カレーは仕上げにルーを入れて完成ですが、入れるタイミングっていつがいいとかあるんでしょうか?。
カレールーを入れるタイミングで味に違いがあるなら知っておきたいですよね。
ここでは、カレールーを入れるタイミングや後から水を入れても良いのかなどお伝えします。
カレールーを入れるタイミングはいつがいい?
まずはカレールーの入れるタイミングです。市販のカレールーの作り方を見ると、具材と水を20分ほど煮込んだあとカレールーを入れるとなっています。
特にカレールーを入れるタイミングは難しくありません。食べる何分前に入れなければいけないなど特に決まりはありません。
しかしカレールーを入れる際のポイントは“火を止める”ことです。
カレールーにはとろみをつけるためにデンプンと小麦粉が入っています。
片栗粉はデンプンを粉末状にしたものだといえばイメージしやすいかと思います。水で溶かした片栗粉でとろみをつけるときを思い出してください。
全体にちゃんと片栗粉水が行き渡らないうちに熱が加わるとだまになってしまいますよね。それと同じように、カレーもカレールーに含まれるデンプンと小麦粉が全体に行き渡らないとだまになってしまいます。
また、カレールーは固形のものが多いです。一度に全部のカレールーを水に溶かすことは難しいです。そのため一度火を止めてから溶かし、すべてのルーを溶かしてから再度加熱をするとだまになりません。
ちなみにカレールーを入れる際に火を止めるという注意事項は市販のルーに記載された作り方にも書かれています。
意外と面倒だからと理由がわからないまま火を止めずにルーを溶かしてしまっている方は多いのではないのでしょうか。
加熱を続けたままルーを溶かし、こまめに鍋の中身を混ぜないと焦げる原因にもなります。今度からはぜひ注意してみてくださいね。
カレーはあとから水を足しても大丈夫?
カレーのルーを入れて煮込んでみると、とろみが強すぎたり、いかにも濃い状態になっていることもありますよね。
その場合水を追加していいのでしょうか?
カレーは途中で水をは追加して大丈夫です。
最近の市販のカレールーにはふたを閉めて煮込む場合と、ふたを開けたまま煮込む場合で水の量を別々に記載してくれる会社もあります。
ぜひ確認してみてください。
しかしカレーは各家庭、作る人によって個性があるものです。カレールーのやわらかさの好みも人によって違います。それに野菜から出る水分でも完成時のやわらかさは変わってきます。
このように、記載された作り方に従って作っていても自分の好みのカレーができるとは限りません。
そのためカレールーを入れた後でも水で水分調整するのは、何の問題もありません。
ただ、ここでひとつポイントがあります。市販のルーに記載された材料以外に、隠し味というものを入れるだけでおいしくなります。
隠し味として有名なものを挙げると、“すり下ろしりんご”、“チョコレート”、“コーヒー”、“蜂蜜”などがあります。
今回のようにカレーに水分を増やしたい場合は、“摩り下ろしりんご”と“コーヒー”が使えます。摩り下ろしりんごは洋食屋さんで入れているお店は多いですね。
フルーティな甘みがスパイシーなカレーと合わさっておいしくなります。
隠し味にはお肉をやわらかくするためや、コクを出すためなどさまざまな理由があります。ぜひ調べて好みのカレーを作ってみてください。
カレーを再加熱するときに水を足しても大丈夫?
カレーは一度でたくさん作れますよね。一回では食べきれず2~3日はカレーを食べる、なんてこともあります。
冷えて固まってしまったカレーを再加熱するとき、カレーの水分が蒸発してしまっていたことはありませんか?
そのまま加熱を続けると焦げる原因にもなってしまいます。
さらさらした前日のカレーとは異なり、ごてごてしてなかなか伸びてくれなかったりしますよね。
そのような状態のカレーもおいしいですが食べにくさがありますよね。そこで固まってしまったカレーを伸ばしたくても水で延ばしていいのか、それともだめなのか不安になってしまうこともあると思います。
この場合ですが、水で延ばしても大丈夫です。しかし水を入れることでコクがなくなってしまいます。さらさらになってもコクのないカレーは残念ですよね。
そんなときにおすすめなのが“牛乳”と“コンソメスープ”と“出し汁”です。
どれを使うかは食べ方で変えるといいと思いますよ!
簡単に説明すると、
- 普通にお米と食べる場合は“牛乳”か“コンソメスープ”
- カレードリアやカレースープなどにアレンジをする場合は“コンソメスープ”
- カレーうどんやそうめんで食べる場合は“出し汁”
といった感じです。
牛乳はコクがかなり強くなりますが、甘くなってしまいます。この甘くなる効果を利用して、子ども用のカレーも作れます。
大人用のカレーを作った後に、子ども用に別鍋に取り分け牛乳を加え煮込むだけです。
わざわざ甘口のカレー粉を買わなくても、ある程度スパイシーさに慣れている子供なら充分だと思います。
コンソメスープは塩分が強いため、多く入れてしまった場合、塩っ辛くなってしまいますので注意してください。
出し汁は粉末のものをお湯で溶かしてもいいですが、めんつゆをお好みで薄めて使うのもいいと思います。
まとめ
今回、カレールーの入れるタイミング、再加熱時の水分に関する注意を紹介しました。
カレーは大人から子供まで万人受けする食べ物です。
それゆえに決まった作り方や、食材はありません。
定番の食材以外にも入れるとおいしくなる食材はたくさんあります。
ぜひ自分だけのオリジナルカレーをつくってみてください。