せっかくマドレーヌを作ったのに、表面が割れてしまったり、しぼんでしまったらがっかりですよね。
ここではマドレーヌの表面が割れるのはなぜなのか、しぼんだり焦げるのを防ぐ方法にはどんなものがあるのかなど、マドレーヌを作る際のコツをご紹介します!
Contents
マドレーヌの表面が割れるのはなぜ?
表面が割れてしまうのはマドレーヌのよくある失敗のひとつです。
貝殻のかわいい形はマドレーヌの大きな魅力なので、せっかくならきれいな形に仕上げたいですよね。
では何が原因でこのような失敗が起こるのでしょう?
その理由として考えられるものは2つあります。
マドレーヌが割れるのはグルテンの量が原因!?
小麦粉に含まれているグルテンは混ぜることによってどんどん量が増える特徴があります。
グルテンが少ないほど膨らみやすく、多いほど膨らみにくい生地になります。
割れてしまう方の場合は膨らみ過ぎが原因なので、もう少ししっかりと混ぜることでグルテンの量を増やし膨らみを抑えましょう。
また、小麦粉の種類を変えることでもグルテンの量は調整できます。
実は小麦粉は複数の種類があり、その種類によってグルテンの量が違います。
割れてしまう方はグルテンの量を増やすために、普段よりグルテンを多く含む小麦粉に変えてみてはいかがでしょうか。
マドレーヌが割れるのはベーキングパウダーの量が原因!?
マドレーヌのレシピにはベーキングパウダーを使うものと使わないものの2種類があり、ほとんどのレシピには使用されています。
ベーキングパウダーを使うと、生地が膨らみやすくふんわりとした食感になるといったメリットがあります。
しかし、ベーキングパウダーの量を入れ過ぎてしまうと膨らみ過ぎてしまい、ひびの原因になってしまうのです。
もしベーキングパウダーを使って失敗した場合は、ベーキングパウダーの量を減らして作ってみて下さい。
以上のことに気を付けて作ると、ひび割れのないきれいな表面のマドレーヌを作ることが出来ますよ!
ちなみに、マドレーヌのレシピには割れやすいレシピと割れにくいレシピがあります。
どうしてもきれいに焼けない方は、卵やリキュールなどの水分の多いレシピに変えてみて下さい。
マドレーヌがしぼむのはどうすれば防げる?
うまく膨らまずしぼんでしまう、これはマドレーヌに限らず焼き菓子でよくある失敗のひとつです。
とくにマドレーヌはきれいに膨らますのが難しいですよね。
マドレーヌがきれいに膨らむと、その証拠として真ん中に天使のおへそと呼ばれるぷっくりとしたふくらみが出来ます。
これがあると軽い食感のふんわりとしたマドレーヌが焼けた証になります。
ただ、わざと天使のおへそを作らない水分多めのレシピもあるのでその場合は例外になります。
そこで今回はどんなレシピにも共通する膨らませるコツをご紹介いたします!
マドレーヌがしぼむを防ぐコツはグルテンの量にあり!
割れる理由の時にも説明しましたように、きれいに膨らませるにはグルテンの量が重要です。
しぼんでしまう方の場合は、グルテンの量が多すぎ可能性があります。
そんな方はいつもよりも生地をさっくり軽く混ぜるか、グルテンを含む量が少ない種類の小麦粉に変えてみて下さい。
さらにグルテンの量を減らす方法がもう1つあります。それは冷蔵庫で2時間ほど生地を休ませることです。
そうすることでグルテンの力が弱まるので、ふんわりときれいに膨らみやすくなります。
マドレーヌをしぼむのを防ぐコツはオーブンの温度!
焼き菓子にとってオーブンの温度はとても重要なポイントです。
膨らまない場合はオーブンの温度が低いからかもしれません。
オーブンは190℃前後の高温でしっかり予熱して焼きましょう。
そうすることで、生地の真ん中がしっかりと膨らみますよ!
そしてこの時の最大の注意点は、焼いている途中でオーブンの扉を開けないことです。
意外とやってしまいがちなのですが、膨らむ前に扉を開けてしまうと庫内の温度が一気に下がってしまいます。
どうしてもきれいに焼けているか確認したくなってしまいますが、ここでぐっとこらえることできれいに膨らんだマドレーヌが出来ますよ!
以上がきれいに膨らませるためのポイントになります。
生地を休ませ190℃の高温で焼くことが、しぼまないマドレーヌを作るコツです。
マドレーヌが焦げるのを防ぐには?
きれいな焼き色を付けたいのになぜか焦げてしまう、そんな経験はありませんか?
せっかくきれいに膨らんでも、周りが焦げてしまったら台無しになってしまいます。
マドレーヌを焦がさずに上手に焼くためには、温度と焼き時間の両方の調整が必要なのです。
オーブンの温度が高すぎる状態で焼くと、表面が焼けても中が焼けない生焼けの状態になってしまいます。
そうすると中まで火を通すために焼き時間が長くなり、中が焼けるころには外は焦げてしまいます。
また、温度が低すぎるとうまく膨らまなくなるので低くてもいけません。
生焼けにならず外にきれいな焼き色が付き、ふんわりと上手に膨らませるためには190℃前後がベストだと言われています。
この温度で焼き時間は12~15分ほどにすると、生焼けにならず焦げることもありません。
マドレーヌ作りで焦げてしまった経験がある方は、この温度と焼き時間で作ってみて下さいね!
まとめ
簡単な材料で作れる代わりに、きれいに作るためにはたくさんのコツが必要なことがわかりました。
焼きたてのマドレーヌは表面がカリッとして中はふわふわでとってもおいしいです。
これは市販のものでは味わえない手作りならではの楽しみ方ですよね。
今回のコツを参考にして、おいしい手作りマドレーヌを楽しんでみてください!