お祝い事でよく使われる、はまぐりのお吸い物。
たくさん作ってしまった時は翌日にも食べたいですよね。
実は、はまぐりのお吸い物は賞味期限に気をつけないと、風味が損なわれたり、食中毒になる恐れがあるのです!
はまぐりのお吸い物の賞味期限や翌日食べる時の注意点、保存方法をご紹介!
Contents
はまぐりのお吸い物の賞味期限は?
はまぐりのお吸い物の賞味期限は1日~2日です。
お吸い物に限らず、あらゆる汁物は賞味期限が短いと言われています
汁物は、作ってから日が経つと、具が硬くなったり味が落ちてしまいます。
また、再加熱を何度も行ってしまうと、その分風味が落ちてしまうことも。
よって、汁物は賞味期限が短くなってしまうのです。
また、味以外にも食中毒やノロウイルスの危険があります。
はまぐりなどの貝類は特に雑菌が繁殖しやすいので、はまぐりのお吸い物は他の汁物よりさらに賞味期限が短くなっています。
ただ、「1日~2日」という賞味期限は、きちんとした方法で冷蔵保存した場合の期限です。
冷蔵する前に粗熱を取っている間にも汁物は傷んでいきます。
夏場の場合、作ってから放置してしまい、たった数時間でダメになってしまったというケースも多いです。
急速に冷やすなどをして、冷蔵庫に入れる前から傷ませないようにしましょう。
また、冷凍保存をすればさらに日持ちします。
賞味期限は2週間ほどが目安ですが、あくまで目安ですので、できるだけ早く食べることをおすすめします。
はまぐりのお吸い物を翌日飲むときの注意点は?
はまぐりのお吸い物を作ってから数時間以上経っている場合は、菌が繁殖している恐れがあります。
食中毒の恐れがありますので、食べられるかどうかの確認と、再加熱が重要です。
- 見た目が変色していないかを確認します。
- 匂いを確認して、酸っぱいにおいやいつもと違う匂いがしないかを確認します。
何かおかしいと思った時点で、食べるのは避けるべきです。
見た目、匂いの違和感がない場合は、よく過熱して調理します。
- 食中毒の原因となる菌は、75度以上での1分以上の加熱で死滅
- ノロウイルスなどのウイルスは、中心部を90度以上で90秒以上加熱すると活性しなくなります。
極端な話、沸騰させた方が、温度が分かりやすく手っ取り早いということになります。
しかし、沸騰をさせてしまうと、風味が損なわれてしまいますよね。
もし、風味を損ないたくない、という場合は上記の温度で加熱する必要があります。
ただ、温度調整が難しいですし、安全性を優先するのであれば、沸騰させてしまった方が良いかもしれません。
はまぐりのお吸い物の保存方法!おすすめはこれ!
はまぐりのお吸い物は、冷蔵保存がおすすめです。
決して、常温で放置はしないで下さい。たった数時間でも、中身が腐ったり、菌の繁殖で食中毒を起こす恐れがあります。
はまぐりのお吸い物を冷蔵保存する方法!
冷蔵保存をする場合は、粗熱を取ってから冷蔵庫入れましょう。
これは、お吸い物が温かい状態で冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫内の温度が上がり、他の食べ物に影響が出てしまうためです。
また、粗熱を取る際は、急速に冷やすことがおすすめです。
自然に冷めるのを待っていると、その間に菌が繁殖する恐れがあります。
味噌汁が入った鍋ごとか、またはタッパーなどに中身を移し替えて、氷水を張ったボウルに入れて冷やしましょう。
粗熱が取れたら、鍋のままや、蓋つきの容器にお吸い物を入れ、冷蔵保存します。
食べる時は、鍋ごとか、中身を鍋に移し替えて加熱します。
食べる際の過熱には、電子レンジは使わないようにしましょう。
はまぐりのお吸い物を冷凍保存する方法
また、冷凍保存という保存方法もあります。
冷凍保存をしたい場合は、冷蔵の時と同じく粗熱を取り、蓋つきの容器で保存します。
解凍する際は、冷蔵庫内での自然解凍か、電子レンジを使用します。
食べる時は必ず加熱するようにしましょう。
茹でたはまぐりを冷凍しておくのが一番のおすすめ!
一番の保存方法は、茹でたはまぐりを冷凍して、その都度お吸い物を作ることです。
初日にはまぐりの砂抜きをし茹でておけば、あとは出汁と一緒に調理するだけで完成します。
お吸い物を毎回作るのも苦ではありませんよ。
茹でたはまぐりは、煮汁と一緒に保蔵容器に入れて冷凍します。
煮汁も一緒に使えば、お吸い物の旨味がアップされます。
冷凍によって、賞味期限が2週間ほどになるため保存がしやすいのも特徴です。
茹でたはまぐりの冷凍によって、お吸い物を必要な分だけ作れるようになるため、食中毒のリスクが低くなります。
実際に調理する時は、冷凍したまま加熱します。
加熱時間が長すぎると身が硬くなってしまうので注意が必要です。
もちろん、茹でなくても冷凍保存は可能です。
しかし、冷凍保存が長いほど、はまぐりが開きにくくなるので気をつけましょう。
まとめ
賞味期限と保存方法をしっかり守れば、1日~2日の間はおいしく食べることができます。
しかし、保存方法を疎かにしてしまうと、風味が損なわれる他、最悪の場合だと食中毒やノロウイルスにかかってしまうことも。
何度も作る労力を避けたり、余ったものを捨てない考えは大切ですが、体への安全を第一に考え、よく加熱して食べて下さいね。