おせちは買うと高いし、意外と不人気…手作りしようと思うと面倒って葛藤ですよね。
ではおせちを手作りするなら最低限おせちは何品必要なのかって気になりますよね。実はたったの3品で良いんです。
おせちを手作りにした時の賞味期限や作る最適スケジュールをお伝えします。
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おせちの手作りで最低限必要なのは何品?
おせちといえば品数がとっても多いですよね。
その数はなんと20~30種類と言われています。
ですが、最低限必要な品数は3種類でいいんです!
「祝い肴三種」と呼ばれるたった3種類あれば、お正月が迎えられます。
この三種は地域によって異なります。
関東では、黒豆、数の子、田作り
関西では、黒豆、数の子、たたきごぼう
おせちにはそれぞれの料理に意味があります。
- 黒豆
黒い色が邪気払い
黒豆のように黒く日焼けするほどマメに働けるように - 数の子
ニシンの腹子
たくさんの子供に恵まれますように
代々栄えますように - 田作り
カタクチイワシの稚魚
カタクチイワシは畑の肥料として使っていた
五穀豊穣を願って - たたきごぼう
根を強く張ることから、延命長寿
家族が土地に根付いて安泰に暮らせるように
これらの三種類とお雑煮があればお正月を迎えることができます。
お正月の定番お雑煮の地域による違いは?
ちなみに、お雑煮も地域によって味付けや具材が変わります。
お雑煮は昔からおめでたい日に食べるもので、新年を迎える時に土地の産物と餅を歳神様にお供えをし、その後それらを煮込み食べるという習慣が由来となっています。
東日本では、四角いのし餅を使います。
「敵をのす」縁起担ぎからのし餅を使うようになりました。
具材は、青菜、鶏肉を入れたすまし汁です。
青菜の「菜」、鶏肉の「鶏」で「名取り」という語呂合わせからも来ています。
西日本は、円満の意味で丸餅を使います。
お雑煮は京都発祥で近畿地方では白味噌で味付けをします。
近畿地方以外ではカツオだしのすまし汁です。
おせちの重箱って数は決まっているの?
おせちは明治時代以降から重箱に詰めて食べるようになりました。
それまでは御膳で、重箱に入ったものはお供え用だったそうです。
重箱の数は決まっていて正式には4段です。最近では2段、3段のものもあります。
段ごとに入れる料理も決まっています。
上から1段目には、祝い肴、口取り
2段目には、焼き物
3段目には、酢の物
4段目には、煮物
です。
手作りおせちの賞味期限はどのくらい?
おせち料理は、昔からお正月の三が日くらいは家事から解放されよう!
という意味を込め、長持ちするように砂糖を多めに使うなどの工夫がされています。
また、冷凍して保存をすることもできますので前々から準備をすることが可能です。
冷凍すると風味や食感に影響が出てしまうものもありますので注意が必要です。
数の子を冷凍するのはおすすめではありません。
プチプチの食感が壊れてしまいます。
ですが塩抜きをしていない数の子なら冷蔵でも長持ちしますので、冷蔵保存がおすすめです。
- 砂糖や醤油などを多めに使う
- 重箱で保存せず、タッパーなどの密閉容器で保存しておき、食べるときに詰める
- 汁気はしっかり切っておく
こうすることでほとんどの料理は3日〜5日は冷蔵保存ができます。
冷凍すると1週間以上保存ができますのでぜひ活用してみて下さい。
おせち料理は大きく分けると祝い肴、口取り、焼き物、酢の物、煮物の五種類になります。
- 祝い肴
黒豆、数の子、田作り、たたきごぼう - 口取り
かまぼこ、栗きんとん、昆布巻き、伊達巻き - 焼き物
ぶり、鯛、海老 - 酢の物
紅白なます - 煮物
レンコン、里芋、八つ頭、くわい、ごぼう
おせち手作り最適スケジュールはこれ!
材料を買い集めるのはなるべく早いほうがいいです。
なので、12月に入ったらまず、何を作るかを決めます。
作るものが決まれば、日持ちする食材から早めに買っておきましょう。
年末に近付くにつれておせちの食材も値段が上がってきますので早めに準備を始めるのがおすすめです。
12月28日ごろから調理を開始しましょう!
日持ちするものから順に作っていきます。
田作り、酢の物、黒豆、数の子など冷蔵庫でも日持ちするものから先に作ります。
他にも栗きんとん用に栗の皮むきなどの下準備をしておくと後が楽です!
29日には栗きんとんや昆布巻きなど手間のかかるものを作ります。
味付けもしっかりしているので日持ちします。
栗きんとんは冷凍保存ができます。
食べる前日に冷蔵庫に移して自然解凍をします。
1週間以上持ちますので数日前から準備しておくのもおすすめです。
30日にはあまり日持ちしない筑前煮を準備します。
食材の量も多いので30日には作っておくと大晦日に余裕ができます。
おせちの筑前煮に入れる材料はそれぞれ意味があります。
レンコン 先の見通しがきく
里芋 子孫繁栄
昆布巻き 「喜ぶ」の語呂合わせ
いろいろな食材を一緒の鍋で煮るということから家族が一つになるという意味もあります。
31日には刺身、焼き魚などの日持ちのしないものを準備します。
焼き物に使われる魚にもそれぞれ意味があります。
ぶり 大きくさによって名前が変わる出世魚
鯛 めでたい、恵比寿様が持つ魚
海老 腰が曲がるまで長生きできるように
おせちは元日から食べ始めて2日3日と食べます。
その分、量も品数も増えますので、本格的なおせち料理を手作りしたいという方は、早めに準備を始めるのがおすすめです。
まとめ
手作りおせちに挑戦される方!ぜひ祝い肴三種から始めてみて下さい!
かまぼこや数の子なども簡単に食卓に出すことができますのでおすすめです。
おせち料理は長持ちするように考えられていますので早めに準備をして三が日はゆっくり過ごしましょう!