぐつぐつと煮え立った土鍋に入っています。
土鍋だからこそ熱い状態で食べる事ができ、味噌がいっぱい入っていてもほとんど焦げ付かないのです。
更に、冷めにくいのも土鍋の特徴。それによって最後まであったかいうどんを美味しく味わう事が出来るんですね。
その土鍋のふたですが、ぐつぐつ煮えたうどんや汁で口の中をやけどしないように、取り皿として使いましょう。
そのために、味噌煮込みうどんの土鍋のふたは穴が空いていないんですよ。
うどんを2本くらいの少量ずつ移して、ふうふうと十分に冷ましながら存分に味わって食べましょう。
卵を絡める絡めないでそれぞれの味を楽しもう。
味噌見込みうどんには生卵が入っています。
生卵を追加して2つ入れる人も多いのですが、味噌と卵は相性バツグンですごく美味しいです。
ですが、最初から卵を割って麺に絡めるのはちょっと待って!
まずは卵が絡んでいないうどんを食べて見て下さい。
濃厚な味噌が絡んだうどん、ものすごく美味しい!
そして、少しの間そのうどんが楽しんだら、卵を混ぜてうどんに絡めてみて下さい。
味噌と卵とうどんで更に濃厚に絡み合った、とっても美味しいうどんをまた別の味として楽しむ事が出来ます。
ぜひ試してみて下さいね。
うどん×ごはんの楽しみと美味しさもまた格別。
味噌煮込みうどんを食べる時には、白ごはんを頼む事もオススメします。
ごはんに汁をかけて食べるも良し、うどんをおかずにごはんを食べても良し。
濃いめの味噌とだしがきいた、とっても濃厚で美味しい汁。
この汁で食べるごはんの味が、また格別なんです。
西日本文化の炭水化物×炭水化物という食べ方、とっても美味しいですよ。
うどんをおかずにごはん。これもぜひ食べてみて下さい。
味噌煮込みうどんの付け合わせおすすめはこれ!
味噌煮込みうどんの付け合わせって何がいいの?
濃厚な味ですから何でも合いそうでもあるんですが、私が特にオススメしたい3つをお教えしますね。
- エビフライ
- 手羽先
- 漬物(浅漬け)
エビフライ
味噌煮込みうどんと言えば、一緒に食べたい定番はエビフライ。
エビフライそのものがまた、名古屋名物として愛され続けている一品でもあります。
そのエビフライをうどんの汁の中に入れて食べる時の、汁がしみたあの感じがたまらないです。
あるいは、エビフライはうどんには入れず、サクサクの衣と柔らかいエビのぷりぷりな食感をうどんとは別で味わうのもまたいいですね。
うどんが濃厚な味ですから、エビフライにはちょっと塩をふって食べるのが私のオススメです。
手羽先
名古屋コーチンは長期間飼育された鶏のお肉で、愛知の特産品です。
締まった歯ごたえと奥深い旨味をもった美味しさが特徴で、地鶏の王様と呼ばれています。
これも可能なら「名古屋コーチンの手羽先」を付け合わせにして名古屋ごはんを楽しみたい!
もちろん、名古屋コーチンではない鶏肉でも十分美味しいですから是非食べたいですね。
更に私のオススメは、シンプルに塩とブラックペッパーでの味付けに、あればレモンも添えましょう。
味噌煮込みうどんは濃厚な味ですから、手羽先はシンプルで爽やかな味のものだとより食が進みます。
うどんにプラスもう一品は、これでがっつり!いきましょう。
漬物(浅漬け)
味噌が濃厚な煮込みうどん、箸休め的にも食感としても止まらなくなる付け合わせは漬物です。
特に白菜などを浅漬けしたものがオススメです。
うどんと一緒にごはんを頼んだ時には、ごはんと一緒に漬物を口に運んでこれもまた美味しい。
シンプルですがこの組み合わせ、意外とハマりますよ。
味噌煮込みうどんの残り汁を美味しく使う方法
味噌煮込みうどんの残り汁。
とっても濃厚で美味しい残り汁ですから、最後まで美味しくお腹いっぱい食べたいですよね。
そんな時もごはん!です。ごはんを土鍋に残った汁の中に入れて混ぜ、雑炊にしましょう。
そんな食べ方無礼にならない?と気になるかもしれませんが大丈夫です、むしろお店でもオススメしてくれるところすらあるんですよ。
旨味の染みたごはん、これまたすごく美味しくて、最後の最後まで食べるのが止まらなくなっちゃいます♪
おうちで味噌煮込みうどんを食べたときは!?
それから、味噌煮込みうどんをおうちで作って食べることもありますよね。
美味しく食べた後、残り汁を捨てるのなんてこれも当然もったいない!
そんな時のオススメ、もちろんありますよ。
① 豆乳キムチ雑炊
残り汁に豆乳を足して温めた中に、キムチとごはんを入れた雑炊です。
卵も入れると辛味がマイルドになりますよ。
残りごはんや冷凍ごはんの消費方法としてもオススメです。
② 味噌味カルボナーラ
残り汁がちょっとだけ残った時などはこちらがオススメ。
少量の残り汁に、生クリームや牛乳とチーズを加えます。
そこにパスタを入れて卵黄を混ぜれば、味噌味が生きたカルボナーラ風パスタの出来上がりです。
③ 煮込みチキン
残り汁を元におかずを一品作りたい!
そんな時は鶏肉を美味しく食べましょう。
残り汁に酒やみりんを少し足して、鶏肉を入れて煮込みましょう。
そこに更に、白菜などおうちで余っている野菜があれば足して煮込むのもいいですね。
煮込みうどんの残り汁で煮込みチキン、これも美味しいのでオススメですよ。
とっても美味しい残り汁ですから、他にももっともっとアレンジしたレシピはありますが、上の3つはぜひ試してもらいたい、自慢のオススメです。
寒い冬場だからこそあたたかく楽しみたい味噌煮込みうどん、最後の最後までしっかり美味しく、お腹いっぱい食べたいですね。