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食パンを薄く切る方法や耳の切り方は?ホームベーカリーの食パンを切る方向は?

一斤まるごとで販売されている食パンが人気を集めています。それもこだわりの高級食パン店に増えています。
理由のひとつとして、切ってしまうと断面から乾燥してパサパサしてしまうからです。
食パンは切り方次第で味わいがガラリと変わるので、切り方をお伝えします。

食パンを薄く切る方法で簡単なのは?

一斤の食パンを切るだけでも実は難しいのです。

パンはやわらかいので刃が食い込んでしまって、そのままでは断面がデコボコになってしまいます。

普段使っている包丁でも、ちょっとした工夫でキレイに切れるお手軽な方法があります。

  • あらかじめ包丁を90℃のお湯につけて温めてからパンを切る
  • 温めた布巾で拭って刃を温めてからパンを切る

この方法できれいに切れるのは理由があります。

それは、パンの生地にはバターやマーガリンなどの油脂が含まれているからです。

これらの油脂が包丁の熱に溶けて刃の滑りが良くなるので、スムーズに切れるというわけです。

この方法は、スポンジ生地のケーキにも有効です。

食パンの耳の切り方は?

食パンの耳を切るのは、特にサンドイッチを作る時に多いと思います。

パンの切り方としては、パンに刃を入れたらノコギリで木を切るような感じで引くようにして切りましょう。

押すようにすると、包丁がくいこみやすくてグシャッとした感じになってしまいます。

初めてパンの耳を切る時に、なかなか上手く切れないというのはよくありますよね。

これは、価格の安い食パンほど切りにくいというケースもあります。
逆に高級店の食パンだと同じようにやってもずっと切りやすかったりします。

なぜかというと、高級店のパンは生地がずっときめ細かいからです。

高級店だと大量生産を前提としていない分、原材料にこだわったり手間をかけたりできるので、生地そのものにその違いが如実に出ると言ってもいいでしょう。

サンドイッチの時耳はいつ切るのが良い?

もしサンドイッチ用に耳を切るならば、具材をはさむ前にパンだけの状態で切りましょう。

具材をはさんだ状態だとパンが安定しないうえに、時間の経過とともに具材によってはパンが水分を含んでやわらかすぎて切りにくくなってしまうためです。

サンドイッチ専門店では具材をはさんでから切っているお店の多いですが、それ相応の技術が要りますし、何枚も重ねて専用の機械を使っているところもあります。

パンを切る包丁はどんなのがいいの?

パンを切る包丁といえば刃がウェーブ状のパン切り用ナイフがありますが、よく研いであれば普通の包丁でも大丈夫です。

ウェーブ状のパン切り用ナイフは、もともと固いパンや一斤のパンを切るために作られています。

そのため、とにかく長いナイフです(刺身用包丁より刀身は長いです)。

最近は、刀身の形状が部分的にウェーブ状と包丁のような平らなところに分かれているものもあります。

パン用ナイフに中には刃が平らなものもあって、やわらかいパン用にはこちらがおススメです。

ホームベーカリーで焼いたパンを切る方向ってあるの?

最近では自宅でホームベーカリーを使ってパンを焼く人も増えています。

価格も様々で、中にはプロ顔負けの機能を備えたものも。

そんなホームベーカリーで焼いたパンを切ろうとして、うまく切れないという声も少なくありません。

よくあるのが、切ろうとしてパンが潰れてしまうというケースです。

パン屋さんのようにキレイに切るのは難しいのでしょうか?

パンを切る最適なタイミングは?!

実は、パン屋さんでも焼き立てのパンをすぐに切るのはご法度なのです。

高温で焼くので当たり前ですが、焼き立てのパンは熱いです。

  1. 焼きあがってホームベーカリーから取り出して、網などに乗せて常温で1時間~1時間半くらい放冷します。
  2. その後袋に入れて1時間くらい置いてからパンを切ります。

パンを切る方向は?!

そして、パンを切る方向について。

まず、ノコギリで木を切るイメージで包丁を使いましょう。

ギザギザのウェーブ状のパン切りナイフでなくて大丈夫です。
包丁の千切りみたいにトントンと切るようなやり方だと、パンは潰れてしまいます。

ノコギリで木を切るように、刃を前後に押し引きするように動かしましょう。

これは、包丁でもパン切りナイフでも同じです。

また、ホームベーカリーでもバターやマーガリンなどの油脂類を使う以上、包丁はあらかじめ温めておきましょう。

上記にもありますが、お湯に漬けるか布巾で拭うなどで十分です。

まとめ

食パンを切るためのコツは、切るための包丁を温めるのがポイントです。

パンに使われているバターなどの油脂分が溶けて切りやすくなります。

パンを切るための専用のナイフを用意すればいいんですが、温めるだけで普段使いの包丁でも上手に切れるようになるので覚えておくと良いです。

ホームベーカリーで焼いたパンがつぶれて切れない…という人は、冷ましていないのかも…

焼き立てパンを切るのはパン屋さんでも難しいです。適度に冷まし、包丁を温め切るを意識してみると上手に切る事ができますよ。