暑い夏が終わって、栗が美味しい季節になってきましたね。栗ご飯やスイーツなどいろんな調理法で楽しめます。茹でた栗の正しい保存方法は知っていますか?間違った保存方法をしているとカビが生えたり虫がわいたり、食べられなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
この記事では、茹でた栗の正しい保存方法を詳しく紹介していきます。
茹で栗の保存期間はどのくらい?いつまで食べれるの?
茹でた栗は、あまり長く持ちませんし、常温保存はできません。
保存するなら冷蔵庫保存が適しています。冷蔵保存の賞味期限は、【約3日】です。
栗は長持ちしません。
あまり長時間保存すると味や食感が劣化しますので、茹で栗は3日を目安に食べきりましょう。
間違った茹で方をしていると3日ももたないかもしれません。
正しい栗の茹で方を紹介します。
- 80度ぐらいの沸騰手前のお湯で栗を1分茹でる
- 栗を取り出して、水気をよく切る。
- 日の当たらない場所で30分ほどしっかり乾かす
- 数か所小さな穴をあけたビニール袋に入れて保存する
ただ茹でればいいわけではないんです。
沸騰しきったお湯でぐつぐつ茹でてしまうと、栗の旨味が逃げてしまうので、あまり熱すぎないお湯でサッと茹でるのがポイントです。
そしてその後はしっかりと乾かしましょう。
水分がついたままだと傷みやすくなってしまいます。
茹で栗の保存方法は何がある?冷凍は出来る?
茹で栗は常温保存が出来ません。
季節によってはすぐに腐ってしまい最悪の場合食中毒を引き起こす可能性もあります。
先ほど書いた通り、茹で栗は冷蔵保存で賞味期限は3日ほど。
茹で栗は冷凍保存もできます。
たくさんあって食べきれない場合は冷凍保存がおすすめです。
茹でてすぐに冷凍保存する場合は、しっかりと水気を切ってください。
皮ごとでも、剥いた状態でもどちらでもOK。
剥いた方が使うときに便利かもしれませんね。
1回に使う量ずつサランラップで小分けにしましょう。
サランラップに平たくなるように包んで金属製のトレイの上に乗せて冷凍すると急速冷凍されて栗の旨味が損なわれにくくなります。
解凍するときは、自然解凍か、そのまま電子レンジで解凍もできます。
実は、栗は冷やせば冷やすほど糖度が増します。
寒い環境で1か月ほど過ごした栗はなんと3倍も甘味が増すのです。
皮付きでの保存なら【約半年】、皮を剥いたものは【約一か月】保存が可能です。
たくさんある場合や、しばらく食べる予定がない場合は冷凍保存がおすすめです。
茹で栗にカビが生えていたら食べない方が良いの?
しばらくの間常温保存したものや、冷蔵庫でも保存し始めてからかなり時間が経ってしまうと、気づいたときにはカビが生えていることがあります。
栗は繊細な食材で、結露や湿気、虫食いが原因でカビが生えやすいです。
皮にカビが生えていたけど中の栗はいつも通りだった場合、食べても問題なさそうに見えますが、食べるのはおすすめしません。
洗ったら取れるような白っぽいカビが少し生えている程度なら食べても大丈夫と言われていますが、素人の判断では怖い気もします。
心配な人やお腹が弱い人、免疫の弱い子供やお年寄りは食べない方が良いです。
この状態にまでなっていたら、食べられたとしても食感や味は確実に劣化しているでしょう。
一方、黒いカビは危険なので絶対に食べないようにしてください。
栗の中身にカビが生えているときは確実に腐っています。これも食べないでください。
カビが生えていなくても、
- 異臭
- 変色
- 酸っぱい味
- 柔らかくなっている
- 糸を引いている
- べたべた、ねばねばとしている
このような状態も腐っている証拠なので食べないようにしましょう。
たくさんあったらもったいないと思うかもしれませんが、潔く捨てた方が良いと思います。
まとめ
秋になると旬をむかえる栗、とても美味しいですよね!
栗ご飯や甘露煮、くりきんとんやマロンケーキ、モンブランなどいろんな調理法で楽しめるのも栗の魅力です。
茹でた栗は冷蔵庫で3日前後持ちますが、冷凍することで長期保存が可能です。
冷凍保存で糖度がアップするのでさらに美味しく食べることが出来ます。
たくさんある場合は、茹で栗の水分をしっかり取ってからサランラップなどで小分けにして冷凍保存しましょう。そうすれば1か月前後は持ちます。
常温保存やしばらく保存していて知らない間に皮にカビが生えていた場合、食べられる可能性もありますが、どんな菌が付着しているかわからないのであまりおすすめはしません。
洗って取れる程度の少しぐらいのカビなら食べられないこともないですがお腹が弱い人や子供やお年寄りはやめておいた方が良いかと思います。
カビが生えていなくても、変色や異臭などいつもと違うと感じたときは腐っているので食べないようにしましょう。