料理の基本

エビチリは片栗粉なしでも大丈夫?卵白を使う理由や切り方は?

エビチリを作ろうと思ったけど片栗粉がないなんて時、エビチリは片栗粉なしでも作れるのかが気になりますよね。
今回は、エビチリは片栗粉なしでもできるのか、エビチリに卵白を使う理由や見栄えよく、おいしくする切り方など、エビチリを作るときの大事なポイントについてご紹介します。

エビチリって片栗粉なしでも作れる?

本来であれば、エビチリは、片栗粉を使った方が断然おいしく仕上がります。

なぜかと言うと、片栗粉を使うことによって、エビチリにとろみがついておいしくなるからです。
でも、「家に片栗粉がない」という場合は、片栗粉なしで作っても、全く問題ありませんよ。

片栗粉を使わずにエビチリを作る場合は、何かで代用せず、片栗粉なしのまま作ってもOKです。
実際、「何かで代用すると、食感が変わってしまう」ということがイヤで、代用品を使わない人もたくさんいます。

一方、片栗粉を他のもので代用する場合は、じゃがいもを擦った汁をエビにまぶすと、似たような仕上がりになります。

又、ゼラチンで代用すると、少し食感が変わるものの、思った以上においしく仕上げることができます。

エビチリで卵白を使う理由は?

さて、エビチリを作る時に欠かせない材料の1つに、卵白があります。
使うのは「卵1個全部」ではなく、「卵白のみ」という点がポイントです。

なぜエビチリを作るのに卵白を使うのかと言うと、エビがふっくら・プリプリになるからです。
これは卵白のコーティング効果によるもので、このひと手間をするかしないかで、仕上がりが全く変わってきます。

私は1度、この作業を忘れてエビチリを作ってしまったという、苦い失敗がありました。
「味はたいして変わらないだろう」と思っていましたが、食べてみると、何だか物足りないのです。

後で気づいたことですが、「ふっくら感・プリプリ感が足りていなかった」ということがわかりました。

エビチリはふっくら・プリプリの食感が魅力ですから、これがないと、やはり物足りなく感じてしまうのです。

ちなみに、更に食感を良くしたい場合は、卵白を泡立てて、メレンゲ状態にしてエビに絡めることをおすすめします。

このメレンゲは、贅沢にたっぷりとエビに絡ませることがポイントです。

こうすることによって、一流中華料理店にも見劣りしない、ふっくら・プリプリ感を出すことができますよ。

エビチリの切り方でおすすめはこれ!

エビチリのエビは、基本的には、それほど細かく切らなくてもOKですよ。

中華料理店のエビチリを思い出すとわかりますが、エビのサイズは比較的大きめなことが多いですよね。
特に、一口サイズの小さめなエビに関しては、全く切らずに、そのままエビチリにしても大丈夫です。

でも、「少しでも見栄え良く、おいしくしたい」という人は、下ごしらえの段階でひと手間入れましょう。

エビチリを美味しく見栄えよくするひと手間
  1. エビの背中側にすーっとまっすぐ切り込みを入れますが、ここで1つポイントがあります。
    浅い切り込みではなく、お腹側ギリギリまで深く切り込みをいれるのがポイントです。
  2. 切り込みに手を入れて、そこからエビを開き、平面の状態にします。
    この時、切り込みを入れるのと同時進行で、エビの背わたも取り除いてしまってください。

エビに切り込みを入れた後は、通常通りの作り方でエビチリを作ればOKです。

切り込みを入れたエビを使うと、出来上がった時、見た目にボリューム感が出てきます。
そして、切り込みを入れていないエビに比べて、少し歯ごたえがあるように感じられます。

ちょっとしたひと手間に過ぎないのですが、これを行うことによって、見た目も食感も変わってきますよ。

まとめ

エビチリは、片栗粉を使った方がおいしいですが、ない時はそのまま作ったり、代用品を使ったりしてもOKです。

又、下ごしらえの時に卵白をからめることで、より良い食感のエビチリが出来上がります。
余裕があれば、卵白を泡立ててメレンゲにして、それをたっぷり使うといいですよ。

そして、更においしく見栄え良く仕上げるには、エビに切り込みを入れておくこともポイントです。