保存方法&賞味期限

ぶどうの賞味期限は?痛みの見分け方や長持ちさせる保存方法は?!

みずみずしくて甘いぶどうですが、あまり日持ちしなくて困りますよね。ぶどうの賞味期限は品種や保存方法によっても変わってきます。
ここでは、ぶどうの賞味期限や、傷んだぶどうをどう見分けるか、美味しいぶどうの選び方や長持ちさせる保存方法をご紹介します。

ぶどうの賞味期限はどのくらい?品種で違いは?

ぶどうの賞味期限は、保存方法や品種よって異なります。

ぶどうの品種と、常温、冷蔵、冷凍それぞれの賞味期限をご紹介します。

まず、ぶどうの品種は大きく分けて3種類です。果実の色がで分けられので分かりやすいです。

  • 巨峰やピオーネなど黒に近い紫色の品種
  • デラウェアや甲斐路などの赤い品種、
  • シャインマスカットやナイアガラなど黄緑色の品種

この3つに分けられます。

その中でも、大粒のものや小粒なもの、タネの有無など様々な品種があります。

皮を食べるか食べないか品種によっても悩むところですが、気にならないのであれば
食べる事をおすすめします。

ぶどうの栄養のほとんどは皮に含まれています。
皮の厚めなぶどうも冷凍するとあまり気にならなくなるのでおすすめです。

では、まず常温での保存からご紹介します。

ぶどうを常温で保存すると日持ちは?!

ぶどうの保存に適した温度は5〜10度だと言われています。
余り冷やしすぎるのも味に影響してしまうんですよね。

葡萄を常温で保存すると2〜3日持ちます。

品種によっても違いがあり、巨峰やデラウェアなどで2〜3日、シャインマスカットは3〜4日となります。

ただし、ぶどうは高温と乾燥に弱いので常温で保存する際には注意が必要です。

常温で保存する際には、ぶどうを洗わずに1房ずつ新聞紙で包み冷暗所で保存をします。

またデラウェアなど小粒のものを包むときは、新聞紙を一度クシャクシャにしましょう。
紙の硬さで、粒が取れてしまうのを防ぎます。

食べる1〜2時間前に冷蔵庫に入れ、冷やすと美味しく食べることが出来ます。

常温だとあまり日持ちしないのでお早めにお召し上がり下さい。

ぶどうを冷蔵で保存する時の日持ちは?

冷蔵庫の野菜室で保管をする際には、房のままで3〜5日、実を切り離して1週間ほど持ちます。

大粒の品種は身を切り離して保存した方が鮮度を保てるのでオススメです。

冷蔵庫に入れる際には必ず密閉容器か、密閉袋に入れてください。

乾燥するのを防ぐほか、果物は収穫した後も呼吸をしていて二酸化炭素を排出します。
冷蔵庫の他の食材を守るためにも密閉容器か、密閉袋に入れましょう。

冷やしすぎると甘みを感じにくくなリますのでご注意ください。

ぶどうを冷凍で保存する時の日持ちは?

冷凍保存される際には、一粒ずつ切り離し洗わずに、密閉容器に入れて保存します。
1ヶ月ほど持ちますが、冷凍をすると甘さが落ちます。

またマスカットなどの黄緑色の品種はマスカットならではのハリや、香りを損ないますので、冷凍はあまりオススメではありません。

冷凍したぶどうは、食べる前に優しく洗って食べます。
冷凍すると皮が、生のぶどうより薄く剥けます。

皮と実の間が一番甘くて栄養が多いので、冷凍ならではの美味しさを味わうことができます。

ぶどうの痛みの見分け方!

美味しいぶどうも痛んでしまっては、食べることができません。
どんなぶどうが食べてはいけないのかご紹介します。

  • 変色している
  • カビが生えている
  • 実がグニャっと潰れている
  • いつもと違う匂いがする

このようなぶどうには注意しましょう。

また、カビが生えているぶどうがあっても他の粒は食べられますので、カビが生えていないぶどうを探してみてください。

傷がついているぶどうはその傷から雑菌が繁殖して痛む原因になります。
ぶどうを買う時に新鮮で傷のないぶどうを選ぶことも重要です。

では、どんなぶどうを選べば良いのか、ご紹介します。

新鮮なぶどうの選び方

  • 軸が太く黄色っぽい
  • ハリがあって色が濃い
  • 実の表面に白い粉がまんべんなく付いている(ブルームと言います)
  • 緑色の品種は実に黄色味があるもの
  • 粒の大きさが揃っているもの
  • 落ちている粒が無いもの

これらを基準にお選びいただくと、新鮮で美味しいぶどうが選べます。

ぶどうの保存方法!長持ちさせるコツは?

ぶどうは買ってから早めに食べるのが、一番美味しく食べられます。
ですが、保存方法によっては、美味しく長持ちさせることができます。

長持ちさせるコツをご紹介致します。

房のままで保存するよりも、実を一粒ずつ切り離した方が長持ちします。

ぶどうを切り離すときのポイント1 洗わない

切り離すときにいくつかポイントがございます。

まず、洗わないことがポイントになります。
ぶどうの表面にはブルームという白い粉が付いています。
この粉は、果実から自然にできるもので、人の体に害はありません。

新鮮で熟している果実にできるもので、ぶどうの他にもりんご、柿などにも見られます。
このブルームの役目は果実を病気から守ったり、水分の蒸発を防ぎます。

ということで、ブルームは食べる直前まで洗わないで下さい。

ぶどうを切り離すときのポイント2 はさみを使う

ぶどうを房から切り離す時はハサミを使って下さい。

切るときには、軸を2〜3ミリ残すのがポイントです。
軸を残さずに切ってしまうと、そこから水分が抜けたり、カビが生える原因になります。

なぜ、房から切り離した方が長持ちするのか。

房のままだと果実の水分が軸のほうに流れていってしまいます。
鮮度を保つためには切り離すのをおすすめします。

洗わずに、房から切り離したぶどうはペーパータオルを敷いた密閉容器に並べ保存する。

この方法で、冷蔵庫なら1〜2週間、冷凍庫なら2〜3週間ほど持ちます。

まとめ

夏から秋にかけて旬を迎えるぶどうの賞味期限についてお伝えしました。

常温では3~4日、冷蔵では1週間、冷凍では1カ月程度と、保存方法によっても日持ちが変わります。

上手に保存することで、長持ちさせることもできますのでぜひお試し下さい!