料理のあれこれ

煮物はダイエットに良い?おすすめの食材や食べ方のマナーは?

ダイエット中の食事、何がいいのか迷いますが煮物がいいというのは本当なんでしょうか?
煮物はダイエットにどんな効果があるのか、煮物におすすめの食材をご紹介します。
せっかくなので煮物の食べ方のマナーについてもご紹介しちゃいます。

煮物はダイエットに良い?どんな効果があるの?

煮物はダイエットに向いています!
煮物にもいろいろな種類がありますのでいくつか例をだして効果などご紹介します。

筑前煮

まずは煮物の代表格、筑前煮からご紹介します。
筑前煮は福岡県の筑前地方発祥の料理です。

筑前煮の材料

鶏肉
こんにゃく
レンコン
人参
ゴボウ
酒、みりん、砂糖、醤油、油

家庭によって違いはあると思いますが、筑前煮は野菜がたっぷりでダイエットに向いているような気がしますよね。

ですが、この材料の中にダイエットに不向きな食材も含まれています。
それは砂糖とみりんです!
この二つには糖が多く含まれています。

糖を取りすぎると、血糖値が上がります。
血糖値が上がると、食事でとった脂肪が体に吸収され太ります。
なるべく糖を抑えることがダイエットの近道となります。

砂糖を使わなくても、出汁などを活用することで旨味が増し、砂糖いらずの筑前煮を作ることができます。

また、鶏肉はタンパク質が豊富ですが皮の部分はカロリーが高いので取り除きましょう!

タンパク質が不足すると筋肉量が減り、代謝が落ちるので痩せにくい体になってしまいます。
野菜だけでなく肉や、魚も取り入れて下さい。

こんにゃくやゴボウは食物繊維が豊富でお腹の調子を整えてくれます。
レンコンや人参は栄養豊富で体にいい野菜ですが、糖質が高いので食べ過ぎには注意が必要です。

ぶり大根

ではぶり大根に使われる材料をまずは書き出してみましょう。

ぶり大根の材料

ぶり
大根
砂糖、醤油、みりん、酒

こちらも筑前煮と同じように砂糖とみりんを使いますが、糖質を抑えた味付けにしましょう。
出汁を取り入れることで甘味がなくても、美味しい煮物にすることができます。

ぶりは、糖質がほとんどありません。
タンパク質も豊富ですが、カロリーが高いのでぶり大根を食べる際には大根多めにすることをお勧めします。

大根は低カロリーで、栄養も豊富に含まれているのでダイエットの味方です!

煮物は使う材料や調味料によってダイエットへの効果が期待できます。
肉や魚を取り入れることでタンパク質を取ることができます!

生野菜は体を冷やしてしまい代謝が悪くなりますが、煮物として食べることで体を温める効果があります。

体を温めると、痩せやすい体、太りにくい体になりリバウンドの防止にも効果的です。

野菜や肉、魚をバランスよく取れる煮物をダイエットに取り入れてみて下さい!

煮物の食材でおすすめなのは?

おすすめの食材をいくつかご紹介していきます。

里芋

里芋といえば、にっころがしなどが定番ですよね。

里芋は他の芋類に比べるとカロリー、糖質が低いです。
また、里芋のヌルヌルはガラクタンという成分によるもので、お腹の調子を整えたり便秘の解消にも効果があります。

ガラクタンは体内で消化しづらい成分なので、たくさん食べても脂肪にならずそのまま排泄されます。
ダイエットにはとってもありがたい食べ物ですね!

なす

なすといえば煮浸しなどが定番ですよね。
油で揚げなくても美味しくできます!

なすを油で揚げる理由は、あく抜きや味がよく染み込む、水分が逃げないようにする、などの効果があります。
ですが、ダイエットしている時はあまり油は取りたくないですよね。

調理前にしっかりあく抜きをすることで、美味しくさっぱりななすの煮浸しにすることができます。

なすはほとんどが水分でカロリー、糖質が低いです。
また、ナスの栄養はダイエットに効果的で、食物繊維、カリウム、ナスニンが含まれています。

  • 食物繊維
    便秘解消、血糖値の急上昇を防ぐ
  • カリウム
    むくみ解消、デトックス効果
  • ナスニン
    ナスの皮の色素で、ポリフェノールの一種
    動脈硬化、高血圧予防

オクラ

オクラも煮浸しなどにすると美味しいですよね!
オクラにどんな効果があるかご紹介します。

オクラは、低カロリーで糖質も少ないです。

また、食物繊維が豊富です。
ネバネバの成分がペクチンと呼ばれる食物繊維です。

ペクチンは水溶性食物繊維で、脂肪や糖の吸収を抑えてくれます。
食事の一番最初に食べると効果的です。

煮物の食べ方のマナーをご紹介!

和食のマナーはいろいろありますが、今回は煮物の食べ方をご紹介します。

テーブルに並べる際、煮物は左奥におきます。

煮物は蓋が付いていることが多いかと思いますが蓋が付いている場合、食べるときには蓋についた水滴がこぼれないように手首を返して蓋を取ります。

蓋は裏返して、お椀の奥において下さい。
お椀の縁に立てかけるのはNGです。

また、蓋は小皿の代わりに利用することができます。
煮物は水分が多いので、汁がこぼれてしまわないように小皿として使います。

煮物は食べ終わったら蓋を閉めます。
これが煮物の食べ方のマナーです。

まとめ

煮物はダイエットに効果的ですが、使う食材や調味料によっては太りやすくなってしまうのでご注意下さい!

砂糖やみりんなど糖質が高く、体に脂肪を吸収しやすくしてしまうので控えましょう。
また、じゃがいもやサツマイモなど甘味のある野菜も糖質が高いので野菜選びにもご注意ください。

里芋、なす、オクラなどダイエットに効果的です。
ぜひ、活用してみて下さい。