作り置きという言葉は近年、よく聞くようになってきました。レシピ本や雑誌の特集でもよくみかけますよね。
でも作り置きを気持ち悪いと感じる人がいるのも事実です。ここでは作り置きは気持ち悪いと感じる派の理由や日持ちが心配な場合の対処法をご紹介します。
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作り置きが気持ち悪いと感じる派の理由は何?
作り置きが気持ち悪いって感じる人はこんな意見を持っています。
- 本当に日持ちするか不安
- レシピには1週間も持つって書いてあるけど信用できない。
- 時間が経つと色や見た目に変化が出てくるのではと気になる。
- そもそも手料理は作ったらすぐ食べるもので作り置きすること自体に抵抗がある。
などなど・・・。
皆さんの意見を見てみるとなんとなく心理的な理由で気持ち悪いと感じてしまう方が多いですね。
きちんと安全に保存できるとわかれば作り置きに抵抗がある人も不安を感じることなく食べられるのではないでしょうか。
作り置きを日持ちさせる保存のコツは?
手料理にはもちろん酸化防止剤や防腐剤などは入っていません。なので工夫して食材が傷みにくくなるようにしなければならないです。
いくつかのポイントを意識しながら作ると作り置きを成功させることができますよ。
安心安全に作り置きを楽しむために、ポイントを意識しながら作り置きおかずを作ってみましょう。
それではそのポイントをご紹介していきます♪
- 調理道具、手、保存容器をしっかり洗うだけでなく、消毒も行う。
- 保存する際は密閉された状態で保管する。
- 濃いめの味付けにする。
- できるだけ水分をとばす。
- おかずを完全に冷ましてから保存容器に入れる。
以上の5点が押さえておきたいポイントになります。順番にポイントを説明していきますね。
調理道具、手、保存容器をしっかり洗うだけでなく、消毒も行う。
料理をするうえで清潔な状態で行うのは当たり前のことですが、作り置きを行う場合は特に衛生面に気を付けてください。これは雑菌を増やさないためです。
調理器具はいつも使うものですし、きれいにしていると思います。でも忘れてしまいがちなのは保存容器の消毒です。
せっかく清潔な状態を保ちながら作ったのに雑菌がついた容器に入れれば、おかずをえさにして雑菌がどんどん増殖していきます。
頑張って作ったおかずを無駄にはしたくないですよね。保存容器はしっかり消毒しておきましょう。
でも消毒って言っても具体的にはどうすればよいの?って思う方もいますよね。一番簡単でおすすめなのはキッチン用のアルコールスプレーです。
乾燥した状態の容器にアルコールスプレーを吹き付けて乾燥させておいてください。時間のない時はアルコールスプレーを吹きかけた後に、キッチンペーパーやきれいな状態の布きんでふき取ってください。
水分が残った状態でアルコールスプレーを吹きかけると効果が薄まってしまいますので必ず乾いた状態の容器に吹きかけてくださいね。
保存する際は密閉された状態で保管する。
食材は空気に触れることにより酸化が進んでしまいます。酸化により味が落ちたり痛みやすくなるので、できるだけ空気に食材を触れさせないようにしましょう。
器に盛ってラップをするよりは密封できるタッパーなどの蓋つきの容器がしっかりと密封できておすすめですよ。
濃いめの味付けにする。
味付けを濃くするということは使う調味料を増やすということですよね。実は塩や砂糖、お酢、料理酒などには防腐効果があるのです!
これらの調味料を多めに使うことで防腐効果を高めます。作り置きの場合は味付けを濃いめにしてみましょう。
できるだけ水分をとばす。
水分が多いほうが雑菌が繁殖しやすくなります。雑菌の繁殖を抑えるためにも、できるだけ水分を取り除きましょう。
煮物など汁気があるものはしっかりとほぼ煮汁がなくなるまで煮込んでくださいね。
おかずを完全に冷ましてから保存容器に入れる。
おかずが冷め切らないままの状態でを容器に入れると温度差のせいで容器内に水滴が発生してしまいます。完全に冷ましてから保存容器に入れましょう。
作り置きできないものとその理由は?
揚げ物であるフライです。フライにはとんかつ、エビフライ、コロッケなどがりますね。これらの衣が付いた揚げ物は酸化を起こすと同時に時間と共に水分が出てきて衣をべたつかせます。
よって長期保存に向かない痛みやすいおかずと言えます。やむを得ない理由で冷蔵保存をいたとしても2日以内、できれば作った翌日までに食べるのが良いでしょう。
まとめ
これから作り置きに挑戦してみようかな?興味があるけどちゃんとできるかな?という方はまずは2~3日分から始めてみるのがおすすめです。
食卓に出すときはレンジでチンした状態で出しても良いですし、気になる方は食べるときに鍋に再度調理したものを入れてしっかり火を通して食べるとよいですよ。
作り置きのメリットはたくさんあります。忙しく時間がないときや毎日、手作りの料理を作らないと!と頑張っているとプレッシャーに感じたり気持ち的に疲れてしまいますよね。そんなときは作り置きに頼ってみると良いです。
実は私も以前は作り置きを躊躇していました。ですが作り置きの便利さを知ってしまった今は毎週活用しています♪
ご紹介したポイントを押さえ、安心できる作り置きを作ってみてくださいね。