料理のあれこれ

カレーにヨーグルトを入れるのはなぜ?量や入れ過ぎた時の対処法は?

カレーにヨーグルトを入れるのはなぜ?量や入れ過ぎた時の対処法は?

食卓の定番メニューのカレーには、隠し味にいろんなものが使われますよね。
今回はその隠し味の中でもメジャーなもののひとつ、ヨーグルトの入れるのはなぜか、量はどれくらい入れるのか、入れすぎた時の対処法について解説します。

カレーにヨーグルトを入れるのはなぜ?

カレーにヨーグルトを入れるのはなぜ?量や入れ過ぎた時の対処法は?

カレーに入れる隠し味のなかでもヨーグルトは、有名なもののひとつです。

ではなぜ、カレーにヨーグルトを入れることがカレーをおいしくすることに繋がるのでしょうか?その理由は2つあります。

その1 まろやかでさっぱりした味わいに

ヨーグルトを入れることで、スパイスの辛さが抑えられまろやかな味にできます
この効果は同じ乳製品の牛乳でも出せますが、ヨーグルトの良さはそれだけではありません!

ヨーグルトの酸味がカレーをさっぱりしてさわやかな味わいのものにしてくれるのです。暑い夏の日にぴったりの隠し味ですね。

このような効果があることから、ヨーグルトはカレーの本場インドでもよく使われる食材のひとつになっています。

インドカレーはスパイスの味が強くコクがあるので、ヨーグルトを入れて味にまとまりをもたせるのです。

その2 お肉をやわらかくする

ヨーグルトにはお肉をやわらかくしてジューシーにしてくれる効果があります
特にお肉の中でも鶏肉との相性がよく、チキンカレーを作るときにおすすめの隠し味です。

漬け込むことで効果をより多く得ることが出来ますが、煮込むときや炒めるときに使っても、しっかりその効果は得られますよ。
使うヨーグルトの量も圧倒的に違うので節約にもなります!

もし漬け込むのでしたら、ポリ袋やジップロックなどにお肉とヨーグルトを入れよく揉みこみ、冷蔵庫で1~2時間ほど置きます
そして、カレーに入れる前に軽くヨーグルトをきってから使います。

 

このような2つの理由から、ヨーグルトはカレーをおいしく作るための隠し味として人気があるのです。

カレーに入れるヨーグルトの量はどのくらいが良いの?

カレーにヨーグルトを入れるのはなぜ?量や入れ過ぎた時の対処法は?

隠し味は少なすぎても効果を感じられないし、多すぎると主張が強すぎて味に違和感が出てしまいます。
適量を感覚のみで判断するのは至難の業といえます。

実は隠し味に使うヨーグルトの適量に、これといって決まりはありません
ただ、万人受けする味にしたいときは ティースプーン×人数分 を入れると良いです。

濃い味付けのカレーを、あっさり食べやすいものにしたいという方は少し多めに入れるといいですし、少しだけマイルドにして味にまとまりを出したい方は量を少なめに入れるといいでしょう。

ヨーグルトを加えるときは、少しずつ足していって自分好みの味に調整しましょう!

次は入れるタイミングについての紹介です。入れるタイミングは、カレー粉を使うか固形ルーを使うかによって変わってきます。

カレー粉を使う場合

カレー粉を使って作る場合は、カレー粉を入れた後に加えるといいです。
そのほうが、カレー粉が野菜やお肉に染み込みやすくなります。

野菜・お肉→カレー粉→ヨーグルト→水の順番で作るのが、1番おすすめです!

ヨーグルトを入れたらじっくり弱火で加熱し、カレーの味が染みた食材にヨーグルトをなじませるのがおいしく作るコツです。
強火で加熱しすぎると、ヨーグルトがダマになってしまうので注意が必要です!

固形ルーを使う場合

固形ルーを使うときは、食材を炒めたすぐ後に入れます。
このときに、ヨーグルトと食材をしっかりなじませることでカレーがよりまろやかになり、味にまとまりが生まれます。

お肉・野菜→ヨーグルト→水→固形ルーの順が、1番作りやすいですよ。
コツはカレー粉の時と同様、弱火でじっくり炒めることです。

また、カレーを煮込み終わった最後にヨーグルトを混ぜ込んだり、盛り付けたカレーの横にそのまま添え、食べるときに混ぜたりしてもおいしく食べられます。

酸味が強く感じられるので、一緒に煮込むときよりもさわやかな味のカレーなります。

結果、入れる量はその人の好みによって変わってしまいますが、初めてヨーグルト入りカレーに挑戦する方には、ティースプーン×人数分をおすすめします。

 

カレーにヨーグルトを入れ過ぎた時はどうすればいいの?

カレーにヨーグルトを入れるのはなぜ?量や入れ過ぎた時の対処法は?

カレーにヨーグルトを入れ過ぎると、酸味が強すぎて味に違和感が出てしまいます
もしそうなってしまったらはちみつを入れることで、味を調えることが出来ます

はちみつは市販のカレールーにもよく使われている食材です。
はちみつもカレーの隠し味として人気あり、はちみつの甘みがカレーにコクを与え、ヨーグルトとはまた違ったまろやかさをだしてくれます。

はちみつが、酸っぱくなったカレーを甘みで中和してくれるのです。
入れる量は少しずつ足して、味見をしながら確認しましょう。

ちなみに、はちみつを入れたら20分ほど煮込むと味に統一感が出ますよ。

 

まとめ

カレーの隠し味として人気の高いヨーグルト、入れることでカレーの味わいに変化を与えることが出来ます。

少しずつ加えると失敗する心配もなくなりますよ。
もし入れ過ぎてもはちみつでおいしく食べられるので、初めてチャレンジする方も安心して作れますね。

ぜひ皆さんも、いろいろな種類のカレーに入れてみて自分好みの味を探してみて下さいね!