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味噌煮込みうどんの由来や発祥はどこ?地元民おススメの名店3選!

味噌煮込みうどんの由来や発祥はどこ?地元民おススメの名店3選!

寒い季節になると熱々の味噌煮込みうどんって食べたくなりますよね。全国的に食べられている味噌煮込みうどんですが、その中でも今回は愛知の味噌煮込みうどんについてお話しします。味噌煮込みうどんの由来や発祥、地元の人がおススメする名店をご紹介しますね。

味噌煮込みうどんの由来は何?

味噌煮込みうどんの由来や発祥はどこ?地元民おススメの名店3選!

「味噌煮込みうどん」と言ってもいろいろな地域で作られていますが、1番最初に出てくるのは愛知県の味噌煮込みうどんですよね!

愛知県の味噌煮込みうどんの由来でよく知られているのは、山梨のほうとうではないかという説です。

有力な説は2つあって、有名なものが武田家の家臣から伝わったとされるものです。

戦国時代の頃、甲斐の国(山梨県)の武田信玄率いる武田軍は陣中食(戦の際に食べる食事)としてほうとうを食べていました。それを武田家の滅亡後、遺臣が尾張(愛知県)の徳川家の家来となった際に伝えられた、と言われています。

もう1つは一宮市の女性従業員から広まったというものです。

明治の頃、愛知県一宮市近辺は繊維産業が盛んだったのですが、そこで働いていた女性従業員がほうとうを参考にして作って食べていたものが名古屋周辺に伝わった、と言われています。

麺の形状も似ているし、あり得そうな話ですよね。しかし史料がないためにどちらも俗説として伝えられています。

味噌煮込みうどんの発祥はどこ?

味噌煮込みうどんの由来や発祥はどこ?地元民おススメの名店3選!

味噌煮込みうどんの由来を見るとどちらも愛知県なのですが、明治の頃までは家庭や職場で食べられていました。それが次第に飲食店で提供されるようになりました。

その飲食店が一宮市にあるため、発祥地は一宮市ということになります。

なぜ一宮市の飲食店で味噌煮込みうどんが提供されるようになったかというと、その頃繊維工場で働いている人たちの昼食が給食から飲食店で食べることに変わりました。

そのことで食べ慣れた味噌煮込みうどんを提供する店ができたと考えられます。

その中でも元祖と言われるお店が、一宮市の「太田屋本店」さんです。創業110年という老舗で、地元で愛されているお店だとか。

メニューのうどんは1種類!味噌煮込みうどん一筋です。こちらの味噌煮込みうどんは一般的な土鍋ではなく、丼に入れて提供されるスタイルです。

地元民がすすめる味噌煮込みうどんの名店3選!

味噌煮込みうどんの由来や発祥はどこ?地元民おススメの名店3選!ひと口に味噌煮込みうどんといっても、お店によって味噌のブレンドも、うどんの太さも、具材も違います。

今回ご紹介する3店もそれぞれ違う特徴を持っていて、とても人気のお店です。

味噌煮込みうどんの名店①山本屋本店

山本屋本店さんは名古屋では知らない人はいない、というくらい有名な老舗店。創業当時からの味と心を大切にし、手間暇をかけて作るというこだわりを持っています。

出汁にもブレンドした味噌にもこだわりがあり、通常は味噌煮込みうどんのみのメニューですが、夏季限定で冷やしうどんもメニューに加わります。

こちらのお店の特色は他にはないメニューが多いこと。
オーソドックスな卵、かまぼこ、ネギという味噌煮込みうどん以外にも

「スタミナもつ入り味噌煮込みうどん」
「大和シジミと黒七味味噌煮込みうどん」

などが通常メニューで用意されています。また季節限定メニューでは

秋には「4種のキノコ入り味噌煮込みうどん」
冬には「牡蠣入り味噌煮込みうどん」

などがあり、季節ごとに違うメニューが楽しめます。

そして店舗数が多いので、食べたい!と思った時に立ち寄りやすいですよね。名古屋駅の近くには4店もあるので、ついでに寄ることもできます。名古屋を中心に全部で14店舗もあります。

肝心のうどんですが、食べたことのない人には生煮え?と言われてしまうほどの硬さ。しかしこれが名古屋の味噌煮込みうどんの特色です。そして汁は色は濃いけれども、味は濃すぎないので最後まで飲み干すことができます。

ちなみにこちらの味噌煮込みうどんは楽天で購入することができます!だしパックもついているし、生めんも購入できます。

 

家にいてもお店と同じものが食べられるのは嬉しいですよね。

「山本屋」が付くうどん店は名古屋にいくつかありますので、よく見て店に入ってくださいね。元々は「山本にこみ」という店の流れを汲んでいるのですが別々に発展していったので、今では関係のない店同士になっています。

味噌煮込みうどんの名店②角丸(かどまる)

角丸さんも大正15年創業の老舗店ですが、こちらはいかにもな太くて硬いうどんではなく、細くてもちもちしたうどんが特徴です。

煮込んでも負けないうどんは、味噌煮込み用に作られためんで、角丸独自の熟成方法で作られています。

そして汁は赤味噌と白味噌のブレンドで、味噌が濃すぎない、出汁のきいたサラサラタイプです。

赤味噌が苦手という人もこちらの汁であれば、最後まで飲み干せる優しい味付けになっているので、味噌煮込みうどん初心者にはおススメです

汁は味噌味以外にもしょう油味とカレー味が選べます。気分によって味も変えられるならば、通いたくなるのもわかる気がしますね。

味噌煮込みうどんの名店③岩正

岩正さんは明治35年創業と100年以上続く老舗店で、昔からの伝統の味と製法を守って味噌煮込みうどんを作っています。

そのためうどんは平打ちめんで弾力のあるしっかりとした硬さ。そして汁も豆味噌と白味噌のブレンドでちょっとほろ苦なコクのある味になっています。

こちらのお店は商店街の一角にあるためか、老舗店なのにとてもリーズナブルな価格!親子煮込みうどんで750円です。有名な店だと1000円を超えることも多いので、通いやすいですよね。

もうひとつの看板メニューである味噌カツ丼もとても人気ですが、その他にもそば、きしめん、中華そば、丼物とメニューが豊富で、やっぱりどれもリーズナブルです。

まとめ

愛知県の味噌煮込みうどんの由来は山梨県のほうとうではないかと言われています。
そして発祥地は一宮市、「太田屋本店」さんからスタートしました。

味噌煮込みうどんは名古屋めしとも言われるだけあって、提供する店がたくさんあります。老舗店も多いのですが、それは本当に昔から味噌煮込みうどんが地元の人に愛されていた証拠ですよね。

今回ご紹介した3店以外にも個性的な店はまだまだあります!ぜひ食べ比べてみてくださいね。