料理のあれこれ

カレーにじゃがいもって何個入れる?タイミングや溶けるのを防ぐには?

カレーにじゃがいもって何個入れる?タイミングや溶けるのを防ぐには?

カレーにじゃがいもを何個入れるのが良いか適量を知っていますか?カレーに入れたじゃがいもって溶けることもあるから多めに入れる方が良いのかなとかいつも考えちゃいます。
ここでは、カレーにじゃがいもを何個入れるか、入れるタイミングや溶けるのを防ぐ方法をご紹介します。

カレーにじゃがいもって何個入れる?

カレーにじゃがいもって何個入れる?タイミングや溶けるのを防ぐには?

カレーに入れるじゃがいもに適正な個数はあるのでしょうか?カレーを作るときに悩むことありますよね。

まずはスーパーなどで市販されているカレールウのパッケージに記載された作り方を参考にしてます。

カレールウ1箱に対し、中サイズのじゃがいも2個と記載されています。

しかし、2個しかいれてはいけないという理由はどこにもありません。なので好みで入れてしまってOKですよ。

カレーはじゃがいものゴロゴロ感が好きな人は多めに入れて楽しんでください。

カレーにじゃがいもを入れるタイミングは?

カレーにじゃがいもって何個入れる?タイミングや溶けるのを防ぐには?

カレーに入れるじゃがいもの個数はお好みでよいことがわかりましたが、カレーにじゃがいもを入れる適正なタイミングはあるのでしょうか。

結論からいうとじゃがいもを入れる適正なタイミングは”鍋に水を入れて他の具材を煮込む“ときです。

その理由を説明する前にまずは市販のカレールウの作り方を見てみたいと思います。

  1. 鍋にあらかじめ切った具材を入れて炒める
  2. 鍋に水を入れ具材が柔らかくなるまで煮込む
  3. カレールウを入れ、再度煮込む

とても簡単な3ステップです。

これを踏まえてみると、市販のカレールウの作り方では①の他の具材を炒める段階でじゃがいもを入れることになりますね。

しかし、おすすめのタイミングは②の鍋に水を入れ、他の具材と一緒に煮込むときです。

その理由は次で紹介するじゃがいもが溶けるのを防ぐためです。

カレーのじゃがいもが溶けるのを防ぐには?

カレーにじゃがいもって何個入れる?タイミングや溶けるのを防ぐには?

カレーを作ってさあ食べようって時に、じゃがいもが溶けて思ったよりも小さくなってしまったという体験をしたことはありませんか?

じゃがいものゴロゴロ感の好きな方はがっかりしますよね。

しかし、安心してください。じゃがいもが溶けるのを防ぐ方法は2つあります。

1つめは、煮込んだ時に溶けにくい品種のじゃがいもを使うこと
2つめは、先ほど少し触れましたが鍋に水を入れて煮込むタイミングでじゃがいもを入れることです。それぞれについてご紹介していきます。

カレーのじゃがいもは溶けにくい品種を使う!

まず1つめ溶けにくい品種のじゃがいもを使うことについてご紹介します。

じゃがいもにはいろいろな種類のものがあり、それぞれの品種で特徴が違います。
今回は、スーパーで一般的に売られている“男爵いも”と“メークイン”の二種類についてそれぞれ特徴をご紹介します。

男爵いも

  • 形は球に近く、表面はごつごつしたものが多い
  • お湯で茹でる、または加熱するとホクホクした食感になります
  • 茹でたり、加熱するとすぐに溶ける

メークイン

  • 形は細長く、正面はきれいでつるりとしている
  • なめらかな食感
  • 茹でたり、加熱しても溶けにくい

つまりカレーのじゃがいもを溶けるのを防ぐには
男爵いもよりメークインのほうが適しているのです。

カレーのじゃがいもを入れるタイミングを変える!

では男爵いもの好きな方は溶けるのを防ぐことはできないのかというとそうではありません。

それは上記のじゃがいもが溶けるのを防ぐ方法の2つめに挙げた”鍋に水を入れて煮込むタイミングでじゃがいもを入れること”です。

じゃがいもにはでんぷんが含まれており、でんぷんは加熱すると固まるという特徴があります。

この特徴のため、水からじゃがいもを茹でることでじゃがいもの表面から5mm程度の深さの層が固まって壁を作ることで、カレーを煮込んでいる最中に溶けることを防いでくれます。

このようにじゃがいもを入れるタイミングを“水から茹でる”ときにすることでメークインはもちろんメークインに比べて溶けやすい男爵いもでも溶けにくくなります。

ここで気を付けてほしいのは、“水から茹でる“という点です。

お湯を使ってしまいますと、でんぷんの壁が形成される前に沸騰よって鍋の底からぼこぼこと気泡が発生し、気泡によってじゃがいもの表面が崩れ、じゃがいもの内部まで衝撃が伝わってしまい溶けてしまう可能性があります。

これを防ぐためにお湯ではなく水から茹でるほうがよいのです。

ここまでお読みの方の中には炒める作業でも徐々に加熱されるので問題ないのでは?と思うかもしれません。

しかし、フライパンでじゃがいもを炒めているときはじゃがいもの表面が鍋に接しない箇所ができるため、実はじゃがいもには均等に熱が加わっていないのです。

そのため、フライパンで炒めるとでんぷんが固まった壁ができた部分と出来ていない部分に分かれてしまいます。

それに対して水から煮込むと、すべての表面が同じ時間、同じ温度で加熱できるので、全面にでんぷんの壁ができるので溶けにくいのです。

まとめ

今回の記事をおさらいしますと次のようになります。

  • カレーにいれるじゃがいもは好きなだけ入れても大丈夫!
  • じゃがいもを入れるタイミングは鍋で具材を入れる時がおすすめ!
  • じゃがいもが溶けるのを防ぐ方法には
    男爵いもよりもメークインを使うとよい!
    ②じゃがいもは炒めずに水から煮込むこと!

カレーはじゃがいも1つとっても結構深いですね♪