料理の基本

おでん牛すじの下ごしらえを簡単にするには圧力鍋?煮込み方は?

おでんに牛すじを入れるととてもおいしくなりますが、そのためには下ごしらえがポイントになります。
きちんと下ごしらえすれば、おでんの牛すじは最高のご馳走になりますよ。
ここでは、誰でも簡単にできる、おでんの牛すじの下ごしらえのやり方をまとめました。
又、おいしく仕上げるための、おでんの牛すじの煮込み方のポイントもお話していきます。

おでんの牛すじの下ごしらえを簡単にするには?

おでんの牛すじの下ごしらえを簡単にしたいなら圧力鍋を使うのがおすすめです。

実は、おでんの牛すじは、下ごしらえとして合計2回煮込むことがポイントとなります。
2回煮込む時点でもう簡単とは言えないですが、美味しくするには下ごしらえをきちんとしておきたいですよね。

牛すじの下ごしらえですが、1回目2回目でそれぞれ少し違った煮込み方をするのでそちらをご紹介していきます。

牛すじを煮込む前は、肉を必ず水でさっと洗うようにしてください。
洗わずに煮込んでしまうと、血や汚れが付いたまま煮込んでしまうことになるので、衛生的にNGです。

牛すじの下ごしらえ! 1度目は水から煮込む!

さて、1回目に煮込む時は、まず鍋の中に水と牛すじを入れ、水の状態のままから火にかけていきます。

つまり、「沸騰してから牛すじを入れる」というやり方ではないということですね。
水の状態から煮込むことで、余分な脂分やイヤな臭いをなくす効果が期待できます。

ちなみに、牛すじは、最初の段階では、固すぎて切ることが難しいと思います。
なので、1度目に混む際は牛筋は切らずに、塊の状態のまま鍋の中に入れてしまってOKですよ。

煮込んでいって沸騰してきたら、火力を中火にし、アクを取り除いていきます。
アクを取り除いたら、それまで煮込んでいた時のお湯を、一旦全て捨ててください。

そして、牛すじをぬるま湯で洗って、アクを完全に落とし、食べやすい大きさにカットします。

牛すじの下ごしらえ! 2度目は沸かして50ccの酒を!

この作業と同時に、別の鍋でお湯を沸かし、2度目に煮込むための準備をしておきます。
このお湯の中には、調理用のお酒を50ccほど混ぜ、アクが出やすい状態にしてください。

次に、別の鍋で沸かしたお湯の中に、アクを取り除いてカットした牛すじを入れて煮込みます。

そして、中火で8~10分くらい煮込んで、アクが出たらその都度取り除いてください。

基本2度煮込めば下ごしらえ終了ですが、もしも2度目もアクがたくさん出るようであれば、お湯を捨てて、新しいお湯で煮込みましょう。

この作業を繰り返し、アクが全く出なくなってきたら牛すじの下ごしらえは終了です。

普通にやるとどうしても下ごしらえには手間がかかっちゃいますね。
でも次に紹介する圧力鍋を使う方法ならあくを取る手間が省けるので簡単になりますよ。


おでんの牛すじの下ごしらえを圧力鍋でする方法は?

おでんの牛すじの下ごしらえは、圧力鍋を使うと簡単に上手に行うことができますよ。

下ごしらえとして牛すじを煮込むプロセスは、基本的に、先ほど紹介したものと同じです。
ただ、圧力鍋を使うと、下ごしらえの時間が短縮されるのでとてもラクですよ。

普通の鍋を使ったやり方だと、アクが出るたびに取り除いたりお湯を捨てたりして、手間がかかります。

でも、圧力鍋を使うと、1度煮込み始めたら、10分間くらいそのまま放置してOKなのです。

  • 1度目に煮込む時も、2度目に煮込む時も、圧力鍋を火にかけたら10分くらい放置しておいてください。
  • 10分ほど経って、圧が完全に抜けたら蓋を開けて中のお湯を捨てるだけです。

煮込んでいる最中に、いちいちアク取りをしなくていいので、本当にラクです。

ちなみに、圧力鍋を使うと、牛すじがとろとろした食感になるので、仕上がりもおいしいですよ。

おでんの牛すじの煮込み方 美味しくするポイントは?

さて、下ごしらえが終わった後は、いよいよ牛すじをおいしく煮込んで仕上げましょう。

まず最初に、鍋に水を入れ、下ごしらえ同様に水の状態から牛すじを煮込みます。
この状態で沸騰するまで煮込み、沸騰後は火力を弱火に切り替えて、じっくり長く煮込みます。

この時の煮込み時間は十分に取る必要があり、1時間30分~2時間ほど煮込んでください。

そして、煮込む時は、牛すじと一緒に、青い部分のねぎとショウガを一緒に煮込みます。
なぜかと言うと、牛すじには独特の臭みがあり、これを消す効果があるからです。

臭いが気にならない人は省略してもOKですが、美味しくいただくにはやはり、臭いは消した方が良いでしょう。

まとめ

おでんに牛すじを入れる時は、下ごしらえとして2回茹でて、アクをしっかり抜くことが必要です。

この下ごしらえは、普通の鍋でもできますが、圧力鍋を使うととても便利ですよ。
そして、おいしく仕上げるためには、下ごしらえの後、弱火で1時間30分~2時間五混んでください。

この時、青い部分のねぎとショウガを一緒に煮込んで、独特の臭みも消してしまいましょう。