花粉症にかかる人は3人に1人ともいわれるほど多いですが、花粉症対策にヨーグルトが効果的なのをご存じでしょうか。
今回は、ヨーグルトをいつ食べると良いのか・食べる期間の目安や花粉症対策としておすすめのヨーグルトを紹介します。
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花粉症対策でヨーグルトはいつ食べるのが良いの?
ヨーグルトと聞くと「腸に良い食べ物」というイメージがありますが、実は免疫機能を正常に保つ働きがあります。この鍵を握っているのが腸内に存在する善玉菌です。
善玉菌はお腹の調子を整え、免疫細胞を活発にしてビタミン群の合成を助けるという3つの働きがあります。
花粉症対策を目的にヨーグルトを食べるタイミングとして、もっとも有効なのは夜です。
なぜならば、腸には「腸のゴールデンタイム」と言われている一番活発に活動する時間帯があるからです。
その時間帯と言われているのが、夜10時~翌日の深夜2時にかけての4時間。だから、夕食後に食べることをおすすめします。
なぜ食後に食べた方が良いかと言うと、胃酸の影響により乳酸菌が死んでしまうからです。
花粉症対策でヨーグルトを食べる期間はどのくらい必要?
花粉症対策としてヨーグルトを食べるなら、おおよその目安となる期間は2週間です。
もちろん、これは一般的なもので実際には個人によって効果を実感できる日数は違います。だから、一番大切なのは毎日継続して摂取することが大切です。
1日にヨーグルトを食べる目安量は、100~200gです。摂取量に幅があるのは、その日のうちにヨーグルト以外の乳製品(チーズ・牛乳)を摂取することもあるから。
当日、ヨーグルト以外の乳製品を食べたなら減らす必要があるし、乳製品をヨーグルトのみで摂取するなら200g食べてもOKという考え方になります。
ヨーグルトを食べた効果を最大限に活かしたいなら、人肌に温めてから食べることをおすすめします。
でも、温め過ぎると乳酸菌が死んでしまうので食べる30~1時間前に常温に戻しておくのが良いでしょうね。
ヨーグルトを食べるだけでなく、腸内環境を整えるという意味でのポイントは
- 発酵食品を食べる→納豆・酢・醤油・味噌・チーズ・ぬか漬け・キムチ・甘酒など
- 腸内細菌のエサになる食物繊維も積極的に食べる→きのこ・海藻類・野菜類・果物類など
- 肉類を過食しない→今、注目されている糖質制限をしている場合は、主食である米・パン類・麺類の摂取量を減らし肉類の摂取を多くと考える人もいます。でも、このような食事内容だと食物繊維の摂取量が足りなくなって腸内環境が悪化してしまうのです。
花粉症対策で食べるヨーグルトのおすすめはコレ!
花粉症の症状を和らげる効果が期待できるヨーグルトとして、おすすめできるのはL92(ラクトバチルス・アシドフィルスL92株)を含んでいる乳酸菌です。
アレルギー体質になってしまう原因は、免疫細胞のバランスが崩れることによって起こると考えられているのです。
L92株は免疫細胞のバランスを整えてくれる効能があることが知られています。
ですが、乳酸菌が、その人の腸に合うかどうかは2週間食べてみないと分かりません。
いくら、「L92株を含む乳酸菌がおすすめ」といっても、その人の腸と相性が悪ければ別のヨーグルトを摂取する方が良いのです。
ここで、ヨーグルトと一緒に摂取したいおすすめの食品を紹介します。
オリゴ糖を多く含む食べ物
オリゴ糖は乳酸菌のエサになるので、乳酸菌を増やすのに役立ちます。
オリゴ糖が多く含まれる食品は、きなこ・蜂蜜・バナナ・玉ねぎ・キャベツ・ごぼう・アスパラ・にんにく・じゃが芋・大豆・とうもろこしなど
柑橘類の皮
柑橘類の皮の部分に含まれるノビレチンというフラボノイドには、アレルギーの症状を和らげる効果があります。
ノビレチンの含有率が特に高いのは、シークワーサー・紀州みかん・ポンカンの3つです。
リコピンを多く含む食べ物
リコピンと聞くと、「トマトに多い栄養素」として有名ですね。
でも、リコピンは自然由来の赤い色素なのでスイカ・人参・柿・ピンクグレープフルーツ・マンゴーなどにも含まれます。
もちろん、トマトジュースやトマトケチャップなどのトマト加工品でもOKです。
まとめ
花粉症対策としてヨーグルトを食べるなら、夕食後に200g食べるのがおすすめです。
食後に食べるのが良いのは、胃酸の影響を受けにくいからです。
さらに効果を高めたいなら、ヨーグルトを人肌くらいに温めて食べると吸収率がアップすると言われていますが、温める温度が高いと乳酸菌が死んでしまいます。
だから、夕食を食べ始める前にヨーグルトを常温に戻しておいてから食後に食べることをおすすめします。
花粉症はアレルギー症状の1つなので、ヨーグルトの中ではL92(ラクトバチルス・アシドフィルスL92株)を含んでいる乳酸菌がベストです。
でも、腸内に住んでいる乳酸菌は個人差があり、誰にでもL92株が良いとは言い切れないのが実情です。
ですから、食物繊維を多く含む食品や発酵食品を食べることも大切だし、腸内に住んでいるオリゴ糖のエサを増やす必要もあります。
要するに、ヨーグルトを食べると同時に腸内環境を整えることを意識することがアレルギー体質を改善(緩和)するコツと言えそうです。