保存方法&賞味期限

アボカドの低温障害って何?冷蔵庫に入れてしまったら?常温で保存するの?

アボカドは冷蔵庫で保存すると低温障害を起こすなんて聞きますよね。
アボカドの低温障害って何?冷蔵庫に入れちゃダメなの?って悩みますよね。
ここではアボカドの低温障害や、アボカドを冷蔵庫に入れてしまった時の対処法や常温で保存のコツなどお伝えしていきます。

アボカドの低温障害って何?食べれないの?

アボカドはもともと乾燥していて温かい気候の国の果物なので、低温の状態に置いておかれるのが苦手です。
アボカドは温度が5度以下の場所においておくと低温障害をになります。逆に27度を超えるような場所に置いておくと高温障害になってしまいます。

低温障害を起こしたアボカドの果実はきれいな黄緑色に黒いぶつぶつの斑点が混じり、筋も目立つようになります。口当たりが悪く風味も損なわれてしまいます。

食べられないことはありませんが、見た目も風味も悪くおいしくありません。

よく、スーパーでまだ熟していない皮が緑色の硬いアボカドが売っていますが、そんなアボカドを買った場合は冷蔵庫に入れて保存しないほうがいいですね。

風味も口当たりも悪くなってしまったアボカドはアボカドディップにして食べるといいですよ。レタスクラブで見つけた簡単レシピをご紹介しますね!

アボカドディップの作り方

【材料(アボカド1個分)】
アボカド…1個
マヨネーズ…大さじ4
レモン汁…大さじ1
塩、こしょう…適量

【作り方】

  1. アボカドは皮をむき、ボウルに入れてなめらかになるまでつぶす。
  2. 1にマヨネーズ大さじ4、レモン汁大さじ1、塩、こしょう適量を加えて混ぜ合わせる。
  3. 味付けは好みで、調味料の量を調整してみてください。

アボカドを冷蔵庫に入れてしまったらどうすればいいの?

アボカドを冷蔵庫に入れることは決して間違いではありません。完熟したアボカドはこれ以上、追熟させないためにも冷蔵庫で保管するほうがよいです。
冷蔵庫での保存期間は4~5日です。

一度カットしたアボカドの保存方法は?

一度包丁で切ってしまって食べきれなかったアボカドは、種のついたほうを保存しましょう。その際、皮はむかずに保存しましょう。

種がついた状態で保存すると茶色くなりにくいですよ。
種のついている部分が蓋になり、酸化を防ぎます。

また、表面にレモン汁やオリーブオイルを塗って酸化を防ぎましょう。
リンゴをきって表面が黒くならないようにレモン汁をかけるのと同じ原理です。

カットしたアボカドの保存期間は2日程度です。

緑色の硬いアボカドを冷蔵庫に入れてしまった!

あとで食べようと思って、緑色の硬いアボカドを買ってきてそのまま冷蔵庫に入れっぱなし!なんてことありますよね。
緑色の硬いアボカドは冷蔵庫に入れてしまうと追熟が進まずに低温障害になってしまいます。

冷蔵庫に入れてしまったアボカドは、冷蔵庫から出して常温で保存しましょう。
段々と追熟が進んできます。

冷蔵庫から急に常温に出したアボカドにはちょっと注意が必要です。

冷蔵庫から出した温度の差で皮の表面に水滴がついてしまいます。
表面についた水滴は皮の部分を劣化させてしまったり、皮の白カビの原因になります。

また、中身を酸化させやすくなり、アボカドが痛みやすくなってしまいます。

冷蔵庫から出したアボカドに水滴を見つけたらキッチンペーパーで拭いてあげましょう。
また、急に追熟が進み始める場合がありますので、こまめに表面を押して食べごろをチェックしましょう。

アボカドがどうなったら食べごろ?

アボカドの食べごろってなかなか見分けがつきにくいんですよね。
アボカドの食べごろの見分け方のポイントをお伝えします。

  • 表面が多少黒っぽい
  • 押してみて少し柔らかく、程よい弾力がある
  • アボカドのヘタをはずしてみてアボカドのようなきれいな黄緑色になっていたら食べごろ

アボカドは常温で保存するのが良い?ベストの保存方法は?

結論から言いますと、アボカドは常温で保存するのが良いです。

スーパーでも冷蔵コーナーではなく、常温で陳列されていますよね。
おうちでも同じように常温で保存してあげましょう。

お家で保存する際は直射日光の当たらないところで新聞紙にくるんで保存するのがよいでしょう。新聞紙は乾燥を防ぎながら程よい湿度を保ち、野菜の保存に最適です。

夏と冬とでは気温が違うため、追熟するスピードも異なります。
放置せずに、こまめに状態をチェックしてあげましょう。

アボカドは追熟しすぎると痛んでしまいます。
食べごろになったアボカドは冷蔵庫に入れて保存します。

冷蔵庫で保存する場合も新聞紙にくるんで、もしくは、まるごとポリ袋に入れて保存しましょう。

硬いアボカド、早く食べたいと思ったら

バナナやリンゴと一緒にポリ袋に入れる

バナナやリンゴはエチレンガスを放出します。エチレンガスはアボカドの追熟を促します。ほかにもメロンや桃もエチレンガスを放出します。フルーツかごに一緒にアボカドを入れておいてもいいですね。

切ってからアボカドが硬いことに気づいたら

包丁で切ってから、アボカドが硬いと気づくこともありますよね。
そんな時は、簡単!レンジでチンするだけで食べごろのアボカドにすることができますよ。

皮が緑色の場合は2分ほど、皮が黒い場合は1分ほどレンジでチンしましょう。
チンする場合は切り口を下に向けてレンジに入れましょう。

温かいまま食べたい場合は、チンしてすぐ。冷たくサラダなどに入れたい場合は冷ましてから使います。

硬いアボカドにはチーズと塩コショウをかけてホクホクオーブン焼きにするのもおすすめですよ。

まとめ

硬いアボカドは冷蔵庫にいれず、常温で保存します
切ってしまったアボカドは冷蔵庫で保存してください。

硬いアボカドは果物と一緒に保存したり、レンジでチンすることで早くおいしく食べることもできます。

アボカドは追熟するスピードが季節によって異なりますので、こまめに状態をチェックしておいしい食べごろを見極めてくださいね。