作り置きにぴったりのそぼろですが、常温で放置しても大丈夫なのかが気になります。また、卵、肉などそぼろの種類によってそれぞれどのくらい日持ちするかも知りたいですよね。
ここでは、そぼろを常温放置は大丈夫なのか、肉そぼろ、卵そぼろの賞味期限の違いをまとめていきます。
Contents
そぼろは常温放置でも大丈夫?うまく保存するには?
そぼろは作って2時間程度の常温放置でしたら問題はありません。
ですが、季節によっても変わってきます。夏場は痛みやすいので気を付けましょう。
ちょっと味を見て酸味や変な臭いがなければ痛んでいないので食べても大丈夫です。
心配な場合は一度火を入れてから食べましょう。
手作り料理には保存料が入っていません。
そぼろに限らず、食べ物の常温放置は基本的に避けましょう。
そぼろの上手な保存方法
水分を飛ばしてポロポロのそぼろをつくる
水分があると痛みやすい原因になります。そぼろを作る際は水分が飛ぶまでしっかり炒めましょう。
濃い味付けのそぼろにする
微生物にとっての水分が浸透圧の関係で少なくなるため、塩分や糖分が多いと痛みにくくなります。
一般的に保存食の味が濃いのと同じ原理です。
そぼろの味付けも濃いめにすると保存がききます。
冷蔵庫でそぼろを保存する際の注意点
そぼろを保存する際は、冷蔵庫に入れる前にしっかり粗熱をとりましょう。
熱をもったまま冷蔵庫に入れると水滴が発生してしまいます。その水滴でそぼろが水っぽくなったり、痛みやすくなったりします。
そぼろの粗熱をとったら、なるべく空気に触れないよう瓶やジップロックに入れて密閉します。
瓶で保存する際は、そぼろを入れる前に煮沸消毒しておきましょう。
そぼろの冷凍保存も可能
冷凍庫でそぼろを保存することもできます。
ジップロックや平たいタッパーに入れて冷凍する場合、冷凍の途中で容器を振りましょう。ポロポロの状態で冷凍ができますので、そぼろを使いたい量だけ使うことができます。
ラップで小分けに冷凍をする場合は薄く延ばした状態で冷凍すると早く冷凍することができます。
小分けにラップでくるんだ後、さらにジップロックに入れると、冷凍庫の嫌な臭いが付くのを防げます。
肉そぼろの賞味期限ってどのくらい?
肉そぼろの賞味期限は冷蔵保存で1週間程度ですが、薄味の場合は早めに食べきった方が良いです。冷凍保存では1か月程度日持ちします。
日持ちするので作るときはたくさん作って、ちょっとずつ使ってもいいですね。
基本の鶏そぼろの作り方を紹介します。
<材料>
- 鶏ひき肉 200g
- ☆しょうゆ 大さじ3
- ☆砂糖 大さじ3
- ☆みりん 大さじ1
- ☆料理酒 大さじ1
<作り方>
- ☆の材料をよく混ぜ合わせる
- 鶏ひき肉も加えてよく混ぜる
- 鍋を中火にかけ、炒り煮にする
- 水分が飛んだらできあがり
先に調味料をひき肉を混ぜておくことで火を通したときにダマになりにくいです。
次に、ちょっとアレンジした肉そぼろを紹介しますね。
<材料>
- 豚ひき肉 200g
- ☆みそ 大さじ3
- ☆砂糖 大さじ3
- ☆みりん 大さじ1
- ☆料理酒 大さじ1
- しょうが 50g
- サラダ油 適宜
<作り方>
- ☆の材料をよく混ぜ合わせる
- しょうがは皮をむいてみじん切りにしておく
- 鍋にサラダ油を入れしょうがを炒める
- 豚ひき肉を入れて菜箸でほぐすように炒める
- 火が通ったら☆の調味料を加え水分が飛ぶまで炒める
しょうがが入ることで体が温まりますね。食欲も増します。
アレンジそぼろを作るうえで、保存性を高めるには野菜は極力入れない方が良いです。どうしても入れたい場合はしょうがや砂糖の量を増やしてください。
肉そぼろは味のバリエーションも豊富でレシピの幅も広がります。
- かぼちゃのそぼろ煮
- カブのそぼろあんかけ
- なすのそぼろ炒め
- ごぼうとそぼろの甘辛煮
- そぼろ丼
- ネギとそぼろの炒り豆腐
ちょっと挙げるだけでもこんなにレシピが豊富です。特にお野菜との相性抜群です。
卵そぼろの賞味期限ってどのくらい?
卵そぼろの賞味期限は冷蔵庫で3~4日です。夏場は痛みやすいので2~3日で使い切りましょう。
冷凍保存では2週間を目安にしてください。
卵そぼろは作るときに塊になったりすることもあります。
ここでふわふわの卵そぼろの作り方を紹介します。
<材料>
- 卵 3個
- 酒 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 牛乳 大さじ1
- 塩 少々
<作り方>
- 卵をよくほぐし、他の調味料もすべて加えて混ぜる
- フライパンに薄く油をひき、卵液を弱火でゆっくり炒める
- 菜箸4本でぐるぐる混ぜながら炒める
- 8割がた火が通ったら火を止めて、最後は余熱で火を通す
- 小さめのフライパンや小鍋で作ると混ぜやすく、細かいそぼろを作りやすいです。
- 菜箸のかわりに泡だて器で炒めても細かいそぼろになります。
- 弱火でじっくり作ることでふわふわの卵そぼろになります。
まとめ
そぼろの常温放置は避けましょう。保存する際は粗熱をとって、空気が入らないようにラップやチャック袋に入れて保存してください。
特に肉そぼろは日持ちしますので、冷蔵庫に常備しておきたいですね。
料理の時短にもなりますので、是非作ってみてください。