土佐料理の代表ともいえるかつおのたたきですが、本格的な調理法はとても手間がかかるため、家庭で作るにはハードルが高く感じますよね?
そこで今回は、家庭でも手軽にかつおのたたきを作ることが出来る「フライパンやグリルを使った方法」「かつおの切り方」をご紹介します!
Contents
かつおのたたきの焼き方 フライパンを使う方法!
本格的なかつおのたたきの作り方は、藁を燃やして金串に刺したかつおを直火にあてながら焼き、氷水で冷やして作ります。
しかし、家庭で藁を燃やして火を起こすなんてことは難しいですし、金串が家にない家庭も多いでしょう。
そこで、藁も金串もなくてもできる、どこの家庭にもあるフライパンを使ったかつおのたたきをご紹介します!
フライパンで作るかつおのたたき 下ごしらえ
かつおのたたきをおいしく作るためには、この下ごしらえをしっかりしておく必要があります。
かつおの血合部分の除去
まず重要となるのが、かつおの血合い部分の除去です。
この血合いの部分はとても生臭さが強いため、丁寧に取り除く必要があります。
この作業がとても重要で、やらない時としっかり丁寧に取り除いた時では全く違う仕上がりになります。
かつおに塩をまぶして休ませる
次にかつおに塩をまぶしてキッチンペーパーで包み、冷蔵庫で10~20分ほど休ませます。
塩をまぶすことでかつおの身が引き締まり見崩れしにくくなり、さらに生臭さを含んだ水分を出すことが出来るのです。
さらにかつおをキッチンペーパーで包んでおくことで、キッチンペーパーが生臭い水分を吸収してくれる役割をします。
以上の二点が、おいしいかつおのたたきを作るために重要な下ごしらえです。
フライパンで作るかつおのたたき 焼き方
まずはフライパンにサラダ油やごま油、オリーブオイルなどお好みの油を入れ火にかけます。
そしてそこにスライスしたニンニクを入れ弱火でじっくり加熱して、油にニンニクの香りをつけるようにきつね色になるまでニンニクを揚げ焼きします。
ちなみにわたしはオリーブオイルとニンニクの組み合わせがおすすめです!
オリーブオイルとニンニクの組み合わせは抜群で、豊かな風味を与えるうえ健康にもいいですよ。
次にしっかりと熱したフライパンでかつおを焼いていきます。
皮面から焼いていき、表面が香ばしくなり側面からかつおを見て2mmほどの厚さが白っぽく変わったら違う面を焼いていきます。
表面全体が焼けたらジップロックやビニール袋に入れ、氷水ですばやく冷やします。
すばやく冷やすことで、かつおの中に余熱で火が入ることを防ぐことが可能です。
また、ジップロックやビニール袋に入れずに直接氷水で冷やすやり方もありますが、そうするとかつおが水っぽくなってしまうのであまりおすすめは出来ません。
あとはかつおが冷えたら適当な厚さに切り、薬味やたれをかけたら完成です。
以上、フライパンを使ったかつおのたたきの作り方でした!
かつおのたたきの焼き方 グリルを使う方法!
次にご紹介するのは、グリルを使ったかつおのたたきの作り方です。
かつおのたたきは、直火で焼いたほうが表面を香ばしく仕上げることが出来ます。
なのでガスコンロのグリルを使って焼く方法だと、フライパンで焼く方法よりもより本格的なかつおのたたきに近づけることが出来ます。
グリルで作るかつおのたたき 下ごしらえ
グリルで作る場合も、下ごしらえの方法はフライパンを使った場合と同様です。
しっかり丁寧に血合いの部分を取り除き、塩を振りキッチンペーパーで水分をふき取ります。
そしてグリルを使った方法では、フライパンで作る場合よりもかつおを高温で焼くことになるので、余熱で火が入らないように忘れずに氷水を用意しておいてください。
グリルで作るかつおのたたき 焼き方
次に焼く工程に入るのですが、焼き始める前に大事なポイントがあります。
かつおのたたきは高温の状態で焼き、すばやく表面に香ばしい焼き色を付けることが大切です。
なので焼く前にしっかりとグリルの内部を予熱しておきましょう。
だいたい火をつけてから3~5分ほど待つと、庫内の温度はしっかり予熱された高温の状態になりますよ!
そしていよいよ焼きの工程です。
両面焼きグリルの場合は、だいたい3分前後加熱して全体が白っぽくなったらジップロックなどに入れ氷水で冷やします。
片面焼きグリルの場合は、最初に皮面を上にして皮面から焼いていきます。
皮面に香ばしい焼き色がついたらひっくり返し、白っぽくなるまで加熱しましょう。
表面から2~3mmほどの厚さに火が入っているのが、かつおのたたきのちょうどよい焼き加減です。
片面焼きのほうも最後はしっかり氷水で冷やしましょう。
冷えたら適当な厚さに切り、薬味やたれをかけて完成になります。
以上が、グリルを使ったかつおのたたきの作り方になります。
かつおのたたきの切り方はコレ!
かつおのたたきは表面がボロボロになりやすくとても切りづらいですよね。
でもボロボロになるからと言って、慎重にゆっくり包丁を動かしてしまうとよけいにボロボロになってしまいます。
きれいに切るためには、包丁の持ち手に近い刃元からは先のほうに滑らすように一気に切りましょう。
さらに皮面を上にして切ると、香ばしく焼けた皮の部分がボロボロにはがれてしまうことが防げますよ!
そして最後に重要なポイントは、かつおのたたきを切る幅です。
薄めに切るより、大胆に1cmから2cmほどの厚さに切ったほうがおいしくなりますよ!
決まった厚さはないので、いろいろな幅に切ってどの厚さが一番自分好みなのか食べ比べしてみてはいかがでしょうか?
まとめ
フライパンを使う方法はより手軽に簡単に作りたい方に、グリルを使った方法はより香ばしい仕上がりにしたい方におすすめします!
みなさんも意外と簡単に家庭で楽しむことが出来るかつおのたたきを、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか!