料理の基本

美味しいキャベツの見分け方は芯や重さ!?半分の時はどうする?

キャベツは一年を通しておいしく食べられる、うれしい食べ物ですね。

せっかく食べるなら、美味しいキャベツを食べたいと思うものです。

今回は、そんな美味しいキャベツの見分け方をお伝えします!

美味しいキャベツの見分け方はこれだ!!

”外の葉がついて、肉厚で新鮮、濃い緑色をしている。
ズシリと重いものがよく、芯は500円玉ほどの直径があり、長さは全体の2/3以内であること。”

以上です。笑

詳しく・・・

キャベツに種類ってあるの?

まずキャベツには種類があります。

スーパーなどでは、一年中見かけるキャベツですが、キャベツは冬キャベツ、春キャベツと大きく2種類に分かれており、それぞれで味わい、おいしさが違っています。

こ冬キャベツ

一般的で最も多く出回っているのが「寒玉」と呼ばれる11月~2月頃にかけて旬を迎えるキャベツです。やや平べったい楕円形で、葉がギッシリと詰まっているのが特徴です。煮崩れしにくいので煮込み料理やロールキャベツなどにむいています。

春キャベツ

こちらは3月~5月頃にかけてが旬の季節。
形はほぼ球状で、葉はふんわりと重なっているのが特徴です。葉が柔らかく、みずみずしいので生食に向いています。

キャベツ全体についていえる美味しいキャベツの見分け方をもう少し細かく見ていきます。

キャベツの見た目による見分け方

まずは見た目です。これが一番目に入る所なので抑えておくとよいですよ!

外の葉がしっかりついている。

これは意外と外の葉は取られて売られていたりもするのですが、外の葉が取られている理由の一つに葉が痛んでしまっていたり、虫に食べられてしまっていることがあるのです。

当然こうなってしまうと、品質的にもあまりよくない場合が多いので、きれいな外の葉がしっかりついているキャベツを選ぶようにしていきましょう。

ちなみに、冬場に見られるのですが、外葉が紫色に変色しているものがあります。
これは霜にあたってしまったためのもので、痛んでいるわけではありません。

むしろこういった外からのストレスに対してキャベツ自身が適応した結果、甘さが増している場合も多いのです。(越冬キャベツなどが代表的ですね)

葉がパリッと肉厚で新鮮でより緑色が濃い

成長し、栄養が行き届いているキャベツは当然ながら、肉厚で緑色が濃くなります。

季節ごとの違いで見分けるポイントは!?

冬キャベツの場合
  • 形は丸いものではなく、楕円形のもの
  • 葉の間はギュッと隙間のないもので、葉は固く厚いもの
  • 持った時にずしりと重いもの
春キャベツの場合
  • 形は丸くて小さいもの
  • 葉は柔らかくて薄いもので、巻きは緩めがよい
  • 持った時に軽いもの

キャベツの見分け方は芯や重さが重要なの?

葉っぱ以外にも美味しいキャベツを見極めるポイントがあります。

それはキャベツの芯と重さをみることです。

キャベツの芯を見るポイント

キャベツの芯を見る際のポンとは3つです。

  • 見た目
  • 長さ
  • 太さ

それぞれのポイントをお伝えしますね。

見た目

芯の切り口が変色しておらず、みずみずしくて白いもの。

キャベツは芯から痛み出します。
芯に割れ目など入っていることもあまりよくありません。

長さ

芯の長さは全体の1/3、長くても1/2以下のものを選ぶのが良いです。
あんまり芯が長すぎると、成長しすぎていて、栄養分が失われていることがあります。

太さ

芯の太さはだいたい500円玉ぐらいの大きさが良いです。

それ以上大きくなると成長のしすぎで、芯から水分が抜けてしまい、葉が固く苦味が出てきてしまいますので注意してくださいね。

キャベツの重さで見るポイント

同じくらいの大きさならばズシリと重いものを選びましょう。

重たさがあるものの方が水分が多くみずみずしくて葉が柔らかい美味しいキャベツといえます。
逆に軽いキャベツは葉が少ないだけで育ちすぎ、葉が固くなっている場合もあります。

ちなみに

春キャベツを選ぶときは、重さはさほど重要ではありません。
葉がふんわりとしていて、巻きがゆるくなる春キャベツの性質上、葉と葉の間に空気の層がしっかり入っているほうがおいしいので、むしろ軽いほうが良いとされます。

キャベツの見分け方、半分の時はどうする?

半分のサイズで売られていることもよくありますね。

その場合は、冬キャベツと春キャベツで少し見分け方が異なりますが基本的には”葉の巻き具合と芯の長さ”に注目です。

冬キャベツ

葉に隙間がなく、芯の高さが全体の2/3以内のもの(半分より少し高めくらいです)

芯は成長しすぎると固くなり苦みが出てしまうので、成長しすぎる直前が分栄養分をしっかりと貯めた時期になりとても美味しい味になります。

春キャベツ

春キャベツでは芯の高さが2/3まであると成長しすぎなため、芯があまり高くなく。また、葉の隙間も巻きがゆるいので、隙間は空いているものがおすすめです。

まとめ

キャベツの見分け方を知っているかどうかだけで、キャベツを選ぶこと、食べることが楽しくなるのではないでしょうか。

キャベツには胃の粘膜を修復するキャベジン(ビタミンU)や抗酸化作用、動脈硬化予防に貢献するビタミンCがとても多く含まれいます。

美味しいキャベツを選んで栄養も楽しく摂っていきましょう。