最近ではおからは栄養が豊富でヘルシーな食材として知られています。
おからを使ったレシピを見てみるとまず出てくるのが「乾煎り」。
ただでさえ食事を作るときはあれこれ忙しいから乾煎りなんてちょっと面倒だなぁと思いますよね。
そこで今回はおからの乾煎りは必要なの?なぜ乾煎りする必要があるのか、おからの乾煎り後にはどう保存するのか良いのかをお伝えします。
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おからの乾煎りって必要なの?
結論から言えば、おからは乾煎りしないで使うこともできます。
しかし、おからは乾煎りのひと手間をかけることでとっても使いやすくおいしい食材になるのです。
どうせならおいしく食べられて、便利に使えたらうれしいですよね。
おからと言っても最近ではさまざまな形で売られています。
- 生おから…豆腐をつくる過程で豆乳をしぼったあとに残るかす
- 乾燥おから…生おからを乾燥させたもの
- おからパウダー…乾燥おからをさらに細かくしたもの
乾煎りが必要なのは生おからです。
生おからだと何が良いの?!
乾煎りの手間があるのに生おからって何が良いのというのも気になりますよ。
生おからは、乾燥おからやおからパウダーに比べたら少し手間がかかる分手ごろなお値段で買うことができます。
生おからは水分が含まれていてぼそぼそしていますね。
作る料理によってはこの水分で味が左右されてくるのです。
煮物や白和えはもちろん。
お肉のかさ増しやお菓子つくりにも活用できるすぐれもの。
今まで余らせてしまったり、おからなんて水っぽくてそんなにおいしくない・・と思っていたあなたも、生おからをお得に活用しちゃいましょう。
おからを乾煎りする理由は何?しないとどうなる?
おからが入っている煮物、しっかり味がしみていたらおいしいですよね。
乾煎りしていないと生おからの水分がしみでてなんだか味がぼやけてしまうんです。
水を含んだスポンジにもっと吸わせようとしても無理でしょう、それと同じで湿っているおからだと煮汁がよくしみこんでくれません。
そのためおからを食べたときに水っぽさを感じてしまうのです。
また大豆からできているので多少の豆くささもあり、料理の風味を邪魔してしまうこともあります。
生おからの日持ちって?!
もうひとつ乾煎りしたほうがいい理由として、生おからは湿っている状態ですので日持ちがしません。
買ってきたらなるべく当日に使い切る、2~3日冷蔵庫に入れておいたらもうアウトなくらい足が早いんです。
そんなにたくさんのおからは一度に食べきれないし、腐らせてしまってはもったいない。
そんなときに乾煎りしてしっかり水分を飛ばすことで保存ができるようになります。
生おからを乾煎りして乾燥おからにする方法!
では、生おからを乾燥おからに変身させましょう。
コンロを使う場合
- 油をしいていないフライパンで生おからをさらさらになるまで中火で煎ります。
焦げないようにフライパンをゆすったりかきまぜたりしましょう。
少し時間がかかるのでめんどうだなぁと思ったあなたは電子レンジでやってみましょう。
電子レンジを使う場合
- お皿に生おからを広げてラップをせずに様子を見ながら加熱します。
- 全体的に水分がなくなるまで何度かとりだしてかきまぜる、を数回くり返したらできあがり。
たくさんの生おからがある場合はフライパンのほうが早いかもしれません。
あなたに合う方法でやってみてくださいね。
おからを乾煎りした後にどう保存するのが良い?
乾煎りしたおからを冷ましたら、小分けにして保存袋に入れましょう。
ポイントは、においがつかないように密封することです。
乾燥したおからは水をくわえればまたふくらんで生おからに戻るので必要に応じて使うことができます。
冷蔵で4~5日、冷凍で約1ヶ月間保存することができます。
生おからに比べたらずいぶん長持ちするようになりましたね。
使うときは冷凍庫から冷蔵庫へうつしてゆっくり解凍させます。
急激に溶かしてしまうとおからが傷んでしまうので、使う前日に冷蔵庫にうつしておくようにしましょう。
また、冷凍して1ヶ月間もつようになったとはいえ味は冷凍前より劣ってしまいます。
積極的に使っておいしく食べたいですね。
まとめ
おからは、女性にうれしい大豆イソフラボンを含んでいて食物繊維も豊富なのでダイエットにも最適な食材です。
ハンバーグに入れてお肉のかさ増し、おからを使ってお菓子ををつくれば罪悪感のないおやつになります。
味がしないので何にでも使えるのであるととっても便利です。
また、時短ばやりの近頃では生おからの水分を加味して調味料を加減したり、香りの強い食材を使い豆くささを感じさせないようにしたレシピなんかもあるようです。
ちなみにわたしはおからを買ってきたら、まずその日のお味噌汁に入れる分をわけてそれ以外を乾煎りします。
お味噌汁に入れると豆腐のような感じで違和感なくとてもおいしく食べられます。
こどもも大好きでパクパク食べますよ。
生おからを手に入れたら、とりあえず乾煎りさえしてしまえばあとはどう使おうかゆっくり考えられます。
お財布にもやさしく使い勝手の良い生おからを上手に活用したいですね。