しじみ汁って無性に飲みたくなることがありますよね。最近では二日酔い以外にも効果があることがわかり、飲む人も多いと思いますが、あれ?しじみって食べていいの?とふと疑問に思うこともありますよね。
ここではしじみ汁の賞味期限や正しい食べ方などをお話しします。
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しじみ汁の賞味期限はどのくらい?インスタントだと?
しじみ汁に使うしじみは貝類なので、傷みやすいため賞味期限は当日になります。
貝類は死んでしまうと細菌の繁殖が早いため、すぐに臭い匂いを発したり、食べるとお腹を壊すことがありますので、家庭で作る時はよく見てから料理をしてください。
次のようなことがあれば、食べるのをやめてくださいね。
- 買ってきたしじみの入れ物を開けた時に、腐敗臭がする(生きていない)。
- 砂抜きをしたら、水が濁った。
- 身が溶けている。
- 火を入れても、貝が開かない。
家庭で作るのは手間もかかるし、賞味期限が短いのは困る…という人はインスタントのしじみ汁の方がいいかもしれません。
最近はインスタントと言っても、フリーズドライ・生みそタイプ・カップ入りなど種類が多く、美味しいものが多いですよね。
インスタントのしじみ汁の賞味期限は半年~1年というものが多いので、家に常備しておくと簡単に飲むことが出来ます。
ただ栄養面で考えると家庭で作ってもインスタントでも差は少ないですが、インスタントだと家庭で作るものより身が小さく、量も少なくなります。
お互いの良さを考えて飲み分けるのがいいかもしれませんね。
しじみ汁の具は食べるとマナー違反?!
しじみ汁の具を食べるのがマナー違反だと思っている人もいるかもしれませんが、実際にはマナー違反ではありません!
また、しじみの栄養は全部出汁に出ているんじゃないの?と思っている人もいるようですが、身にも栄養がちゃんと残っているので、残さず食べたいですよね。
実際にアンケートなどをとると、具は食べる派の人が圧倒的に多いのです。
しじみにはたくさんの栄養素が含まれています!肝機能の働きを助けたり、疲労回復をしたり、また美肌効果があったりするので、残すのはもったいないですよ。
主な栄養素
- オルニチン
- タウリン
- ビタミンB群
- カルシウム
- 鉄分
- 亜鉛
けれども、もちろん残しても問題はありませんし、会食では周りに合わせて食べるか残すかか決めるという人もいます。
残す派の中には食べている姿が美しくないから、という理由もありました。そういう時も同席する人に合わせると、不快な思いをさせずにすみますね。
しじみの正しい食べ方はこれ!
もし、しじみ汁を食べるのであれば、美しく食べたいですよね。そのためにはどのように食べたらよいか、知っていますか?
案外知っているようでも、高級なお店では迷ってしまいがちです。基本的にはあさりなど他の貝類と一緒ですが、気を付ける点は2つです。
カラは手で押さえて身をはずす
本来汁物は片手でお椀を持ち上げ、もう片方の手で箸を持ち具をつまんで食べます。そして貝の場合はお椀の中で身をはずして食べることになります。
けれどもしじみは箸だけで身をはずすのはとても難しいですよね。無理にはずそうとして汁がこぼれてしまったり、カチャカチャと音がしてしまうと、その方がマナー違反になってしまいます。
ですからお椀をテーブルに置いて、片手でカラを押さえて、もう片方の手の箸で身をつまんで食べます。
カラは椀に戻す
よく見かけるのがお椀のふたを裏返し、そこにカラを入れておくやり方ですが、これはマナー違反になります。
一見良さそうですが、和食の器はとても繊細で傷つきやすく、高価なものもあります。乾いたお椀のふたに貝のカラを入れてしまうと傷ついてしまうこともあるので、カラは身をはずしたらお椀の中に戻します。
難しいなと思う時は、汁を先にある程度飲んでしまって、しじみのカラが見えるくらいになってから身を食べ始めるといいですよ。
そうすると身の入っているものと入っていないものが目で見えるので取り出しやすく、戻しやすくなります。また汁が少ないので、こぼす心配もなく椀の中で身をはずす時も安全ですね。
もしカラを入れる器が付いてきたら、そちらに入れても大丈夫ですよ。
まとめ
しじみ汁の賞味期限は家庭で作る時は当日、インスタントは半年~1年になります。
生のしじみは傷みやすいため、次のような時は食べるのをやめてくださいね。
- 買ってきたしじみの入れ物を開けた時に、腐敗臭がする(生きていない)。
- 砂抜きをしたら、水が濁った。
- 身が溶けている。
- 火を入れても、貝が開かない。
また、しじみ汁の具は食べてもマナー違反ではありません!ぜひ正しい食べ方を知って、きれいに食べてください。
気を付ける点は2つ。
- 身をはずす時はお椀はテーブルに置いて、片手でカラを押さえ、箸で身をはずす。
- カラは身をはずしたら、お椀に戻す。
知ってさえいれば、難しい内容ではないので大丈夫ですよ。栄養も豊富なので、ぜひ食べてみてくださいね。