保存方法&賞味期限

アスパラはふにゃふにゃやしなしなでも食べられる?腐るとどうなるの?

アスパラはクセがなく、食べやすいので子供から大人まで人気の食材です。
なので、とりあえず買ってはみたはいいけれど冷蔵庫で忘れられてふにゃふにゃになったアスパラの救済方法や腐るとどうなってしまうのかご紹介します。

アスパラがふにゃふにゃだけどこれって食べられるの?

野菜には賞味期限が記載されていないので、食べられるかどうかは自分で見極めなければなりません。

アスパラは、生命力が強く、収穫した後も成長を続けます。
アスパラは収穫された後もアスパラ自身の栄養を消費して成長しようとしてしまいす。

これが、アスパラの鮮度が落ちてふにゃふにゃになってしまう原因です。

特に横向きに置いて冷蔵庫で保存した場合、アスパラは上へと伸びていく性質があるので、穂先が上向きに起きようとして、更に自身の栄養を消費してしまいます

なので縦向きで保存した時よりもアスパラの鮮度が落ちるスピードが上がってふにゃふにゃになりやすくなります。

アスパラがふにゃふにゃなだけで、変色したり、酸っぱい臭いがしたり、溶けて水が出ていなければギリギリ食べることができる範囲です。

アスパラがしなしなに…復活させられる?

アスパラがしなしなになってしまった場合に復活させる方法を2通りご紹介します。

  • 水につける方法
  • 50度のお湯で洗う方法

まずは水につける方法ですが
アスパラの根本1センチを切り落とし切った部分が水につかるように(コップなどに水をためて)します。3時間ほどたてば復活します。

しかし時間がかかってしますので時間がないときは50度のお湯で洗う方法をおすすします。

お湯で洗う方法は50度のお湯に、根元を1センチ切り落したアスパラを入れ表面を軽く洗い3分ほどつけます。

50度のお湯といわれても温度計を持っていない場合もありますよね。

そんな時、50度のお湯を作るには沸騰したお湯と水を1:1の割合で混ぜると、約50度のお湯が簡単に作ることができますよ!

アスパラは腐るとどうなる?見極め方は?

アスパラが腐ってしまった状態をご説明します。

  • 穂先や切り口が茶色に変色する
  • 酸っぱいにおいがする
  • ふにゃふにゃに柔らかくなり水が出る
  • 表面にぬめりがあったり、カビが生えている
  • 味に違和感がある

このような状態になったアスパラを食べるとおなかを壊してしまう恐れがあるので気を付けてください。

アスパラは収穫してから約1週間ほど鮮度を保つことができます。
アスパラが収穫された後、販売されるまでに2、3日かかると考えると、購入してから自宅で保存できる期間は3、4日程と考えられます。

保存の方法にもよりますが、アスパラは鮮度が長続きしない野菜ということになります。
そんなアスパラをおいしく保存できる方法は

切り口を少し切り落とし、濡れた新聞紙かキッチンペーパーで包みます。

ビニール袋に入れ、コップなどに入れて必ず立てた状態で(先ほども説明した通りアスパラは立って生えていますので、横に保存すると穂先が上がろうとして余分にエネルギーを使ってしまいます)野菜室ではなく冷蔵室に入れてください。

アスパラの保存に適した温度は、2~5度です。冷蔵庫の野菜室は、設定が機種にもよりますが7度前後になっているので、アスパラには少し高めの温度なんです。なので、温度設定が低い冷蔵室に保存するようにしましょう。

アスパラを買ってすぐに使用しない場合は冷凍保存もおすすめです!
細いアスパラは切ってそのまま切った状態で冷凍しても構いませんが基本的にはアスパラを

切ってから固めに茹でてキッチンぺーパーで水気を切り保存袋に入れて冷凍保存します。

茹ですぎると栄養が流れ出てしまう上に、解凍した時に食感が落ちるので半生かな?くらい固めに茹でてくださいね。

新鮮なアスパラの見極め方は

色が鮮やかで、穂先がまっすぐピンと立っていて、ぎゅっとしまっているものを選びましょう。

茎の太さの一定なもので、根元にしわが寄っているものは鮮度が悪く、中身がスカスカになっていることが多いので注意しましょう!

身が詰まっていて太いほど甘くて柔らかいのでおすすめです。切り口が茶色く変色しているものも避けましょう。

ちなみに、実はアスパラにはオスとメスがあります!
メスの方が栄養価が高いといわれていますよ。

オスとメスの見極め方はオスは穂先が開いて隙間があります、メスは穂先がキュッとしまっています。
購入する際に見てみてくださいね。

まとめ

アスパラは保存期間が短く鮮度が落ちやすい野菜ですが、ビタミンB2・食物繊維やカロテンも豊富で穂先にはルチンが豊富に含まれており、高血圧や動脈硬化の予防に役立ちます。他にも葉酸も含むので妊娠中にもおすすめです。

そんな栄養価も高く普段の食事に積極的に取り込みたい野菜なので保存方法を参考にし、必ず立てて野菜室ではなく冷蔵室で保存するようにしてくださいね。

ふにゃふにゃになっても救済措置があるので捨ててしまわずに、食べるようにしてフードロスを減らしましょう!