料理のあれこれ

リブヒレサーロインの違いやカロリーは?柔らかいのはどれ?

リブヒレサーロインの部位違いや、カロリーについての知識が中途半端な人は多いかも知れません。
また、リブヒレサーロインの中で、どのお肉が一番柔らかいのかも気になるところです。
今回は、リブヒレサーロインの特徴や向いている料理法などを紹介します。

リブヒレサーロインの違いって何?

記念日や祝いごと、頑張った日のご褒美、パワーをつけたい時などに牛肉を使った料理を使った料理の献立を考えますね。

まず、リブとヒレ、サーロインの部位の違いと特徴を紹介します。

リブ

  • 部位:アバラのことをリブというので肋骨背部にあり、肩に近い部位の肉
  • 特徴:よく動かす部位なので適度な筋肉がつき、赤身と脂身のバランスが良い・肉の味が強い・人によっては脂っこいと感じることもある
  • 向いている調理法:すき焼き・ローストビーフ・焼肉・ステーキなど幅広く使える
  • 価格:比較的、リーズナブル

ヒレ

  • 部位:リブとサーロインの下にある肉で、脂肪が少ない部位
  • 特徴:牛肉の中で一番柔らかい。さっぱりしているが肉の味は濃く、肉本来の味が楽しめる。加熱時間が長いほど固くなってしまうので、焼きすぎないことが大切
  • 向いている調理法:ステーキ
  • 価格:高め

サーロイン

  • 部位:リブロースの隣にある腰に近い上部の肉
  • 特徴:甘味が強く柔らかい・こってりとした濃厚な味わいが楽しめる
  • 向いている調理法:ステーキ・すき焼き
  • 価格:牛肉の中では中間

というように、リブ、ヒレ、サーロインは牛肉の部位としては肩から腰の部分ということが分かります。あとは、味の特徴と価格の違いを考慮すればOKです♪

ごちそうメニューに登場することが多い、リブヒレサーロイン。特に、この3つの部位=ステーキを思い浮かべる人が多いのではありませんか?

ステーキは、栄養価が高い食べ物です。お肉を思いっきり食べる満足感と、口の中いっぱいに広がる肉汁のうま味を味わうのは、至福のひと時と言えます。

リブヒレサーロインのカロリーはそれぞれどのくらい?

牛肉の肉質の特徴は、一般的に赤身に脂身が混じっている部位が多いことが挙げられます。

その中でも特にリブロースとサーロインは、脂身が筋肉の間に細かく網目のように散らばっています。

見た目にも美しく、食べれば美味しいですが、気になるのがカロリーです。ここで、リブヒレサーロインのカロリーについて紹介します。

リブ

  • 和牛肉100gあたりのkcai:468cal
  • 国産乳用肥育牛肉100gあたりのkcai:409cal
  • 外国産牛肉100gあたりのkcal:263cal

ヒレ

  • 和牛肉100gあたりのkcai:223cal
  • 国産乳用肥育牛肉100gあたりのkcai:185cal
  • 外国産牛肉100gあたりのkcal:133cal

サーロイン

  • 和牛肉100gあたりのkcai:498cal
  • 国産乳用肥育牛肉100gあたりのkcai:334cal
  • 外国産牛肉100gあたりのkcal:298cal

同じ部位でも、和牛・国産乳用肥育肉・外国からの輸入牛肉によってカロリーが違う点に要注意です。

どの部位も和牛、牛乳や乳製品を製造するために育てられた国産牛、外国産の牛の順でカロリーが高くなります。

そして、部位別にカロリーが高い順番はサーロイン→リブ→ヒレです。

でも、カロリーも気になりますが好みもあります。ステーキ肉として一般的なサーロインは肉質も柔らかく、甘味が強いです。

だから「やっぱり、どうしても食べたい!」と思うなら、我慢せずに食べても大丈夫!

その場合、注意したい3つのことを以下に挙げてみます♪

脂肪を溜め込みにくくするコツ

脂肪を溜め込みにくくするコツもお伝えします。

食べる順番

最初に野菜・きのこ・海藻などを最初に食べてからステーキを食べ、次に主食のご飯orパンを食べます。

そうすれば野菜類を食べれば食べすぎを防止できるし、血糖値が少しずつ上がっていくので太りにくいのです。

食べる時間帯

また、食べる時間帯も重要。「太りたくない」と思うなら、体内時計遺伝子BMAL1(ビーマルワン)の働きが一番弱まる時間帯に食べるのがコツです。

なぜならば、BMAL1には脂肪の合成を促進する働きがあるから。

つまり、同じ食べ物でも太りやすい時間帯と太りにくい時間帯があるのです。

  • BMAL1の働きがもっとも弱まるのは14時~16時
  • BMAL1の働きがもっとも強くなるのは22時~2時

食事の合間にはお茶を少しずつ飲む

そして、食事の合間にお茶を飲むことをおすすめします。その理由は、お茶に含まれるカフェインやカテキンには脂肪を燃やしやすくする働きがあるのです。

お茶はコーヒー・紅茶・ウーロン茶・緑茶などお好みのものでOK。しかもホットでもアイスでも、お茶が脂肪を燃やしやすくする効果は変わりません。

ですから、食べる順番と食べる時間・食事の合間にお茶を少しずつ飲むことに気をつければサーロインステーキも食べられますよ♪

リブヒレサーロイン柔らかいのはどれ?

3つの中で一番柔らかいのは、ヒレ肉です。

でも、お手頃な値段のお肉でも下ごしらえ次第で柔らかくすることができます。食材に漬け込むだけの簡単な方法を3つ紹介します。

硬いお肉を柔らかくするコツ

固いお肉を柔らかくするコツをお伝えします。

塩麴

使用する塩麴の量は、牛肉の10分の1でOKです。30分ほど漬けておくと柔らかいお肉になる。(タンパク質分解酵素のプロテアーゼの働きによる)

牛乳またはヨーグルト

牛乳を使う場合はバットなどの容器に牛肉を並べ、ひたひたになるくらいまで牛乳を注ぎ30分くらいおく。(牛乳に含まれるタンパク質に牛肉を柔らかくする作用がある)

ヨーグルトを使う場合は牛肉にまんべんなく塗るようなイメージで、その後30分ほどおきます。(乳酸菌の働きでお肉の繊維をほぐしてくれる)

舞茸+水

舞茸を細かく刻みバットの中に入れた後、牛肉を入れます。そして、ひたひたになるくらいまで水を入れ1~2時間おくだけです。

舞茸と水でお肉が柔らかくなるとは、意外な感じがします。でも、これは舞茸に含まれるタンパク質分酵素プロテアーゼの働きによるものです。

まとめ

  • リブ:牛の肋骨背部の背中に近い肉で、肉の甘味と濃厚な味わいが楽しめます。手頃な価格で、赤身と脂身の調和がとれ、肉の味が強いので用途は万能。
  • ヒレ:リブとサーロインの下部にある肉で、脂肪が少ないのでサッパリしています。価格は高めですが、とても柔らかいのが特徴です。
  • サーロイン:リブの隣にある腰に近い部分の肉で、肉の甘味も感じられ、柔らかさもあります。価格帯も中間なので、多くの人に好まれやすいのが特徴です。

部位別でカロリーが高い順番は、サーロイン→リブ→ヒレです。参考に肉質別のカロリーは、高い方から和牛→国産乳用肥育肉→外国からの輸入牛肉の順。

例えば「今日の献立はステーキにしよう!」と思った時に、部位によって特徴と値段が違います。

ヒレステーキを食べれば理想的だけど、好みやお財布事情によっても買うお肉は人それぞれです。その場合は、脂肪を溜め込みにくくするコツor硬いお肉を柔らかくするコツを知ればOKです。

どうしてもカロリーが気になる時は、以下の3つの対処法があります。

  • 野菜・海藻・きのこ類から食べ始める
  • お肉を昼食or早めの夕食に食べる
  • お茶を少しずつ飲みながら食べる

また、お手頃価格の硬いお肉を柔らかくするには

  • 塩麴
  • 牛乳orヨーグルト
  • 舞茸+水

に漬け込んでおくと、柔らかくなります。

外食をする時、または自宅でごちそうメニューを考える時の参考にしてくださいね♪