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蜂蜜を食べてはいけない人って?蕁麻疹や頭痛が出た時はどうする?

蜂蜜が健康食材であると最近ではテレビや雑誌でよく取り上げられていますよね。

でも誰もが蜂蜜を食べていいわけではないんです。食べるとアレルギーを起こしたりする場合もあるので注意が必要なんですよね。

ここでは蜂蜜を食べてはいけない人がどんな人なのか、はちみつを食べて蕁麻疹や頭痛になったときの対処法などをご紹介していきます。

蜂蜜を食べてはいけない人ってどんな人?

食べてはいけない人とは、いったいどんな方なんでしょうか。

まず、真っ先に思い付くのは、蜂蜜に対して「アレルギー」を持っている方です。

アレルギーは、食べ物に含まれている「アレルゲン」に免疫機能が過剰反応してしまう事で体内や体外に異常がみられることです。

免疫機能は体の中の害になるものを排除してくれる機能です。
ですが、食物アレルギーの方はある特定の食べ物に対して体の害になるものだろ勘違いしてしまう事が、アレルギーとなって体に何かしらのサインが出てしまうのですね。

また、食物アレルギーの方でも肌や粘膜にアレルギー物質が付着したりするだけでもアレルギー反応が出る方もいるので要注意です。

これらの理由から、蜂蜜に対してアレルギーを持っている方は食べてはいけないのですね。

1歳未満の赤ちゃんもハチミツはNG!

また、1歳未満の赤ちゃんも蜂蜜を食べてはいけません。

1歳未満の赤ちゃんは腸内環境が未熟なので、蜂蜜の中に含まれているボツリヌス菌をうまく体内で処理できないのです。

ボツリヌス菌は繁殖力が強いので、体内でうまく処理ができない赤ちゃんが蜂蜜を食べてしまうと、赤ちゃんの腸内で繁殖してしまいボツリヌス症を発症してしまいます。

発症すると、便秘が続くようになり食欲が低下していきます。
母乳やミルクを飲まなくなるので体力も落ちていきますので、免疫力も低下していきます。

最悪の場合命を落としてしまう事もあります。

最近の市販の蜂蜜では、あまり発症することはないと言われていますが赤ちゃんに蜂蜜を食べさせないことが一番の予防になります。

また、発症してしまっても病院で適切な処置を受けることで治る症状ですので、蜂蜜を食べてしまった赤ちゃんが3日以上便秘になった場合はすぐに病院に連れて行ってあげましょう。

赤ちゃんと蜂蜜に関してはこちらの記事もおすすめです。
⇒ はちみつはいつから食べていい?加熱したら?一歳未満の注意点は?

蜂蜜を食べて蕁麻疹が出たら?

そもそも蕁麻疹とは、食物やストレスが原因の突発性の物で、どれも皮膚の一部分に少し膨らんだ発心が現れる症状を言います。

ほとんどの場合が、数時間程度で症状は落ち着いていきます。
人によっては、慢性的に経過することもありますので注意が必要です。

ですので、蜂蜜を食べて蕁麻疹が出たということは、蜂蜜に対してアレルギーがあるという事でほぼ間違いないでしょう。

対処法としては、病院で処方してもらった薬を使う薬物治療が主です。
処方される薬は大体が抗ヒスタミン薬だと思いますよ。

抗ヒスタミン薬を蕁麻疹が現れている時も、蕁麻疹の症状が落ち着いてからも1週間程度は飲み続けるとよいでしょう。

蕁麻疹が出ている間は、お風呂は見送った方がいいかでしょう。
蕁麻疹は温めると、痒みや皮膚の赤みが増す傾向があるからです。

夏場など汗をかいていて気持ちが悪いときは、水気を絞ったタオルで体を拭くと良いでしょう。

蜂蜜を食べて頭痛になったら?

アレルギーの種類の中に「遅延型アレルギー」と呼ばれるものがあります。

この「遅延型アレルギー」の症状の特徴としては、頭痛や倦怠感、めまい、肌荒れ、情緒不安定等があります。

ですので、蜂蜜を食べて頭痛がするのは一種のアレルギーの可能性があります。

蜂蜜が健康に良いと聞いて毎日食べ続けていたりしていませんか?

確かに蜂蜜は健康にも美容にも良いとされていますが、同じものを毎日食べ続けると遅延型アレルギーを発症する確率が上がってしまいます。

ですので、蜂蜜を毎日食べている方は、毎日必ず食べるのではなく数日おきに食べる様にしたり、食べる曜日を決めておくと良いですね。

遅延型アレルギーは、症状が多岐にわたる為気づかない方も多くいます。
また、今まで毎日食べていた物や好物が突然アレルギーを引き起こし1度発症すると、“治らない”事が多いのも特徴の一つです。

これらに対する1番の対処法は病院を受診することです。

原因が判明しないことには注意することもできませんので、蜂蜜を食べると頭痛がするのか、原因をしっかりと調べると安心ですね。

まとめ

蜂蜜を食べてはいけない方は、アレルギーを持っている方や1歳未満の赤ちゃんが主です。

アレルギーがあると分かっているのであれば、食べない様に注意しておくこともですが、周囲の人に知らせておくことも大切ですね。

蜂蜜を食べたことで蕁麻疹や頭痛などの症状が出るのは、もしかすると蜂蜜に対してアレルギーを持っているからなのかもしれません。

すぐに蕁麻疹や頭痛の症状が収まったからといって、軽視せずに病院で詳しく検査してもらうと安心ですよ!

加工食品の中に蜂蜜が入っていたり、蜂蜜が使われていない料理やお菓子でも調理場所が同じだったり、調理器具が同じものを使用している場合でも症状が出る方もいます。

アレルギーがある場合は外食をするときによく店員に確認をとると安心ですね。