にんにく料理って美味しいですよね。なんだか食べると元気が出ます。
にんにくを入れて料理するだけで、一味違った料理になります。
しかし、にんにくというと臭いが気になるところです。
そこで今回は、にんにくはどれくらい食べたら臭くなってしまうのか。にんにくが臭うのは個人差があって臭いが残る人ってどんな人なのか。
にんにくを食べたら臭いっていつまで続くのか、どのくらい続いてしまうのかについてご紹介します。
Contents
にんにくをどれくらい食べたら臭いの?
にんにくをどのぐらい食べたら臭うかについては、個人差があるので明確な答えはありません。
食べた日の体調や体格などで変わってしまいます。
昔は大量に食べても臭わなかったから大丈夫だと思って食べてると、その日の体調によって臭ってしまう場合もあるので気をつけて下さい。
食べ方で変わるにんにくの臭い!?
実は、にんにくは食べ方によって臭いを軽減する事ができます。
加熱調理→すりおろす→みじん切り→スライス→生食
加熱調理が臭いが一番気にならず、生で食べると最も臭いを発します。
にんにくは生で食べると辛みがありますが、加熱調理やすりおろしたりすると味も変わり甘く感じられます。
辛みが消えている=アリシン(にんにくの臭いの原因)が消えているという事なので、臭いを気にしている人にとっては判断材料に使えます。
ニンニクの臭いって個人差があるって本当?臭いが残る人って?
にんにくの悪臭は、「口臭」や「体臭」から発するものですが、個人の代謝に大きく関係があると言われています。
臭いの元になるものが短い時間の中で体外に排出することができれば、悪臭はなくなるので代謝が良ければ、それだけ臭いは早く消えてゆきます。
つまり、体内の代謝が悪い人ほど臭いは残りやすくなります。
すでににんにく料理を食べてから時間が経っている場合は、にんにく臭い成分のアリシンを少しでも早く体内から出してしまうのが良いです。
にんにくの臭い成分アリシンを体外に出す方法
そのためには、水分を補給して軽い運動が必要になります。
すでに、体の中に入ってしまったアリシンは、早く分解して体の外に出してしまうのが一番です。
水をたくさん飲んで代謝を上げて排出を促し、軽い運動をして汗と一緒にアリシンを体外へと出すのも良い方法です。
運動時の水分補給に緑茶を選んでカテキンの消臭効果を期待しても良いですね。
また、にんにくの臭いを防ぐためには、食前ににんにくの臭いを抑える飲み物を飲んだりして予防したり、食後もにんにくの吸収を抑える成分などを摂取したりすれば臭いも軽減されます。
にんにくの匂いを抑えるためにできる事!
なるべくにんにくの臭いを抑える為にする事は、食前・食事中・食後で違っています。
にんにくを食べる前に出来る対策
にんにくを食べる事が決まっている時には、食前からにんにく臭対策をしておげば、臭いも気にならなくなります。
食前に牛乳を飲むだけで、消化器官の粘膜に膜を張ってくれて、牛乳の膜がにんにくの臭い成分の吸収を抑制させてくれるので効果的です。
にんにくを食べる前には「牛乳」を飲んでみて下さい。
にんにくと一緒に食べてできる対策
にんにくを食べる時に、繊維質を含んでいる野菜や生の果物などと一緒に食べると臭いを抑制してくれます。
食物繊維が豊富な野菜のゴボウには、実は消臭効果があるんです。
これは、ゴボウに含まれる食物繊維とアクや酵素とポリフェノールが消臭効果を発揮してくれます。
特に臭いを消してくれる成分は、ゴボウの皮の部分に多くあるので、皮まで一緒に食べられる料理とにんにくを一緒に食べれば効果的です。
にんにくを食べた後にできる対策
にんにくを食べた後は、りんごジュースを飲むのがおすすめです。
さらに次の日に臭いが残るのを確実に阻止したいなら、ダメ押しで「牛乳」も飲んでおくのがおすすめです。
りんごジュースはすぐに効果がある臭い消しとしてはとても効果を発揮しますが、時間が経つにつれて臭いレベルは元に戻ってしまいます。
そこで、長い時間の臭い消し効果が持続できる「牛乳」も飲むことで、さらににんにくの臭い消しにも効果があります。
牛乳は、にんにくを食べた後8時間後でも消臭効果が持続してくれるのです。
にんにくを食べて翌日に臭いを残したくない時は、りんごジュースと牛乳を飲んで確実ににんにく臭を持ち越さないようにするのがおすすめです。
ちなみに、牛乳を寝る前にも飲んでおけば、効果はさらに高まります。
寝ている間も消臭効果が続いてくれるので、次の日はスッキリしているはずです。
にんにくの匂いっていつまで続くの?目安は?
にんにくは体内に約96時間(4日間)は残りますが、臭いが完全に消えるのは48時間(2日間)、臭いが大体感じなくなる時間は、16時間(1日弱)です。
しかし、これはにんにくを食べる量や調理の仕方によっても変わってきます。
なるべく加熱調理をして、1日に2~3片を目処に食べるぐらいで留めておくと良いです。
そうすれば、にんにくを食べても短時間でその臭いは消えてくれるので、次の日までにんにく臭を持ち越す事がなくなるはずです。
しかし、生のにんにくをまるかじりしてしまったりした場合は、次の日は必ず臭いが残ってしまうので気をつけて下さい。
にんにくの臭い成分アリシンの健康効果は?
そもそもにんにくが臭う原因は、「アリシン」という成分がたくさん含まれているからです。
にんにくに含まれているアリシンには、いろんな効果があるのですが、特に疲労回復に効果があるとされています。
胃液の分泌を促進し、タンパク質の消化を促進し、代謝作用を高め、ビタミンB1の吸収効率や体内の保持などです。
疲労は、代謝が低下すると蓄積され、代謝作用が高まれば疲労は回復する事ができます。
疲労回復には欠かせないビタミンB1もにんにくには豊富に含まれています。
アリシンは、体内でにんにくに含まれるビタミンB1と結び付くと疲労を回復したり、末梢神経を正常に保つような働きをしてくれます。
アリシンのデメリット
しかし、アリシンにメリットがある反面デメリットも存在してしまいます。
それは、人間が不快に感じる臭いを発生させてしまう事です。
嫌な臭いの原因ではありますがアリシンは熱に弱く、加熱調理をすれば栄養素はちゃんと残して嫌な臭いの成分だけを取り除く事が可能です。
もちろん全く無臭になるという訳ではありませんが、生で食べるよりも、多少の臭いは抑えられます。
歯を磨いて口の中の臭いを消し去るのも大事ですが、それよりも胃の中の臭いを取るとにんにく臭は少なくなります。
体内に入ったアリシンはすぐに血液と結合して全身に行き渡っていくので、胃の中の臭いを除去する事が大切です。
まとめ
にんにくは食べたいけど、次の日の事を考えると少し躊躇してしまいます。
自分だけが臭うなら別に良いですが、口臭や体臭は人に不快感を与えてしまいますからね。
人に迷惑をかけないように気をつけて食べた方が良いですね。