肉じゃがは多めに作ると美味しいので、たくさん作って保存したい。でも…作った肉じゃがの賞味期限がどのくらいなのか、どうやったら日持ちさせられるのかが気になります。
ここでは、肉じゃがの賞味期限や上手な保存方法、肉じゃがは作り置きして冷凍できるのかお伝えします。
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肉じゃがの賞味期限はどのくらい?
肉じゃがは意外と足が早いです。 冬でも常温で置いておいたら1日も持たない事もあります。
なので、保存は冷蔵庫か冷凍庫でしてくださいね。 冷蔵庫の場合の賞味期限は、2〜3日です。
でも、夏場は冷蔵庫に入れても1〜2日以内に食べ切った方が良いですね。
煮物の中でも、ひじきの煮物やきりぼし大根の煮物などしっかりと味が染みている場合は5〜6日くらいは日持ちします。
冷凍庫で保存する場合は、煮物は2〜3週間日持ちしますが肉じゃがのまま残しておくのは難しいです。
なぜならじゃがいもは、冷凍には向いていない食材に当たります。
肉じゃがの保存方法はどうするのが良い?汁はどうする?
肉じゃがを保存するのは、冷蔵庫になります。
肉じゃがはタッパーなどの密閉できる容器に保存するのがおすすめです。
お皿にそのまま入れて保存する場合は、しっかりとラップをしてくださいね。
肉じゃがを冷蔵庫に入れる場合は、必ず粗熱を取って冷ましてから入れます。
煮汁のある肉じゃがは、煮汁が無くなるまでしっかりと飛ばしてから保存すれば冷蔵庫で2〜3日保存できます。
せっかく作った肉じゃができればもう少し長く食べたいなという場合は以下の方法がおすすめです。
肉じゃがを長めに保存したい場合は?
長期間の冷蔵庫保存となると少し違ってきます。
少し長めに保存をしたいなら、普通の保存とは逆で煮汁もたっぷり作って一緒に容器に入れて保存します。
煮汁がある事で、腐敗を防いでくれる効果があります。
そして1日に1回、火入れをして熱を入れると雑菌が湧かなくなるので、長く日持ちします。
熱を入れる時は、必ず火にかけてください。(電子レンジで温めるのではだめ!)
ちょっと面倒ですが、日持ちをさせたいなら、何度も火入れすることになります。
何度も火入れすることを考えると、煮汁が蒸発していってしまうので煮汁はたっぷりあった方が良いですね。
少し長めに肉じゃがを保存したいときは、汁を多めに作っておいて肉じゃがとは別に、違う容器に入れておくと良いですよ。
保存が長くなって火入れする時に、少しずつ汁を足して火入れをすると乾燥を防ぎながら、火入れをする事ができます。
豆知識!保存に煮汁って要る要らない?!
肉じゃがを日持ちさせるために火入れすることを考えて煮汁は多めにとお伝えしましたが、煮物はどれも煮汁があった方が日持ちするのか気になりますよね。
同じ煮物でも種類によって汁を入れたまま保存できるのか、できないのかが変わってきます。
- 根菜の煮物、筑前煮、かぼちゃの煮物、里芋の煮物などは汁を多めにして保存
- ひじきの煮物や切り干し大根の煮物は、汁気を無くしてからの保存
ひじきの煮物や切り干し大根の煮物は、よくお弁当に入れますが、その際には、必ず煮汁を飛ばしてから入れてくださいね。
汁気があると傷みやすくなります。
肉じゃがは鍋のまま保存しても良い?
ちなみに、肉じゃがを煮たままの鍋ごと冷蔵庫に入れても保存はできます。
持ち手を取って、そのまま冷蔵庫に入れても大丈夫な鍋もありますからね。
冷蔵庫の中に鍋を入れられるスペースあれば、鍋ごと入れて保存しておいても良いです。
一般的に煮物は冷えるときに味がしみこむって言われますよね。
なので、鍋に入れたままじっくり冷ませば美味しくなります。
冷ます時には、鍋を密閉してからバスタオルに包んで、新聞紙にくるんであげるとゆっくりと冷ませます。
鍋のまま冷蔵庫に入れるときの注意点!
ただ、鍋のまま冷蔵庫に入れて保存するには、難点があります。
鍋のまま入れてしまうと、冷蔵庫内の温度が上がってしまいます。
しっかり冷めてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
食中毒を起こすような菌が発生してしまう温度は、40℃〜10℃の間と言われています。
この温度で置いておく時間を少しでも少なくする為に、早く冷ます事も大切です。
味が染み込むには、じっくり冷ました方が良いですが、食中毒の事を考えると早めに冷ました方が良いので、季節によってなど気をつけた方が良いですね。
あまり大きな鍋だと冷ますのに時間がかかるので、その日食べる分はお皿に、残りを小さめの鍋に移すなどすると冷ます時間を減らすことができます。
しかし、常温で置いておいた場合は、食べる時には必ず火を入れてから食べる事をおすすめします。
肉じゃがを作り置きして冷凍することって出来るの?
肉じゃがを作り置きで冷凍する事はできますが、あまりおすすめできません。
じゃがいも は、冷凍すると食感が変わってしまって美味しくありません。
どうしても冷凍したいのであれば、下処理をしてから冷凍してくださいね。
- じゃがいもと人参は、解凍するとベチャベチャになり美味しくなくなるので、あらかじめ潰してマッシュ状にしておきます。
- 肉、玉ねぎは粗い微塵切りにしておきます。
- こんにゃくは冷凍すると輪ゴムみたいになるので入っている場合は抜きます。(作り置き用にするなら、しらたきや糸こんにゃくは入れない方が良いです)
- きちんと下処理したら、タッパーやジップロックに密閉して入れて冷凍庫で急速冷凍します。
ただ、じゃがいもやニンジンをマッシュした時点で肉じゃがとして冷凍できるとは言い難いですね(-_-;)
肉じゃがが余ったときのアレンジレシピをご紹介!
肉じゃがを毎日食べるのはちょっと…でも冷凍もできないしという時におすすめのアレンジレシピをご紹介します。
そのまま肉じゃがで数日続けて食べるのは無理でも、違い料理にリメイクしちゃえば無駄にせずにすみます。
<材料>
肉じゃが(好きなだけ)、QBチーズ(肉じゃがに合わせて)、小麦粉、卵、パン粉:適量
<作り方>
- 肉じゃがは汁気を飛ばすように鍋に入れて温める。
- 肉は細かく刻む。糸こんにゃくがあれば乾煎りしてから細かく刻む。
- じゃが芋や人参は潰して、2を戻して混ぜる。
- チーズは一口サイズに切って、チーズを芯にして3で包み込み丸い形を作る。
- 小麦粉→卵→パン粉の順に付けていく。
- そのままジップロックに入れて、冷凍庫に入れる。
食べる時に、冷凍庫から出してすぐに揚げれば楽に肉じゃがコロッケが食べられます。
<材料>
肉じゃが(お玉3杯程度)、油揚げ1枚、しいたけ2枚、お米2合、醤油、水各適量
<作り方>
- 肉じゃがの具を細かく刻む。
- 油揚げとしいたけも細かく切る
- お米2合を研いで水切りする。上から、肉じゃがの煮汁を御釜の2合の線まで入れる。足りなかったら、水を入れる。(水を入れる場合は、醤油を小1入れる。)
- しいたけ→油揚げ→1を入れて、軽くかき混ぜて炊飯器にセットする。
- 出来上がったらよくかき混ぜて15分くらい蒸らす。
- 熱いうちに100g程度に分けてラップに包んで冷凍庫に入れる。
食べたい時に、レンジでチンすればすぐ食べられて便利です。
まとめ
肉じゃがは、冷蔵庫で保存しても2~3日程度で食べきるのがおすすめです。
長く保存したい場合は、毎日しっかり火入れをしてください。
冷凍で長期保存出来れば良いんですが、メイン食材であるじゃがいもが冷凍には向かないので冷凍はできません。
そのままの味ではちょっとという人は、コロッケなどにリメイクして食べると良いですよ。
でも意外と日持ちしない上に、じゃがいもは冷凍保存には適さないので、出来れば肉じゃがは食べる都度作るのが良いです。
じゃがいもは潰せば冷凍もできるので、残った肉じゃがでコロッケを作って冷凍するというのもおすすめです。