玉ねぎはカレーに甘みやコクを与えてくれる、カレー作りには欠かせない食材です。
じつは玉ねぎは入れる量や切り方で、味や食感がまったく違うものになります。
そこで今回はカレーに玉ねぎは何個入れるといいのかや、玉ねぎの食感を楽しむ方法についてご紹介します。
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カレーに玉ねぎ何個入れると美味しくなる?
市販のカレールーの裏に表記されているレシピでは、玉ねぎは1~2個と書かれていることが多いですよね。
では実際それくらいの量が、1番カレーがおいしくなる量なのでしょうか?
市販のルーで作る場合
実は市販のルーにはすでに玉ねぎが原材料として使われているものが多いです。
その配合はメーカーによって様々ですが、玉ねぎのほかにも果物や玉ねぎ以外の野菜も使われています。
そのためルーには辛さを与えるだけでなく、コクや甘みを出す働きもあります。
ルーのパッケージについているレシピは、そのメーカーがすでに含まれている野菜のうま味や甘さを考慮したうえで作ったものなのです。
市販のルーを使って作る場合は、使用するメーカーが推奨するレシピで作ると、野菜の味やスパイスのバランスがとれたおいしいカレーになりますよ。
スパイスから作る場合
スパイスから作る場合は、市販のルーとは違い玉ねぎから甘みやコクをしっかりと出す必要があります。
4皿分作るのでしたら最低でも2個は使います。
それ以下になってしまうと野菜のうま味を感じにくくなるため、なんだか物足りない味のカレーになってしまいます。
また、玉ねぎの味をしっかりと味わえるカレーを食べたい方は1人1玉の計算で作るのがおすすめです。
多すぎるようにも感じられますが、これくらいの量でしたらスパイスの風味を邪魔することなく味わえますよ。
カレーに玉ねぎを入れすぎるとどうなる?
玉ねぎをカレーに入れるとコクと甘みが出て味わい深くなるのは有名な話ですよね?
じゃあ入れれば入れるほどいいのかと言われればそういう訳でもないのです。
玉ねぎを入れ過ぎてしまうと、甘すぎるカレーになってしまいスパイスの辛さが負けてしまうことがあります。
入れてもスパイスの辛さが負けない限界の個数は標準の3倍までです。
市販のルーでしたら4人前で8個だと考えてください。
ただ3倍も入れてしまうと、甘さにスパイスが負けることはないものの玉ねぎの味と香りがガツンと来るカレーになってしまいますのであまりおすすめはできません。
もしも入れ過ぎて甘くなってしまった場合は次の方法を試してみて下さい。
煮込むときに唐辛子を入れる
煮込む段階で赤唐辛子を丸ごと一本入れると辛みがプラスされます。
ある程度煮込んだら食べる前に取り出しましょう。
煮込み過ぎると激辛になってしまうので注意してください。
食べるときにスパイスをかける
辛さを追加する方法には、盛り付けてから追加のスパイスをかけるものもあります。
面倒な手間もかからないので手軽にできるのが魅力です。
おすすめのスパイスはガラムマサラや一味唐辛子、カイエンペッパーなどです。
また、スパイスだけでなくラー油やタバスコなどの調味料でも、一風変わった味わいのカレーにできるのでぜひ試してみて下さい!
カレーの玉ねぎが溶けるのを防ぐには?
玉ねぎを飴色になるまでじっくりと炒めて作るとコクが出ておいしくなりますが、玉ねぎがルーに溶けてしまうため玉ねぎの食感を味わうことは出来ないですよね。
中には玉ねぎの食感や辛みを味わえるカレーが食べたい方だっていらっしゃることでしょう。
そこで玉ねぎが溶けるのを防ぎながら、玉ねぎのコクも味わうことのできる方法をご紹介いたします!
その方法は簡単で、玉ねぎの半分の量をじっくり炒めて使い、残りの半分を煮込むときに加えるというものです。
じっくり炒めるときは、量が少ない分飴色になるまで炒めるとしっかりと玉ねぎの甘みとコクが出ますよ。
そして食感を味わうために後入れする玉ねぎですが、じつは玉ねぎの切り方でよりシャキシャキとした食感を残すことが可能です。
玉ねぎの食感を残す切り方
シャキシャキ食感の玉ねぎにする切り方には2つのポイントがあります。
繊維に沿って切る
食感を残したいときは繊維に沿って切ることで、玉ねぎの細胞が壊れにくくなります。
火を通しても煮崩れしにくいうえ、シャキッとした食感と玉ねぎの辛みを残すことが出来ます。
ちなみに炒めるときの玉ねぎは繊維を断ち切って薄くスライスすると、早くしんなりするうえ甘みも出やすいですよ。
くし切りにする
スライスするよりもくし切りにしたほうが、煮込んでも形を残しやすいです。
また、サイズも大きいため食感も残りやすいので、玉ねぎの味をしっかり味わいたい方はくし切りにして使うのをおすすめします。
玉ねぎも、切り方だけでこんなにも変わってくることがわかりましたね。
食感や辛さを味わいたい方はこれを参考にして作ってみて下さい。
まとめ
玉ねぎひとつでこんなにも違いが出ることがわかりました。
玉ねぎに限らずなんでも入れすぎは良くないようですね。
少しずつ増やして自分好みの量を探すと失敗なさそうです。
みなさんも玉ねぎの量や切り方、炒め方を変えて、毎回違う味のカレーを味わってみてはどうでしょうか!