保存方法&賞味期限

刺身は冷蔵庫でいつまで保存できる?上手な保存方法や賞味期限は漬けにするとどうなる?

刺身が余ってしまったとき、冷蔵庫でいつまで保存できるのか気になりますよね。
お刺身は生ものなので、上手に保存できる方法があれば知りたいところです。
ここでは刺身は冷蔵庫でいつまで保存できるのか、上手な保存方法や漬けにすると賞味期限が変わるのかお伝えします。

刺身は冷蔵庫でいつまで保存できるの?

刺身は生ものですから、基本的には当日中に食べることをおすすめします
スーパーで買ってきた刺身にも賞味期限は当日中と書いてある場合がほとんどです。

ですが、上手に保存することで刺身も冷蔵庫で保存することができます。

保存期間は刺身の種類によって異なります。

  • さんまやイワシ、サバなどの青魚類の刺身は当日中に食べきりましょう。
  • 貝類の刺身も同様に当日中に食べきりましょう。
  • 白身魚は1、2日冷蔵庫で保存できます。
  • マグロやカツオ、ブリなど大型の魚は2,3日冷蔵庫で保存できます。
    その場合、柵の状態で保存しましょう。

それでも食べきれなそうな場合は鮮度が良いうちに冷凍保存しましょう。

柵の状態でしたら冷凍保存で1か月程度保存できます。

刺身が痛んだらどうなる?

上記の期間内でも色が変色していたり、嫌な臭いがしたら絶対に食べないでください。

刺身が痛んだときの判断基準です。

  • 生臭い臭いがする
  • ピンクっぽい水分が出ている
  • ぬめりがあり、表面に白っぽい膜が張る
  • 黒ずんでいる

少しでも当てはまったり、違和感があったら食べるのをやめましょう。

お腹を壊したり食中毒を引き起こしてしまいます。

刺身を冷蔵庫で保存する方法おすすめは?

刺身を柵の状態で保存しよう

刺身を冷蔵庫で保存するにはいくつかポイントがあります。

まず、切り身よりは柵の状態のほうが保存に向いています。

切り身にしてしまうと切ったときの雑菌が刺身に付きやすいです。
また、空気に触れる面が大きくなり痛みやすくなります。

刺身をから出る水分をしっかり取ろう

刺身から出る水分は嫌な臭いのもと。味も落ちてしまいます。
食べるときはもちろん、保存する際もこまめに水分をとる必要があります。

しっかりキッチンペーパーで刺身の表面の水分を取りましょう。
冷蔵庫で保存中も水分がでていたらキッチンペーパーを取り換えて水分を取りましょう。

刺身の保存はチルド室で

冷蔵庫のチルド室は温度が0度近くに設定されており、刺身の保存に向いています。

柵の状態の刺身をキッチンぺーパーで水分をしっかりふき取り、キッチンペーパー、ラップの順番に包みます。

最後にチャック付き袋に入れて空気をしっかり抜いてチルド室で保存しましょう。

冷凍庫で保存する際も同様の手順で保存します。
食べきれないと思ったら新鮮なうちに冷凍保存しましょう。

冷凍庫で保存した場合、解凍は氷水に袋ごと入れて解凍することをおすすめします。

余計な水分も出にくく、1時間半ほどで、おいしく解凍できます。

解凍したらキッチンペーパーで刺身から出た水分をよくふき取りましょう。

刺身の賞味期限って漬けにするとどうなる?

刺身を冷蔵庫で保存する際、ひと手間加えるとそのまま保存するより美味しく長く保存ができます。

マグロなどの赤身の魚は漬けにすると賞味期限が2~4日伸びます。

刺身を漬けにする

漬けといえば、マグロが一般的ですね。
漬けの作り方をご紹介します。

マグロの漬けの作り方

<材料>

  • マグロ       200g
  • 醤油        大さじ2
  • みりん       大さじ1
  • 酒         大さじ1

<作り方>

  1. マグロは切り落としでも切り身の残りでも可。適当な大きさに切る。
  2. ジップロックに調味料とマグロを入れて密封する。
  3. 冷蔵庫で6時間ほど漬け込む

  • 漬け込むときは均等に調味料がいきわたるように平らなところに置きましょう
  • 長期間保存すると漬かりすぎて味がしょっぱくなります

マグロの漬けはアボカドと一緒に食べたり、あったかいご飯にのせて漬け丼にして食べるとおいしいです。

刺身を昆布締めにする

白身魚の場合は昆布締めがおすすめです。
昆布のうまみ成分で、刺身がより美味しくなります。

白身魚の昆布締め

<材料>

  • 白身魚(鯛、ヒラメ、カンパチなど)  柵 150g
  • 塩                  小さじ1
  • 昆布(乾燥)             長さ20cm程度のもの 2枚
  • 酒                  少々

<作り方>

  1. 昆布は酒を湿らせたキッチンペーパーでサッとふいておく
  2. 白身魚に塩を振り、15分ほど置く
  3. 白身魚の表面に出た水分をキッチンペーパーでふき取る
  4. 昆布の間に白身魚を挟み、空気が入らないようしっかりラップをする。
  5. 6時間~1日冷蔵庫で寝かせる

保存期間は2、3日です。

塩を振る手間を省いても昆布締めはできますが、塩を振ると余計な水分を抜くことができ、もちっとした仕上がりになります。

昆布締めにすると粘りがでますが、それはムチンという成分で、腐っているのとは違います。
昆布締めにした白身魚は青じそなどの薬味と一緒に食べたり、お茶漬けにしてもおいしいです。

まとめ

刺身を冷蔵庫で保存する際、魚の種類によって保存期間は異なります。

漬けにすると2~4日まで賞味期限が延びます。

いづれの場合でも、刺身は生ものですので、早めに食べるのがよいですね。

ひと手間加えて漬けや昆布締めにしてもおいしいので、是非試してみてくださいね。