大きいサイズのさつまいもは、念入りに蒸さないと、おいしく食べられません。
でもさつまいもは蒸しすぎてしまったら美味しくなくなっちゃうし…
ここでは、大きいさつまいもの蒸し方のポイントや、ベストな蒸し時間、また蒸しすぎるとどうなるのかをお伝えします。
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大きいさつまいもの蒸し方は? 切ってから蒸しても良い?
大きいサイズのさつまいもは、そのまま丸ごと蒸してしまうのはオススメできません。
普通のサイズのさつまいもであれば、丸ごと蒸した方がおいしく仕上がります。
でも、大きいさつまいもであれば、適当なサイズに切ってから蒸すことをオススメします。
大きいさつまいもを丸ごと蒸すと、熱がさつまいもの内部まで深く行き渡らなくなります。
さつまいもをおいしく蒸して仕上げるには、熱をしっかり通すことが必須です。
なので、ある程度のサイズに切って、熱を通りやすくしてから蒸した方が良いというわけです。
さつまいもを切ってから蒸すと、切り口からアクが出てしまい、黒っぽくなってしまうことがあります。
さつまいもの切り口が変色するのを防ぐためには、さつまいもを切る前に、皮をむき、さっと水にさらしてみてください。
蒸す前にこのひと手間を入れると、大きいさつまいもも、見た目・味共に良い仕上がりになりますよ。
さつまいもの蒸し時間ってどのくらい?
さつまいもを蒸しておいしく仕上げるためには、先ほども触れた通り、熱をしっかり通すことが必要です。
なので、蒸し時間もしっかり取ることも、大切なポイントになります。
さつまいもは、蒸し器で蒸す場合と、電子レンジで蒸す場合とでは、蒸し時間が変わってきます。
さつまいもを蒸し器で蒸す場合
蒸し器で蒸す場合は、まず最初に、蒸し器に水を入れて蓋をし、強火にかけて沸騰させます。
沸騰を確認したら、弱火に変えて、20~30分くらい蒸すとおいしく仕上がりますよ。
最低でも20分の蒸し時間が必要で、より甘くホクホクにしたい場合は30分蒸してください。
ちなみに、さつまいもの場合は、沸騰前に蒸し器の中に入れてしまいましょう。
沸騰後にさつまいもを蒸し器に入れると、上手に仕上げることができなくなります…。
さつまいもをレンジで蒸す場合
一方、電子レンジで蒸す場合は、500w程度の強さで、4~6分くらい蒸すのがベストです。
この時、密閉された状態で加熱しないと、さつまいもがパサパサになってしまいます。
なので、プラスチック製の蓋で密閉したり、シリコンスチーマーの中に入れたりすることがポイントです。
そして、蒸し器の場合・電子レンジの場合共に、蒸し終わったら、内部の状態を確認しましょう。
さつまいもに竹串か爪楊枝を刺し、スムーズに奥まで通るようであれば完成です。
さつまいもを蒸しすぎるとどうなる? 味や栄養は?
しっかり蒸した方がおいしいとは言え、蒸しすぎてしまうと、せっかくのさつまいもが台無しになります。
さつまいもを蒸しすぎると、甘みが抜けてしまい、味気ない仕上がりになってしまいます。
特に、電子レンジで加熱した場合は、内部の水分も蒸発してしまい、パサパサしてしまいます。
場合によっては、「固くて、とても食べられない」というケースもよく聞きます。
このような状態になったさつまいもは、そのまま食べてもおいしくいただけませんよね。
なので、バターを塗ったりして、しっとりさせてから食べる必要があります。
又、さつまいもには、ビタミンCやカリウムなど、水溶性の栄養素がたっぷり含まれています。
さつまいもを蒸しすぎると、これらの水溶性の栄養素が溶けることがあります。
さつまいもにはでんぷんが含まれており、このでんぷんが水溶性の栄養素を保護してくれています。
そのため、蒸しすぎても、水溶性の栄養素が極端に損なわれることはありません。
でも、これらの栄養素が多少減ってしまうことは、残念ながら否定できません。
せっかく食べるなら、さつまいもの栄養素を100%しっかり摂取したいですよね。
なのでやはり、さつまいもを蒸すときは、ベストな蒸し時間を守るようにしたいものです。
まとめ
大きいさつまいもは、中の奥深くまで熱を通すために、切ってから蒸すことをオススメします。
そして、蒸し器で蒸す場合は、沸騰前からさつまいもを加熱し、沸騰後は弱火で20~30分蒸します。
電子レンジで蒸す場合は、密閉した状態で、500wで4~6分くらい加熱してください。
蒸しすぎると、栄養価が少し減ったり、味が悪くなったり、パサパサになったりするので要注意です。