旬のフルーツを盛り込んだロールケーキ。見ているだけで幸せな気分になりますよね。
でもいざ作るとなると、なかなかうまく仕上がらなくて、失敗なんてことにも…。
特に、ロールケーキが膨らまない!スポンジが固い!などはよくあることです。
今回は、ロールケーキ作りによくある失敗例の原因と対処方法についてご紹介します。
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Contents
ロールケーキが膨らまない原因と対処法!
ロールケーキの基本となるスポンジが膨らまない…。この結果には、とても気分がヘコみます。でも大丈夫!膨らまない原因はズバリ!!「卵の泡立て方」に問題があるからなのです。
ロールケーキ 失敗しないためのポイント
- 卵は新鮮なものを使う
新鮮な卵を使うことで、コシが強い安定したメレンゲをつくることができます。 - 卵白は使う前に冷蔵庫で十分に冷やす
十分に冷えた卵白は表面張力が強く、コシの強いメレンゲをつくることをサポートしてくれます。 - 卵白と卵黄は別々のボウルで泡立てる
別々に泡立てることで、ふんわりとした口当たりのいい生地に仕上がります。
※ただ、冷えた卵白の表面張力の強さは、逆に卵白を泡立てにくくするため、しっかりと泡立てる必要があります。ロールケーキ 失敗しない卵の泡立て方
ここでのポイントは、ハンドミキサーの速度です!
- 卵黄を溶きほぐして、分量の半分の砂糖を加える。
- ハンドミキサーを「高速」にセットし、白っぽくなるまで混ぜる。
- 卵白をハンドミキサーの「高速」で、全体的に泡立つまで混ぜ続ける。
- 残りの砂糖を3回に分けて混ぜる。砂糖を加えるごとにハンドミキサーの「高速」で泡立てる。
- 砂糖を全て加えたらミキサーの速度を「低速」に変えて、クリーム状になるまで混ぜる。
これでクリーミーなメレンゲの出来上がりです!!
- 泡立てた卵黄が入ったボウルにメレンゲを3回に分けて加える。メレンゲを加えるごとにホイッパーで混ぜ合わせる。
- 1を型に流し入れる。
あとはオーブンで焼くだけです!
ロールケーキのスポンジが固い原因と対処法!
ふわふわしたスポンジ生地に仕上げたいのに、固くて巻きにくい…。
ロールケーキ作りではよくあることです。でも何故こうなるのでしょう?
まずは、スポンジ生地が何でできているのか?を理解しておきましょう。
材料はとてもシンプル。「卵・小麦粉・砂糖」の3つです。
では、それぞれの材料の役割を説明していきます。
- 卵:主成分はタンパク質。このタンパク質がオーブンの熱で柔らかく固まってくれます。
- 小麦粉:主成分はデンプンとタンパク質。
デンプン・・・糊のような状態をつくることで、生地をふっくらした状態に仕上げます。タンパク質(グルテン)・・・オーブンの熱で生地に適度な弾力を与えてくれます。 - 砂糖:水分を吸収する性質があるため、水分が減って生地が固くなるのを防ぎます。
スポンジ作りで使う3つの材料には、それぞれに重要な役割があるんですね。
では次に、スポンジが固くなる主な原因と対処法を見ていきましょう!
ロールケーキのスポンジが固くなる原因① 計量が不正確
ロールケーキのスポンジが固くなる原因の1つ目はきちんと材料を量っていないいないことがあげられます。お菓子作りは計量命です。
- レシピに載っている卵のサイズ(S・M・L・LL)に注意しましょう。
※それぞれのサイズによって重さが変わってきます。 - 小麦粉と砂糖は、1g単位で計量します。
ロールケーキのスポンジが固くなる原因② 粉の混ぜすぎ
ロールケーキのスポンジが固くなる原因の2つ目は粉の混ぜすぎです。
しっかり混ぜようとして混ぜすぎちゃうんですよね。
- 小麦粉はグルテン含有量が少ないもの(タンパク含有量6〜7%)を使うこと。
- 混ぜる回数は40回程度。空気を含ませながらヘラでかき上げるように手早く混ぜます。
ロールケーキのスポンジが固くなる原因③ 焼きすぎ
ロールケーキのスポンジが固くなる原因の3つ目は焼きすぎです。
焼きすぎると生地が固くなってしまうので、短時間でしっかり焼くのが大事です。
「上段、高温、短時間」が焼く時のポイント!!
- 焼く前にオーブンを十分に温めておきましょう。(設定温度は200℃)
- 天板は2枚重ねて使うこと。(下火が直接当たるのを弱めて、ふんわり仕上がるように)
- オーブンの上段に入れて、約10分焼くのが基本です。
ロールケーキの失敗例とリメイク法をご紹介!
ロールケーキ作りによくある失敗には…
- スポンジがふわふわにならない!
- 生クリームが泡立たない!
- うまく巻けない!
などいろいろあります。でも初心者にとって最大の難関は、やっぱりスポンジ作りです。
でも大丈夫!失敗しても簡単にリメイクできちゃいます。
私の一番のおすすめは、オーブンでただ焼くだけの「ラスク」です。
作り方はとっても簡単!
<材料>
失敗したロールケーキ生地
<作り方>
- 失敗したロールケーキ生地を食べやすい大きさにカットする。
- オーブンを120℃にセット。
- 片面を20〜25分で焼き、裏返してまた20〜25分焼く。
- 水分が抜けきっていたら完成!
アドバイス: 水分が抜けきってないときは、さらにオーブンで5〜10分焼けばO K!
まとめ
ロールケーキが膨らまない!スポンジが固い!などロールケーキによくある失敗には、やっぱりそれなりの理由があるようですね。
ふわふわした口当たりのいい生地に仕上げるには、卵の「新鮮さと温度」がポイント。そして、卵白と卵黄は別々のボウルで泡立てることです。
また、スポンジケーキが固くなる原因には「雑な計量、混ぜすぎ、焼きすぎ」の3つがあげられます。
スポンジ生地は、ロールケーキの仕上がりとテイストに大きく影響を与える重要な部分。そのため繊細な作業が求められてしまうのです。
でも、失敗しても落ち込むことはありません!すぐにリメイクできちゃいます。ここで紹介したラスク以外にも、自分だけのオリジナルレシピを考えてみるのもいいですね。