きのこは栄養豊富な食べ物ですが、調理方法を間違えると栄養を無駄にしてしまうことも!
ここでは、そんな栄養を逃さないキノコの扱い方、きのこは洗わない方が良いと言われる理由や、きのこの下処理の方法をご紹介していきます。
Contents
きのこは洗わない方がいいの?
きのこは洗わない方が良いです!
スーパーなどに売っているきのこはほとんどが「菌床栽培」です。
虫や泥がつかない環境で育つので、洗う必要がありません。
きのこの種類によっては洗った方がいいものもあります。
いくつかご紹介します!
洗った方が良いきのこ1 マッシュルーム
加熱して使う場合は洗う必要はありませんが、サラダなど生のまま使う際には軽く水洗いしましょう。
さっと水に通すだけで大丈夫です!ゴシゴシ洗わないように注意して下さい。
洗った方が良いきのこ2 なめこ
なめこといえばあのぬめりが特徴ですね!
このぬめりはムチンという成分でとても体に良いです。
粘膜を保護する働きがあり、風邪の予防や花粉症の症状の緩和に効果があります。
他にも、血液をサラサラにする、疲労回復など体に嬉しい働きがたくさんあります!
このぬめりには乳酸菌が含まれており時間が経つと酸っぱくなってしまいます。
食べる際には、サッと水洗いするのがおすすめです!
栄養が流されないようにサッと洗うのがポイントです。
洗った方が良いきのこ3 天然のきのこ
スーパーに行くと1年中同じ値段で売られていることが多いきのこですがそれらは栽培されているきのこになります。
天然のきのこの旬は9〜11月です!
きのこは名前の通り木の根本に育つものです。
虫や泥がついてることもあるので天然のきのこは洗いましょう!
きのこを洗わないのはなぜ?
スーパーのきのこは虫や泥がついていないので洗う必要がありません。
それ以外にもきのこを洗わない方がいい決定的な理由があります!
それは、栄養や旨味成分が水に流れてしまうからです!
きのこに含まれる栄養分のビタミンB群、カリウム、旨味成分のグアニル酸、アスパラギン酸、グルタミン酸など水溶性の成分なので水に流れ出てしまいます。
栄養、旨味を逃さないためにも水洗いはなるべく避けた方が良いです!
では、主なきのこの栄養や体への効果を簡単にご紹介します。
しいたけ
旨味成分のグルタミン酸には脳の老化を防止する効果があります。
しいたけを2〜3時間日光に当てるとビタミンDが増加します。
ビタミンDはカルシウムの吸収を高める働きがあるので骨粗しょう症の予防にも効果的です。
他にも、エリタデニンという成分が含まれておりコレステロール値を下げる働きや動脈硬化を予防する働きがあります。
まいたけ
まいたけは美容のきのこと言われています。
ビタミンB2、ナイアシンは肌荒れを防ぎます。
シミ、そばかすの原因であるメラミンの活性化を抑える「シロチナーゼ阻害物質」も含まれています。
他にもインフルエンザの予防にも効果的なβグルガンも豊富に含まれています。
βグルガンは細菌やウイルスへの抵抗力を高める働き、大腸がんの予防にも効果的です。
また、まいたけには「エンドペプチターゼ」という酵素が含まれていて、タンパク質を分解する働きがありお肉を柔らかくしてくれます。
まいたけでお肉を挟んで1時間ほど置いておくと柔らかくなります。
エリンギ
エリンギはダイエットに効果的です。
食物繊維が多く便秘の解消や、カリウムも多く含まれているのでむくみの解消にも効果的です。
中性脂肪の吸収を抑える働きもあります。
食べ応えもあるので、ダイエットにおすすめのきのこです。
ぶなしめじ
オルニチンが豊富に含まれています。
しじみの5〜7倍のオルニチンが含まれています。
2日酔いや肌トラブルに効果的です。
オルニチンが肌のターンオーバーを促進してくれます。
えのき
ビタミンB1が含まれていて疲労回復効果があります。
また、脳、神経の働きをよくする効果もあります。
神経の高ぶりを抑える働きもありストレスなどにも効果的です。
そえぞれのきのこには色々な栄養が含まれており、洗ってしまうと栄養が流れ出てしまうので注意が必要です。
では、きのこの下処理の方法をご紹介していきます!
きのこの下処理と保存方法のおすすめは?
基本的には洗わずにそのまま調理するのがおすすめです。
もしも、汚れがついている場合はキッチンペーパーで拭き取りましょう。
また、天然のきのこを下処理する場合には、「虫だし」を行って下さい!
塩水に15分ほどつけておくと虫や汚れが出てきます。
サッと水を切って調理して下さい。
保存方法のおすすめは冷凍保存です!
密閉容器に入れて冷凍して下さい。
冷凍をすることでグアニル酸という旨味成分が増えてより美味しくなります。
冷凍すると食品によっては味が落ちると言われますが、きのこは冷凍した方が美味しくなります!
食感は変わってしまうので、スープや味噌汁、煮物などに活用するのがおすすめです。
また、冷凍きのこは解凍してしまうと水分が出てしまうので冷凍のまま調理して下さい。
きのこはほとんどが水分でできていますので、炒めるときには強火で水分が逃げ出さないようにするとみずみずしくて美味しいきのこを味わえますのでぜひ試してみて下さい!
まとめ
きのこは洗わず食べることで、栄養を無駄なく取り入れることができます!
汚れが気になる時は、キッチンペーパーで拭き取りましょう。
保存は密閉容器に入れて冷凍保存するのがおすすめです!