料理のあれこれ

フレンチトーストを寝かせる時間は?浸しすぎたら?失敗した時のリメイク法は?

ふわふわとろとろで、朝食やおやつに人気なフレンチトースト。
レシピ自体は簡単ですが、卵液を浸して寝かせる時間が必要なことで有名です。
今回は、フレンチトーストを寝かせる時間や、浸しすぎたり、失敗してしまった場合のリメイク法についてご紹介します。

フレンチトーストを寝かせる時間ってどのくらい?

フレンチトーストと言えば、一晩寝かせて翌日焼くイメージがありますよね。
実は、フレンチトーストを寝かせる時間はまちまちで、レシピによって異なります。

そのため、フレンチトーストを寝かせるおすすめの時間は数十分から24時間と範囲が広くなっています。

フレンチトーストをどのように、どんなタイミングで食べたいかによって、寝かせる時間を変えると良いでしょう。

フレンチトーストを今すぐに食べたい場合

レシピの中には、明確には寝かせる時間は書かず、「パンが卵液を吸い込むまで」としているものもあります。

そのため、卵液を全部吸い込まなくても、「ある程度吸い込んだな」と判断できれば、そこまで寝かせる必要がありません。

場合によっては数十分でひたひたになることもありますよ。

ただ、短時間で浸した場合は、卵黄は中にまで浸透していません。
私も実践したことがあるのですが、食感としては「ふやけた食パン」という感じでした。

多少はフレンチトーストっぽさがあるのですが、何か物足りない感じがします。

短時間で浸すのは、すぐに食べたい方にはおすすめですが、しっとりとろとろとしたフレンチトーストを求める場合は、もう少し寝かせた方が良いでしょう。

フレンチトーストを手軽においしく食べたい場合

フレンチトーストのレシピでよく聞くのは「一晩寝かせる」という言葉ですよね。

時間としては、5時間~12時間ほど。
夜に下ごしらえをして、翌朝に焼くだけにしておくイメージです。

待ち時間に寝るということで、効率的に時間を使えますね。

仕上がりとしては、パンの中までしっかり卵液がしみ込んで、焼き上げるとふわふわに。

味も、卵感がアップして、短時間で浸した時より濃厚になります。
寝かせる時間としては、一番オーソドックスと言えるでしょう。

フレンチトーストは極上のものを食べたい場合

さらに濃厚に、レストランに顔負けしないフレンチトーストを作りたい場合は、24時間寝かせるのがおすすめ。

ホテルオークラ流とフレンチトースト界では有名です。

ここまでしっかりつけ込むと、口に入れた瞬間から食感の違いが感じられます。
ふわふわ、とろとろでプリンのよう。卵の味もしっかりとしています。

ポイントは厚切りの食パンを使うこと。
卵液のしみ込む量を増やし、よりふわふわした食感に近づけますよ。

以上のように、自分の食べたいタイミングによって、寝かせる時間を使い分けると良いでしょう。

フレンチトーストを浸しすぎたらどうすればいいの?べちゃべちゃになる?

フレンチトーストを浸しすぎてしまうと、べちゃべちゃになってしまい、食感が落ちたり、形が崩れてしまいます。

ただ、味や風味は落ちてしまいますが、浸しすぎた状態でも焼いても問題なく食べることができます。
その際は、長めに焼くことを意識してください。

中には、「べちゃべちゃの方が好き」という方もいるので、試しに一度挑戦してみても良いかもしれません。

気をつけなければいけないのは、衛生面についてです。

浸しすぎにより、卵にあるサルモネラ菌が繁殖してしまう可能性もあります。
3日以上寝かせていた場合は、食べるのを避けた方が良いでしょう。

24時間でも浸しすぎることがある?!

また、「フレンチトーストは24時間浸すと美味しくなる」と説明しましたが、場合によっては24時間だと浸しすぎになることもあります。

それは、8枚切りなど薄切りの食パンの場合は24時間浸すと浸しすぎです。

本来、フレンチトーストは固くなったパン(フランスパン)を柔らかくして食べるレシピです。

そのため、食パンだと柔らかくなりすぎてしまうことも。
24時間浸す場合は、厚切りのパンを使うと、べちゃべちゃになるのを避けられますよ。

フレンチトーストに失敗した時のリメイク法は?

フレンチトーストに失敗してしまったら、リメイクをしてみましょう。

ある程度ふわふわであれば、ツナやマヨネーズをのせ海苔を散らして、「ツナマヨサンド」として食べることができます。

他にも、具材を乗せてピザ風にすることもできますよ。

また、ベチャベチャになってしまった場合は、オニオングラタンスープに使うのもおすすめです。
オニオングラタンスープのパンはとろとろになっているので、フレンチトーストでも違和感なく使うことができますよ。

フレンチトーストを失敗してしまうと、味がしみ込んでない、ふわふわじゃないといった問題点が出てしまいますよね。

しかし、それを逆手にとって、「程よく卵や牛乳が浸されたパン」や「すでに卵液で柔らかくなっているパン」という使い方をすれば、さまざまなレシピにリメイクできます。

まとめ

フレンチトーストは、寝かせる時間、パンの大きさなどで食感が変わる食べ物です。

寝かせる時間が短すぎると味が淡白になったり、逆に寝かせすぎると食感が悪くなる場合があります。
ただ、どんな味・食感が良いかは人それぞれ違います。

ぜひ、ご自身でも研究してみて、自分にとってベストなレシピを探してみて下さいね。