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肉じゃがに味が染みない原因は?火が通らないや濁るのを防ぐコツ!

肉じゃがに味が染みない原因は?火が通らないや濁るのを防ぐコツも知りたい!

肉じゃがはみんなが大好きなおかず!できれば美味しく作りたいからコツは覚えておきたいですよね。
ここでは肉じゃがに味が染みない原因や、肉じゃがのじゃがいもに火が通らなかった時の対処法、煮汁が濁る原因とコツをお話しします。

肉じゃがに味が染みない理由とうまく味付けるコツは?

肉じゃがはじゃがいもに味が染みていてほっくりした食感が美味しいのに、味が染みていなかったら残念ですよね。肉じゃがに味が染みない理由としてはいくつか考えられます。

肉じゃがに味が染みない原因は?火が通らないや濁るのを防ぐコツも知りたい!

肉じゃがに味が染みない理由①煮汁の味付けが薄い

肉じゃがを煮る時の調味料の量が水に対して少なければ、いくら煮ても味は薄いままです。煮汁に調味料を足しましょう

調味料の比率は酒:みりん:しょう油:砂糖=1:1:1:1がおすすめです。
これは少し甘めの味付けで、大人も子供も好きな味です。

そして調味料は入れる順番も大切です。調味料は甘いものから入れていきます

先にしょう油などしょっぱい調味料を入れてしまうと、甘い調味料は具材に染み込みにくくなるので同じ量の調味料を入れても、味が変わってしまうんです。

また、出汁がきいていると、味を薄く感じないこともあります。あともうちょっと物足りない、と感じる時はほんだしなどを入れて、味見をしてから調味料の追加を考えてもいいですね。

肉じゃがに味が染みない理由②時間が足りていない

肉じゃがは煮物なので、ある程度味を具材に煮含める時間が必要です。強火で煮汁を飛ばしても味が染みる暇もありません。

味を染み込ませるには調味料を全部入れてから、煮汁がふつふつするくらいの中火~弱火で煮ます

そして味は冷めていく時に具材に入っていきます。なので、火を止めてゆっくり冷ましましょう。味が落ち着いてからもう1度火を入れてみると、さっきよりも味が染みていますよ。

肉じゃがに味が染みない理由③煮汁が少ない

味の濃さが丁度良くても、煮汁が少なくて具材が汁に浸っていなければ、味が染みていくことはありません

先ほどの調味料の比率を見て、しょう油などを合わせたものと出汁を使って、煮汁を足して煮ましょう。

肉じゃがに火が通らない時はどうすればいいの?

肉じゃがに味が染みない原因は?火が通らないや濁るのを防ぐコツも知りたい!

肉じゃがを作っている時になかなか火が通らない、柔らかくならない場合は電子レンジで柔らかくしましょう。

  1. 煮ていた鍋からじゃがいもを取り出し、耐熱皿に均等に並べてラップをします。
  2. 電子レンジで様子を見ながら柔らかくします。
  3. じゃがいもを鍋に戻し、少し煮てから火を止めて味を染み込ませます。

しかし料理をする前であれば、肉じゃがを柔らかく仕上げるコツがあります。

肉じゃがを柔らかく仕上げるコツ①大きく切らない

ゴロゴロとしたじゃがいもの肉じゃがも美味しいですが、大きく切ると柔らかくなるまでに時間がかかります。1口大くらいに切るだけでも柔らかくなるまでの時間は早くなりますよ。

肉じゃがを柔らかく仕上げるコツ②鍋の大きさを変える

鍋に具材を入れた時に、キツキツに入っていると、具材には均一に火が入りません。あまり重ならないように入れられる鍋を選びましょう

深めのフライパンは重なりにくく、おすすめです。

肉じゃがを柔らかく仕上げるコツ③じゃがいもの種類を選ぶ

じゃがいもは品種がいろいろとありますよね。その中でも有名なメークインは煮崩れしにくいので煮込み料理にはよく使いますが、柔らかくなるまでに時間がかかります

反対に男爵いもはメークインに比べて煮崩れしやすいですが、火の入りが早く、ほっくりと仕上がります。柔らかく仕上げるなら男爵いもを使って作りましょう

ちなみに煮物は具材を下茹でしてから、調味料を入れることが多いです。なぜかというと調味料を入れた後だと具材は柔らかくなりにくいからです。

ただ肉じゃがは他の煮物と比較すると火の入りやすい具材が多いため、下茹でをしてしまうと煮崩れしやすくなります。ですから早い段階で調味料を入れるので、やや火が入りにくいかもしれませんね

肉じゃがが濁るのはなぜ?どうすればいいの?

肉じゃがに味が染みない原因は?火が通らないや濁るのを防ぐコツも知りたい!

肉じゃがの煮汁が濁る理由は、じゃがいもが煮崩れて煮汁に溶けだしているからです。なのでじゃがいもが煮崩れなければ、煮汁のキレイな肉じゃがが作れます。

じゃがいもが煮崩れないために、ちょっとした手間をかけてあげましょう。

  • じゃがいもを切った後には水に5分くらいさらして、アク抜きをしましょう
  • 具材はしっかりと炒めてから煮ましょう
  • 調味料を入れて落し蓋をしてからは、あまりかき混ぜすぎないようにしましょう
  • 火加減は強すぎると具材同士が動いて崩してしまうので、ふつふつするくらいの火加減にしましょう。

まとめ

肉じゃがはちょっとしたコツで美味しくキレイに仕上がります。

味が染みない時は煮汁の濃さや量を見直してください。少し味が薄いかな?と思っても、冷めていく段階で味は染みていきます。

具材に火が入らない時は電子レンジで柔らかくしちゃいましょう。事前にやれることもあるので、ちょっとしたコツですが試してみてください。

そして煮汁が濁る時はじゃがいもが煮崩れている時ですので、ひと手間加えて家族に喜んでもらえる肉じゃがを作ってくださいね。