料理のあれこれ

餃子を生で食べたら?生焼けの見分け方と焼き直しの方法は?

今日は餃子とお酒でパーっとしたい!お家居酒屋をして過ごしているという方も多いのではないでしょうか?餃子のおいしい焼き色をつけるのはもちろんですが、一体どんな状態になれば、完全に火が通っているのか。生焼けで食べてしまった場合はどうなる?これってもしかして生焼け?焼き直すには?という疑問を今回は解決していきたいと思います。

餃子を生で食べたらどうなる?

食べてみたら、中のお肉が赤かった!という方で不安になっているそこのあなたに。

もし、餃子を生で食べてしまったとしたら、どうなってしまうのでしょうか。

餃子の中身には、豚肉のひき肉が主に使われていますよね。実は、お肉のひき肉は食中毒のリスクがとても高い食材なのです。

お肉をひき肉にする段階で、O-157などの大腸菌が内部に入ってしまうことがあり、そのため中までしっかり火を通さないと、食中毒を起こしてしまう危険性があるのです。

豚肉で食中毒になるとどうなるか

それでは、もし豚肉を生で食べてしまって食中毒になったら、どうなるのでしょうか。

豚肉で起こる食中毒で多いのは、以下の5つです。

    E型肝炎
    サルモネラ症
    カンピロバクター
    エルシニア食中毒
    トキソプラズマ症
    症状としては、発熱や腹痛、倦怠感、黄疸、下痢、胃腸炎症状、敗血症などがあります。
    もし、このような症状がみられた場合は、速やかに病院にかかって、医者の指示に従いましょう。
    大きな症状が見られない場合も、その後の体調に変化がないか様子を見るようにしてくださいね。特に、免疫力の弱い高齢者やお子様、妊婦さんの場合はより注意が必要になります。
    このような食中毒を起こさないために、まぁ大丈夫だろうという軽い気持ちで食べてしまわないように、中心部まで十分に加熱して食べるようにしましょう。

餃子が生焼けかどうかの見分け方!

ここまで、食中毒の危険性について書いてきましたが、それじゃあどれくらいが生焼けなの?市販品を買ってきたら、ややお肉がピンク色だけれど生焼けなの?

と疑問に思われているのではないでしょうか。

お肉には、しっかり加熱をした場合でも、調理過程でお肉に含まれるミオグロビンという成分とキャベツや玉ねぎなどの野菜などに含まれる硝酸塩が微生物によって「亜硝酸塩」に還元された場合、加熱をされた時にピンク色になるという反応が起こります。

これは、ソーセージやハムの色がピンク色であるのと同じ反応です。

ソーセージやハムは調理過程で、発色剤として亜硝酸塩が添加されているため、このような反応が意図的に起こるように作られています。

餃子には、キャベツなどの野菜も入っているので、このような現象が起こることがあるのです。

ですので、ピンク色だからと言って生焼けなわけではありません。

市販品が薄らピンク色であったという場合も、よほどのことでない限り安心して食べていただいて構いません。

焼けていると判断する基準は?

それでは、確実に焼けていることを判断する基準となるものについて説明していきますね。

餃子を焼いた時に、判断するポイント

  • 皮がうっすらと透き通って、中の具材が透き通って見えている状態になっている
  • 竹串を刺した時の肉汁が透明になっている

主にこの二つがわかりやすいポイントです。

皮が透き通って中の具材が見えるようになった時、なんとなく中のお肉の色も見えると思います。私は、その色を見て焼けているか判断していますよ!

肉汁は、どんなお肉料理の時にも使える判断ポイントなので、ぜひ今後の料理に活用していただきたいです。

餃子が生焼けの時の焼き直し方法は?

それでも、食べたら生焼けだった!!どうしよう。という方に、次の方法を試していただきたいです。

方法①電子レンジで温める

確実に火を通す方法としては、電子レンジが早いです。

電子レンジはマイクロ波と呼ばれる、電波を使って食材の中を振動させる摩擦により、加熱ができるようになっている機械です。

そのため、確実に皮の中のお肉を加熱することができるのです。

せっかく焼いた餃子の皮も電子レンジで加熱をするとパリッとした皮も柔らかくなってしまうので、加熱をしてフライパンで再度加熱するか、もしくはオーブントースターや魚焼きグリルなどで表面をカリッと仕上げる方法もあります。

方法②再びフライパンに戻して加熱する

フライパンがそのまま置いてある場合はそのまま焼いてしまうのが美味しくできます。

再び並べて、お湯を入れて蓋をして焼いてしまいましょう。

羽餃子を作るポイント

  1. 蒸し焼きのタイミングで、水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1:水大さじ3)を餃子全体にかけて蓋をして中火で2分ほど蒸し焼きにします。
  2. 蓋を開けて、中火のまま1分焼き、強火で残った水分を飛ばします。

https://www.kibun.co.jp/brand/chuka/column02/

この方法で簡単にあの餃子の羽根を作ることができますよ。

ちなみに、お酢と塩胡椒で餃子を食べるのもとても美味しいです!

まとめ

ご家庭によって、タネの量なども異なると思いますが、多すぎると火が通りにくくなります。また、皮が分厚い場合も同様です。

それぞれのご家庭の餃子に合わせて、餃子が焼けているかの確認ポイントを参考にしてみてくださいね!

餃子を美味しく安全に楽しむために、中までしっかり火が通っているかに注意ですよ♪