日々の水分補給にお茶は欠かせません。
でも、毎日飲むものをペットボトルのお茶などを買ってとか考えると結構お金かかりますよね^^;
最近は、水を入れるだけで作れる麦茶なんかもあってかなり便利になっているので、家で作ったお茶を飲む、水筒に入れて持っていくという人も多いですよね。
そこで今回は、お茶を煮出して作った場合の賞味期限や種類で違ってくるのか。また、水出し茶の賞味期限や水道水でも作れるのか。お茶の賞味期限は、冷蔵庫に入れておく場合と常温で置いておく場合でも違ってくるのかについてご紹介します。
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煮だしたお茶の賞味期限は?種類で違う?
おいしく安全に飲むためには、賞味期限は2〜3日と考えて下さい。
多少味は落ちますが、お腹を壊さずに飲めるのは4日までと覚えておいた方が良いです。
5日経つとちょっと心配なので、安全を考えたら止めた方が無難です。
一般的に、作って3日からお茶の中では細菌が増え始めます。
6~7日経過する頃には、飲めないくらいの菌の量になっています。
煮出したお茶が傷む理由
まず、お茶が傷んでしまう主な原因は、お茶の葉やタンニンが酸化してしまい菌が繁殖することで起こります。
水道水には塩素が含まれているので、水出しのお茶のが若干日持ちはします。
煮出すために沸騰をさせると、塩素は抜けてしまい消毒効果はなくなりますが、沸騰させると雑菌は死滅します。
沸騰させて菌はいなくなったとしても、塩素のない水は傷みやすいです。
煮出したお茶を日持ちする作り方
- 始めに、やかんなどに水とお茶パックを入れて煮出します。
- お茶がしっかり出てきたら、やかんのまますぐに水の入った桶などに浸けて急速に冷まします。周りに氷などあればなお良いです。
- 触っても熱さを感じなくなったら、容器に移して冷蔵庫に入れます。
この場合、保存容器もきちんと洗ってきれいにしておくことが大切です。
出来れば、熱湯消毒をしておくとより安全です。
2日くらいで飲んでしまう場合は、やかんにいれたまま常温で冷まして、容器に移して冷蔵庫に入れても問題はないです。
保存容器がガラス容器なら、沸かして熱いまま入れられて便利です。
熱いまま入れれば同時に容器も滅菌されて楽ちんです。
なるべく保存期間を長くさせたいなら、極力菌を入れないことと、菌が繁殖しやすい温度(常温)で長い時間置かないことです。
煮出したお茶の保存期間を長くするポイント!
- 煮出したら急速冷却する。
- 保存する容器は清潔にして、水気を拭き取っておく。
- お茶パックは、お茶が出終わったらすぐ取り出しておく。
- 冷蔵庫の出し入れは短くして、なるべく温度変化をさせない。
- 注ぎ足しはせず、新しく作ったら前のお茶は捨てる。
- 必ずコップに注いで飲む。
日持ちをさせたい場合は、ポイントをおさえて煮出して保存して下さい。
お茶の種類によっても日持ちは変わる?!
お茶の種類によっても多少の差は出てきます。
麦茶は緑茶などのお茶類よりも、防腐作用があるカテキンが含まれる量が少なく、麦のでんぷん質が入っているので傷みが早くなってしまいます。
冷蔵庫で保存していれば、2~3日以内なら美味しく飲めます。
煮出した紅茶は、2日程度が限度です。
砂糖を入れて甘くして保存したら、1日が限度です。
ペットボトルに入っている場合は、酸化を防ぐために、窒素が入っています。
でも、家で作る場合には最初から空気に触れていて酸化が早くなるし、防腐剤は含まれてないのであまり日持ちしません。
水出し茶の賞味期限は?水道水でも良い?
水出しのお茶は、煮出して作るお茶よりは少しは賞味期限が長くなります。
水道水には、塩素が含まれているし、煮出して作る場合の温度変化も少なくなるので日持ちすると言われています。
しかし、水出しで作る時は、お茶のパックや茶葉を入れっぱなしにしておくケースが多くなります。
お茶のパックが入れっぱなしだと傷みやすくなってしまうのでお茶が出終わったら、取ってしまって下さい。濃すぎるお茶になるのも防げます。
水出しのお茶も、賞味期限は冷蔵保存で3〜4日です。
できれば3日で飲み切るのが理想的です。
常温は、夏場は危険なので止めて下さい。
冬場なら1日くらいは持ちます。
水出しのお茶って水道水で作っても良い?!
水道水には、カビや細菌が繁殖しない様に、塩素が入っています。
そのため、カルキや塩素臭がしてしまい水道水の水出し麦茶やお茶は、味が落ちてしまいます。
日本の水道水は安全で、体に影響はないので、臭いや味など気にならないなら水道水で水出し茶をつくる事には問題ないです。
ただし、1歳未満の赤ちゃんには水道水での水出し茶は、塩素が影響を及ぼして体に良くないので与えないで下さい。
水道水で水出し茶を作りたいなら一度、沸かして塩素を飛ばして、冷ました水で作る事をおすすめします。
お茶の賞味期限って冷蔵か常温かでも違うの?
賞味期限は、冷蔵保存か常温保存かによっても変わってきます。また、煮出すか水出しかによっても違います。
お茶の賞味期限 冷蔵保存の場合
煮出しの場合は3日以内で、水出しの場合は4日以内が目安です。
それ以降でも、もちろん飲めますが、お茶は入れた直後から酸化が始まっていくので、だんだんと味が落ちて美味しくなくなります。
冷蔵保存の場合でも、美味しく飲みたいなら2日以内に飲みきる事をおすすめします。
お茶の賞味期限 常温保存
寒い冬の時期なら1日ぐらいは持ちますが、夏の暑い時期は冷蔵庫に入れずに置いておくというのは危険です。
常温とされる温度は、25℃程度(微生物学的に)となるので、これ以上温度が高い場所に置いておくと腐る可能性が増えてきます。
賞味期限は、環境やお茶の状態、煮出したものか、水出しなのかによっても変化します。
暑い時期に、常温で1日置いておくのは危険だと考えられます。
ちなみに、腐るとどうなるか。
- カビが生えてくる。
- ぬめり気やとろみが出てくり。
- 酸っぱい味がする。
- 変な臭いがする。
このような状態になっている場合は、飲まないほうが良いです。
たまに、白いカスのようなものや茶色いカスのようなものがお茶の中に浮いていたりしますが、最初からある場合はお茶のカスだったりするので、それらは飲んでも大丈夫です。
しかし、日にちが経って出てきたカスは、カビの可能性もあるので注意が必要です。
まとめ
冷たいお茶を一気に飲むと体が生き返ります。
甘い飲み物を飲むと、さらに喉が渇いてしまって余分に飲んでしまいます。
その点、お茶だと後味が良いんですよね。
すっきり飲み終わるので満足できます。
また、糖分を取るよりは、カテキンなどのが体にも良いのでお家で作って冷蔵庫に常備しておきたいですね。