チュロスの断面と言えば星形が定番ですが、なぜ星形なのかは知らない人も多いですよね。でも間違えて棒状で揚げてしまうと、大変なことになるんです!
そのため今回はチュロスの断面が星形の理由や代用できるのもがあるのか、また口金を使う時のおすすめのサイズをご紹介します。
Contents
チュロスが星形の理由は何?
チュロスが星形の理由は爆発を起こすからなんです!
その説明のために、まず作り方から説明しますね。
- 鍋にバター、牛乳、砂糖を入れて沸騰直前まで温め、バターと砂糖を溶かします。
- 溶けたら火から降ろして強力粉を入れて、木べらでよく混ぜます。
- 生地がまとまって、粉っぽさがなくなったら卵を2~3回に分けて混ぜていきます。
- 星形の口金のついた絞り袋に生地を入れておきます。
- チュロスの大きさに合わせて切っておいたクッキングペーパーの上に、生地を絞っていきます。
- 170~180℃の油で、クッキングペーパーごと生地を揚げていきます。
- クッキングペーパーが剥がれたら取り除き、生地はそのままキツネ色になるまで揚げます。
- 揚がったらよく油をきって、お好みでシナモンシュガーやチョコレートソースをつけていただきます。
このように、チュロスの生地は熱々の牛乳などを入れて、練っています。その上強力粉を使うことが多いため、粘り気のある生地が出来上がります。
この粘り気=グルテンなのですがこれが曲者で、油に入れて揚げた時に生地中の水蒸気を閉じ込めてなかなか外に出させてくれないのです。
すると外に出たいのに出れない水蒸気は我慢の限界!と言わんばかりに爆発を起こします。こうなると熱々の生地と油が同時に飛び、作っている人は大やけどをしてしまいます。
そうならないために、星形の口金が必要になります。
星形の口金を使って生地を絞り出すと、生地に凹凸ができるため表面積が広くなります。
そのため生地中の水蒸気は上手く外に出ることができ、中心まで早く火を通すことができるので、爆発せずにすむのです。
チュロスの星形に代用できるものは?なしでもいいの?
急にチュロスを作ろうと思っても、チュロス用の星形の口金を持っている人は少ないですよね。そんな人にはいくつかの代用品をご紹介します。
チュロスの星形の口金の代用品 マヨネーズの容器
マヨネーズ容器は口がすでに星形になっているので、同じような形が出来上がります。しかし少し細めのチュロスになりますが、そこは代用としては十分ですよね。
マヨネーズの容器の口の部分を余裕をもって切り落とし、絞り袋にセットして使います。
または絞り袋を使わずに、容器上部を切って生地を入れて使うことできます。この場合は生地が上部から飛び出してこないように気を付けてくださいね。
チュロスの星形の口金の代用品 ペットボトルのキャップ
こちらは自分で作る代用品です。ペットボトルのキャップ上部に油性マジックで星形の下書きをして、それに沿ってカッターなどで切っていきます。
カッターなどを使うので、指などを切らないように注意が必要ですが、空のマヨネーズの容器よりは空のペットボトルの方が家にある確率は高いので、代用として作ってみるのもいいかもしれません。
100円ショップで購入できます
代用品を探したり、作ったりするよりも、100円ショップに買いに行く方が早い場合は、ダイソーで購入できます。もし何回か作ろうと考えているならば、買ってしまった方がいいかもしれませんね。
口金なしでチュロスを作ることはおすすめしません!説明した通り爆発する可能性が高いからです。安全に作るために、星形の口金を使いましょう!
チュロスの口金のサイズのおすすめは?
チュロスの口金のサイズは生クリームを絞る一般的なサイズよりもやや太めの13㎜口径の星形または花形の5~6切というのをおすすめします。
もちろん少し大きさが違っても作ることはできます。けれどもあのチュロスの食感を再現でしようと思うなら、13㎜くらいが丁度よくできあがります。
もしチュロスの口金を今すぐ手に入れたいならば、ダイソーで購入してみてください。
ダイソーの7種類の口金と絞り袋セット(330円)の中には約13㎜口径の口金が入っています。
チュロスの口金をネットで購入するならば、アマゾンや楽天市場にもありますよ。値段は150円くらいから550円くらいまでと幅がありますので、よく選んで購入してくださいね。
まとめ
チュロスが星形の理由は、オシャレに作るためではなくて、揚げた時に生地中の水蒸気が爆発してやけどをしないためでした。
そのため、もしチュロスを作るための口金がない場合は
- マヨネーズの容器
- ペットボトルのキャップ
などで代用するか、購入することをおすすめします。
もし購入するのであれば、口金のサイズは13㎜口径の星型、または花型のものが丁度良くできあがりますよ。
チュロスの材料は強力粉さえ手に入ればあとは砂糖や牛乳、卵など家にあるものでできます。作る時はやけどに十分注意をして、チャレンジしてみてくださいね。