料理のあれこれ

中華だしの代用はほんだしやコンソメでできる?鶏ガラがおすすめって本当?

レシピに中華だしとあるけど、手持ちにない場合何かで代用わしたいですよね。。
でも家に常備してある調味料で代用する方法なんてわからないし…
ここでは、中華だしの代用はほんだしやコンソメでできるのか、鶏がらスープがおすすめって聞くけど本当なのかお伝えしていきます。

中華だしの代用はほんだしでできる?おすすめポイントは?

中華だしの代用品としてほんだしを使う事は出来ますが、やはりベースが違うのでそのままではかなり風味の違う仕上がりにはなってしまいます。

中華だしとほんだしはどう違う!?

中華だしとは、豚やカキなどいろんな素材が合わさって出来上がっている出汁です。
しっかりとしたコクがあって中華の味が良く出るためあらゆる中華料理に活躍しています。

  • 中華だしの中身は『食塩・ポークエキス・食用油・オイスターソース・チキンエキス・野菜エキス・酵母エキス・香辛料(胡椒、ガーリック)・調味料(アミノ酸等)』
    基本的にはブタやチキンやカキなどの複合素材を使って作られている出汁です。
  • 一方、ほんだしの中身は『食塩・砂糖・乳糖・かつおぶし粉末・かつおエキス・酵母エキス・小麦たん白発酵調味料・酵母エキス発酵調味料・調味料(アミノ酸等)』
    ※発酵調味料とは一般的にはみりんの一種(純米みりんの代用品)

基本的には魚介がベースになっているため、オイスターソースとしょう油・塩にごま油などを加えることによってコクが出て中華だしのような風味になり中華だしの代用として使うことが出来ます。

ポイントとしてはオイスターソースを加える事です!
『牡蠣のコクがカギです!』

中華だしの代用はコンソメでできる?おすすめポイントは?

中華だしをコンソメで代用することももちろんできますが、ほんだしと同様そのままでは風味が違ってしまいます。

コンソメの中身は『食塩・砂糖・食用油・野菜エキス・香辛料・しょう油・ビーフエキス・チキンエキス・果糖・酵母エキス・アミノ酸等』
洋風の香辛料がベースになっております。

中華だしとの違いとしては牛かブタかの肉の違いとそして大きな違いがオイスターソースです。
なので、オイスターソースとしょう油やごま油を加えるだけで中華だしの代用品として生まれ変われるのです。

コンソメは洋風の料理向けですので、中華だしとは一味違う風味にはなりますが、代用品としてはオイスターソースを加えることで中華風になってくれます。

そして、ここでも、ポイントはそう!オイスターソースの『牡蠣のコク!』

中華だしの代用は鶏ガラがおすすめなの?おすすめポイントは?

中華だしの代用としておすすめなのが鶏ガラスープです。

鶏ガラスープの素の中身は『食塩・デキストリン・鶏油・野菜エキス・チキンエキス・こしょう・たん白加水分解物・酵母エキス・調味料(アミノ酸等)pH調整剤・乳化剤』

※たん白加水分解物とは小麦や肉などを原料とする食品の一種。
※pH調整剤とは食品を適切なpH領域に保つ食品衛生法に基づいた食品添加物です。
※乳化剤とは水と油のような混ざり合わないものを混ざりやすくする食品添加物です。

鶏ガラスープの素は鶏ガラをベースにしてあるスープの素で、中華だしよりあっさりとしているので、濃い味のオイスターソースとしょう油を加えればコクが出て中華だしの代用品として活用出来るでしょう。

またしても、ポイントはオイスターソースの『牡蠣のコク』なのです!!

中華だしに近づけるにはオイスターソースが欠かせない!

中華だしに“より”近くするためにどうしても欠かすことが出来ないのがオイスターソースの存在です。

オイスターソースの牡蠣から抽出された煮汁の中にあるコクが中華だしには必要不可欠なものなのです。

そのため、どのだしを代用するにしてもオイスターソースを加えることでより中華だしに近づけてくれます。
そして、日本人の舌に馴染み深いしょう油と食欲をそそるごま油を加えるとなおいっそう美味しく食すことが出来るでしょう。

その他の中華だしに代用できる調味料は?!

その他にも、創味シャンタンやウェイパー・韓国のスープの素のダシダも中華だしの代わりに使えます。

創味シャンタン

創味シャンタンの中身は『食塩・野菜エキス・砂糖・乳糖・畜肉エキス・動植物油脂・小麦粉・香辛料・調味料(アミノ酸等)』
清油スープ(濁りのない透明なスープ)に油脂に香辛野菜にスパイス

20種類以上の原料を配合してある万能中華調味料なので、何も加えなくとも中華だしの代わりになりますし、物足りなときは少量の塩やしょう油を加えるといいでしょう。

ウェイパー

ウェイパーの中身は『食塩・ポークエキス・チキンエキス・野菜エキス・動植物油脂・砂糖・乳糖・小麦粉・香辛料・調味料(アミノ酸等)』

創味シャンタンと味にそれほど差はなく万能中華調味料ですので、中華だしの代用になってくれます。

ダシダ

あまり、聞きなれない韓国のスープの素でダシダというものがあります。

3種味があり(牛肉・アサリ・いりこ)どれも韓国の料理として多く使われています。
その中の牛肉味は中華だしの代用として利用出来ます。

ダシダも利用するときに最も中華だしに近づけるにはオイスターソースやごま油を加えてください。

チューブタイプの香味ペースト

チューブタイプで売られている香味ペーストも家庭で作る手軽で使いやすい中華料理の心強い味方になってくれる調味料です。

チューブタイプで使いやすい香味ペーストを中華だしの代用として使ってみるなら、やはり、少しのオイスターソースと塩とごま油加えるとよいでしょう。

まとめ

コンソメも鶏ガラスープの素もほんだしも中身はだいたい同じで主なベースが違うだけですので、オイスターソースの『牡蠣のコク』としょう油や塩、ごま油を適量加えればどれもが中華だしの代用品として使うことが出来ます。

中華風に仕上げたいなら、オイスターソースだけは切らさないようにしておいた方がよいでしょう。