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おはぎの保存は冷蔵庫でもいいの?夏場や固くならない方法をご紹介!

おはぎの保存方法迷いますよね。冷蔵庫に入れると固くなる気がするし…
ここでは、おはぎの保存は冷蔵庫でしても大丈夫なのか、夏場の上手な保存方法やおはぎの硬くならない保存方法をご紹介します。

おはぎの保存方法は冷蔵庫でもいいの?

おはぎは冷蔵庫に入れても大丈夫です!
でも、固くなってしまいます。

おはぎはもち米とあんこでできています。
硬くなってしまう理由はもち米にあります。

もち米が硬くなる理由

もち米の主成分はデンプンです。
デンプンは水と熱を加えることでモチモチの食感になります。
これをα化と言います。

α化したデンプンを冷やすと固くなってしまいます。これをβ化と言います。
これは、もち米だけでなく白米や米粉パンなども同じで、温かいうちはモチモチで美味しいけど、冷めると固くなってしまいます。

冷めてβ化してしまったものをモチモチに戻す方法があります。
それは、温める!とても簡単です。

冷蔵庫に入れたおはぎは固くなってしまいますが、食べる時に電子レンジで加熱するとモチモチになります。

ラップで包んで20〜30秒ほど加熱して下さい。
温めすぎにもご注意下さい。

冷蔵庫に入れると、味は落ちてしまいます。
おはぎの保存に一番あっているのは20℃と言われています。

当日に食べるのであれば、涼しい部屋で常温で置いておくのがおすすめです。
翌日に食べるのであれば、冷蔵庫の野菜室がおすすめです。

冷蔵庫の温度は4°以下となっていて、もち米が劣化する温度が0℃〜4℃です。
野菜室は7℃くらいなので冷蔵庫に入れるよりはマシです。

おはぎの夏場の保存はどうすればいい?

おはぎの夏場の保存は、半日以内に食べないのであれば、冷蔵庫に入れることをおすすめします。

目安としては、

  • 半日以内なら常温の涼しいところ
  • 1日以内なら、冷蔵庫の野菜室
  • それ以上なら、冷凍保存がおすすめです!

冷凍保存なら、味が劣化することもないのでおすすめの保存方法です。
冷凍する際には、ひとつずつラップに包んでください。

食べる時には、自然解凍がおすすめです。

すぐに食べたい時は、電子レンジで解凍して下さい。
冷凍保存なら、1週間ほど持ちます!

おはぎとぼた持ちの違いは?

おはぎとぼた餅の違いはご存知ですか?
両方とも同じ材料で味も同じです。

何が違うかというと、見た目と季節です!

ぼた餅

まず、ぼた餅は春の食べ物です。
春のお彼岸の時に出回るのがぼた餅で、漢字で書くと「牡丹餅」です。

こちらは、こしあんに包まれていてボタンの花のように大きく丸い形です。

おはぎ

おはぎは秋の食べ物です。
秋のお彼岸の時に出回り、漢字で書くと「御萩」です。

こちらは、粒あんで萩の花のように小ぶりで上品な俵型です。

なぜあんこの種類が違うの?

なぜあんこの種類が違うのか、これには理由があります。
小豆の収穫の時期がちょうど秋の9〜11月です。

収穫したての小豆は皮まで柔らかいので秋のおはぎは皮ごと使った粒あんです。
収穫してから時間が経つと皮が硬くなってしまうので、春のぼた餅はこしあんが使われます。

お彼岸は春分の日と秋分の日の前後3日のことで、江戸時代からお彼岸にはおはぎ、ぼた餅がお供えされるようになったと言われています。

あんこの材料である小豆は、赤っぽい色をしています。
赤は昔から魔除けの色とされてきました。
お彼岸の時期に五穀豊穣や神様への感謝の意味を込めてお供えをするようになりました。

秋分の日は秋とはいえまだまだ暑いですよね。
この時期は特に、保存方法に迷うかと思います。

おはぎの保存方法で固くならないの教えて!

おはぎの保存方法で一番おすすめなのは、密閉して野菜室に入れる!
食べる時には、電子レンジで20〜30秒加熱をする!

冷やしても、電子レンジで温めれば柔らかくなります!

また、自分でおはぎを作る際には、作るときのひと工夫で固くなりにくいおはぎを作ることができます。

もち米を炊く時にうるち米と一緒に炊きます!

うるち米の方が固くなりにくいので混ぜて炊くと固くなりにくいおはぎになります!
モチモチ感を残すポイントはうるち米の割合です。

もち米に対して3割くらいが丁度いいです。

また、もち米にも砂糖を混ぜると固くなりにくくなります。
砂糖には保水作用があるので、砂糖を混ぜることで片くなりにくくなります。

おはぎはあまり日持ちしませんが、どうなったらおはぎが腐っているのかをご紹介します。

腐っているおはぎの特徴

酸っぱい匂いがする
糸を引いている
ネバネバしている

このようなおはぎは食べられませんのでご注意ください!

おはぎといえばあんこだけではなく、きな粉などもありますよね。
きな粉は冷凍保存して、電子レンジで温めるとべちゃっとしてしまいますので早めに食べるのがおすすめです。

また、おはぎの種類は地域によって違いがあります。
あんこ、きな粉は全国共通ですが、東日本は黒ごま、西日本は青のりが定番です。

黒ごま

砂糖と混ぜた黒すりごまをお餅にまぶしたもの
ゴマの香りと甘味が美味しいです!

青のり

あんこを包んだお餅に青のりをまぶしたもの
あまじょっぱい味です!

また、宮城県ではずんだおはぎも定番です。
枝豆を潰したずんだあんで包まれています。

岐阜県では、栗きんとんが有名なので栗きんとんで包んだおはぎなどもあります。
各地のおはぎをお家で作るのもいいですね!

まとめ

おはぎの保存は、食べる時や季節によって変えましょう。

当日以内なら常温、暑い時期はなるべく早く食べましょう。
翌日以内なら野菜室
翌日以降なら冷凍

冷やして固くなったおはぎは電子レンジで温めれば柔らかくなるので安心して入れてOKですよ。