保存方法&賞味期限

新玉ねぎの賞味期限や腐るとどうなる?皮をむいて保存するのがいいの?

4〜5月に旬を迎える新玉ねぎ。最近はスーパーでもお目にかかることが増えてきましたね。
普通の玉ねぎは普段から使っているけれど、新玉ねぎはどう保管したらいいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、新玉ねぎの賞味期限はどれくらいなの?新玉ねぎは、腐ったときにはどうなるの?見分け方はある?保存するときには、新玉ねぎの皮はむいたほうがいいのかについてまとめました!

新玉ねぎの賞味期限はどのくらい?

「冷蔵で1週間程度」が、新玉ねぎの保存の目安です!

新玉ねぎは水分量が多いため傷みやすく、日持ちしません。
常温でも保存できますが、なるべく冷蔵保存をオススメします。

新玉ねぎの冷蔵保存の仕方

新玉ねぎ1玉の冷蔵保存
  1. 新聞紙で新玉ねぎを包む
  2. 保存袋やポリ袋に入れてから、冷蔵庫へ

半分にカットされた状態の新玉ねぎも冷蔵庫での保存をしてください。一度カットしたものは傷みやすいので、なるべく早く使い切りましょう。

カットされた新玉ねぎの冷蔵庫保存
  1. 新玉ねぎの表面をキッチンペーパーなどでよく拭く
  2. ラップで包む
  3. 保存袋やポリ袋などに入れ、冷蔵庫へ

ここまで何回か「冷蔵庫へ入れる」という工程が出てきていますが、ここでいう「冷蔵庫」は「冷蔵室」へ入れてください!保管場所はいわゆる「野菜室」ではありません。

新玉ねぎは水分量が多く、高温多湿が大敵!

野菜=野菜室、のイメージで、新玉ねぎも野菜室で保存している方が多いかと思いますが、実は野菜室は冷蔵庫のなかでも湿度が高い場所!

そのため、できれば新玉ねぎは「冷蔵室」に入れて保存するのがオススメです。

新玉ねぎは冷凍で保存できるの?

冷凍で保存することができます!冷凍すると、およそ1ヶ月程度日持ちします。

ただしその場合、新玉ねぎは先にカットしてから冷凍しましょう。
みじんぎり・スライスなど、ご自身が調理に使いやすい形でOKです。

使うときは、冷凍されたままお鍋やフライパンに入れて加熱。
一度冷凍することによって、調理のときに味が染みやすくなるというメリットもあります。

このメリットを生かしたオススメに、冷凍新玉ねぎで作る「飴色玉ねぎ」があります。

冷凍新玉ねぎで作る飴色玉ねぎ
  1. 鍋に油をしき、強火で火にかける。
  2. 冷凍してある新玉ねぎを入れる(凍ったままでOK)
  3. 新玉ねぎを炒めて溶かしつつ、混ぜる。
  4. 新玉ねぎのが茶色くなってきたら、かき混ぜつつ更に炒める。
  5. 新玉ねぎが飴色になったら完成!(5分くらい)

この飴色玉ねぎも冷凍保存ができます。
ラップでつつんだら、保存袋にいれて冷凍庫へ入れます。2週間程度の日持ちです

新玉ねぎのみずみずしさと甘さを生かした調理法、ぜひ試してみてください!

新玉ねぎを常温で保存したい場合

風通しがいい場所でうまく保存できれば1ヶ月ほどもちます。
しかし、周りの環境に影響を受けやすく、温度・湿度などの環境次第ですぐ腐る場合も。できれば冷蔵で保存しましょう。

新玉ねぎは腐るとどうなるの?

新玉ねぎが完全に腐ると、見た目は以下のような状態になります。

  • 臭いがきつくなる
  • ブヨブヨする
  • 水っぽくなる

しかし、腐る直前の新玉ねぎは、新玉ねぎの中心部分が茶色く変色し腐っていくため、見た目にはわかりにくいです。

この新玉ねぎ、一見食べられそうだけど、もしかして腐ってる……?というときの、手軽な見分け方はこちら!

新玉ねぎの根っこ(下側)の部分を押してみる!

押してみて、柔らかく凹む新玉ねぎは、中身が腐っている可能性があります。

ただし、中身の一部分だけが腐っている新玉ねぎは、その部分だけ取り除けばあとは食べることができます。

新玉ねぎは皮をむいて保存するのがいいの?

新玉ねぎは、皮を「むかない」状態で保存しましょう!

基本的に「新玉ねぎ」は、水分が多く長期保存には不向き。
新玉ねぎの特徴の「たっぷりの水分」を、守ってくれているのが皮です。この皮をむいてしまうと、新玉ねぎのガードが失われた状態に。さらに傷みやすくなってしまうんです。

皮をむいてしまった場合は

空気に触れないようにピッタリとラップで包んでから冷蔵庫へ入れてください。

また、用途がわかっている・数日使わない、といった場合には、いっそスライスして冷凍してしまうのも手です。

さて、ここまで、新玉ねぎの保存のあれこれについてまとめてきました。
参考として、新玉ねぎと普通の玉ねぎの違いも以下に紹介しますので、保存方法を検討するときに思い出してみてくださいね。

新玉ねぎと普通の玉ねぎの違い

玉ねぎは、新玉ねぎを乾燥させたもの!

「普通の玉ねぎ」……水分が抜けているので、新玉ねぎよりも長持ちします。

「新玉ねぎ」……みずみずしく甘みがあり、生のままでも食べることができます。

玉ねぎの栄養素は熱に弱いです。
生のまま食べることができる新玉ねぎをサラダなどで非加熱で食べると、「普通の玉ねぎ」を加熱して食べるよりも効率的に栄養を摂取できます。

それぞれの特徴を生かして、新玉ねぎも普通の玉ねぎも楽しんで食べたいですね。

まとめ

普通の玉ねぎと新玉ねぎの大きな違い「水分量」によって、保管の方法や気をつける点が異なります。
普通の玉ねぎは長期間の保存も可能なのに対し、新玉ねぎはとにかく傷みやすいです。保存方法を守った上で、早めに食べるのをオススメします。

甘みと柔らかさが嬉しい新玉ねぎ。ご家庭の日々のお料理に合った方法で保存してみてくださいね。