最近、美容や健康に良い油類が、たくさんお店に出ていて、選ぶのに迷ってしまいますよね。
特に最近注目されている油が、エゴマ油と亜麻仁油・オリーブオイルではないでしょうか。
では、エゴマ油・亜麻仁油・オリーブオイルは、それぞれどう違うのでしょうか。
ここでは、この3種類の油の特徴や違いなどを詳しくお話していきたいと思います。
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エゴマ油と亜麻仁油の違いは?
ではまず、エゴマ油と亜麻仁油それぞれの特徴と、この2つの違いについて見ていきましょう。
- エゴマ油は、シソ・エゴマといったシソ科の植物から抽出した油です。
- 亜麻仁油は、「亜麻」という薄紫の小さな花から抽出した油です。
この2つは、成分が似ている油として知られていますが、ちょっとした違いがあります。
- αリノレン酸の含有量
- 味(エゴマ油には癖がある)
- 日持ち(エゴマ油の方が日持ちする)
そして、エゴマ油と亜麻仁油には、「オメガ3であるαリノレン酸が含まれている」という共通点があります。
このαリノレン酸は、
- 美肌効果やダイエット効果・生活習慣病の予防や改善・弁美改善などの効果が高いと言われています。
- アレルギー改善効果や記憶力の向上などにも、高い効果を発揮するようですね。
エゴマ油と亜麻仁油を比べると、αリノレン酸の含有量は、エゴマ油の方が多いようです。
又、味に関しても違いがあり、エゴマ油は亜麻仁油よりも少し個性的な味がします。
そのため、私は料理のスパイス的なエッセンスとして、あえてエゴマ油を使うことがあります。
でも、クセのない味を求めている時は、エゴマ油よりも、亜麻仁油の方がおいしく感じられます。
そして、エゴマ油と亜麻仁油は、消費期限も少し違っていて、亜麻仁油の方が日持ちしません。
エゴマ油は開封後1ヶ月くらい日持ちしますが、亜麻仁油の日持ちは開封後2週間程度になります。
エゴマ油と亜麻仁油どっちがいいの?
では、エゴマ油と亜麻仁油どちらが良いのかというと、これは目的によって違うかもしれませんね。
先ほどの話から見ていくと、成分は似ているものの、αリノレン酸の含有量はエゴマ油の方が多かったですよね。
そのため、健康や体調改善を目的として使う場合は、エゴマ油の方がオススメです。
ただ、エゴマ油は味にクセがあるため、万人受けする油ではありません。
クセのある味が嫌いな人にとって、エゴマ油を食べるのは、ちょっとつらいでしょう。
なので、オーソドックスな味を好むのであれば、亜麻仁油を使うことをオススメします。
特に最近は、健康のために「少量の油を飲む」という人も増えてきていますよね。
これを行う場合、クセのあるエゴマ油だと飲み込むのがつらいと思うので、亜麻仁油の方が個人的にはおすすめです。
エゴマ油も亜麻仁油も美容と健康に良い油ではあるので、基本的にはどちらを使ってもOKです。
でも、より目的や味覚の好みに合ったものを使った方が、長く続けられると思いますよ。
オリーブオイルとエゴマ油ならどっちがいい? 混ぜても良いの?
さて、美容と健康に良い油と言えば、オリーブオイルもかなり長く注目されていますね。
オリーブオイルには、オレイン酸と呼ばれる成分が豊富に含まれていることが特徴です。
これにより、オリーブオイルは、生活習慣病の予防や改善を始め、多くの健康効果が期待できる油です。
特に注目すべき点は、動脈硬化・高血圧症の予防や改善、便秘の予防や改善効果などです。
エゴマ油と亜麻仁油と少し似ていますが、オリーブオイルは、悪玉コレステロールの減少効果も優れているようです。
そのため、コレステロール問題で悩んでいる人には、オリーブオイルがオススメですよ。
オリーブオイルとエゴマ油、亜麻仁油は混ぜても良いの?
ところで、少し似ているエゴマ油・亜麻仁油とオリーブオイルですが、混ぜて使っても良いのでしょうか。
これら3種類の油は、混ぜって使っても全く問題ないので、ぜひやってみてくださいね。
実際に私も、エゴマ油とオリーブオイルを混ぜてドレッシングを作ってみました。
それぞれの風味が適度に生きて、更に、エゴマ油の独自のクセも薄まるので、おいしかったですよ。
但し、エゴマ油は加熱調理は向かないという点が、ちょっとしたデメリットです。
なので、炒め物などに使う時は、エゴマ油を他の油にブレンドしない方がいいですよ。
まとめ
エゴマ油と亜麻仁油は、含まれている栄養分とその含有量がかなり似ている油です。
ただ、αリノレン酸の含有量はエゴマ油の方が多いので、こちらの方が少しだけ健康に効果が高そうですね。
又、亜麻仁油の方は、エゴマ油のようなクセがない味なので、あっさりしているということが特徴です。
一方、オリーブオイルにはオレイン酸がたくさん含まれていて、こちらも健康に高い効果が期待できますよ。